予算審査特別委員会(民生費)
第1回市議会定例会 予算審査特別委員会2日目(3/18)民生費の質疑内容です。
【民生費】
●はぼまい保育所指定管理者制度導入について 52,700千円
・指定管理者制度導入の効果と保育体制の充実について
・保育所運営への指定管理者制度導入ははじめてのケース
・市が運営する市内3保育所と比べ、保育指導の面で低下があってはならない。
→指定管理者となる社会福祉法人珸瑤瑁福祉会は、30年余りに渡り保育所施設運営の実績があり、専門性、ノウハウを蓄積しており、サービス低下はない。
・経営面、特に人的配置等に支障はないのか?また、待遇面でも市職員と指定管理者で差があれば、人材確保にも支障をきたす可能性も考えられるが?
→ 市内の民間保育所とも差のない様な人件費の積算をしている。
人材確保には支障はないものと判断する。
・はじめてのケースであり指定管理者と綿密な連携のもと取り組んでいただきたい。
●老人福祉施設検討補助事業経費 1,032,434千円
介護老人保健施設整備補助金(セラピーこざくら増床)882,300千円
特別養護老人ホーム整備補助金(はまなす園改築)21,400千円
認知症高齢者グループホーム開設支援補助金(考仁会)70,800千円
小規模多機能居宅介護事業所開設支援補助金(根室たんぽぽ企業組合)35,400千円
・第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に網羅されている事業であるが、この多額な補助金が市の計画上どの様に計上されていたのか?
→総合計画等への事業計上はない。
→政策会議、予算編成作業の中で協議・決定
※計画性に欠くむね指摘。
・平成24年度で補助を行っている「はまなす園」増床ベット数(36床)より少ない「セラピーこざくら」(30床)の整備費が高額になるのは何故か?
※補助金額を1ベット当たり換算すると
はまなす園 14,075千円 セラピーこざくら 29,410千円
※補助単価の妥当性が不十分、基準が不透明
→セラピーこざくはの施設の機能として入所者、通所者のリハビリ機能が必要であり、通所リハビリテーション機能23名分の機能強化(60名定員へ)を同時に行うこととしたためである。
リハビリ機能は本来市立病院が担わなければならないものであるが、それを老健施設に市が要請した経緯がある。
・昨年度、はまなす園への補助金交付の予算審査の際に、「介護保険施設整備に関する根室市としての補助基準を明確にすべきであり、介護保険施設に対する補助金交付規則等の整備」が必要である旨意見を述べているが、本年度、生かされていない。
→はまなす園、セラピーこざくらについては市立根室病院で整備できなかった長期療養型病床のカバーとして市がお願いした経緯があり、全て、補助対象とした。
介護施設への入所希望者、いわゆる待機者が120名近くおり、施設整備が急務の課題てあり、緊急性の高い事業と判断し今年度の予算措置となったことを理解いただきたい。
指摘のあった介護保険施設に対する補助金交付規則等の整備については、指摘のとおり市外からの参入希望者に対して根室市の基準を明らかにすることは、重要であり、整備する方向で準備を進めたい。
・補助金の財源は全て市債(過疎債)であり、疑問に感じているところであり、この点については歳入予算審査の中で協議させていただきたい。
・市内でカバーしきれない場合、市外からの参入も必要。市外事業者も算入しやすい様わかりやすい補助制度・基準のあり方を早急に示していただきたい。
●地域包括支援センターの窓口とその役割について
・根室市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中に位置づけられているが、今一つ目的に沿った機能を果たしているか疑問?
・窓口はどこになるのか?また、どの様な役割を担っているのか
→窓口は介護保険課
医療・介護・福祉が一体となって、介護や療養の必要な高齢者等支援を必要とする方々がいつまでも住み慣れた地域で安心して暮らせるためのシステムを目指すものであり、根室市地域ケア会議を中心に保健・医療機関の連携を図る事が必要であり、その中核を担っている。
・根室市の場合、急性期、亜急性期、回復期、療養・介護、在宅までの流れが繋がっているとは言えない状況であり、地域包括支援センターの役割は重要である。以前、一般質問で指摘しているが、福祉寄りの地域ケア会議ではなく、医療から介護、福祉まで包括された仕組みづくりが必要性、医師や看護師等医療部門を交えた検討組織づくりが必要と考える。
→根室市地域ケア会議に医師等医療関係者の参加していただくようにしたい。
地域包括支援システムの充実に向けて、指摘も参考に調査・検討を進める。
以上
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