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2010年8月

2010年8月31日 (火)

今年も北海道庁へ行ってきました。

8/27 夕方、北海道庁保健福祉部医療政策局地域医師確保推進室を訪問しました。

今回は、看護師確保対策の全道的な状況について担当者の方からお話を聞くことができました。

看護職員の就業者数は二年に一度調査が行われており、平成20年12月末の就業実態についての説明でした。

北海道全体では、看護職員就業者(保健師、助産師、看護師、准看護師)全体として増えていますが、根室管内(以下「根室」とします)、後志、北渡島・桧山は減少しています。

以下、提供いただいた資料をグラフ化し分析してみました。

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グラフのとおり、看護師の就業者は順調に伸びていますが、准看護師については、平成10年をピークに減少しています。

准看護師の減少は、医療の高度化に伴い平成14年4月から准看護師の資格取得までのカリキュラムが増えた事や戦後の看護師不足解消のために暫定的に措置された制度であり将来的には廃止といった考えがあり、先行きの不透明さと指導体制等の問題から准看護師養成施設の多くが閉鎖されたことが原因だと思います。(市立病院に併設されていた准看護師養成所もこの様な流れを受け平成14年度末で廃止しています。)

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平成18年と平成20年を比較した看護職員の増減率を全道平均、根室、そして看護師が集中する都市部の代表である札幌で比べてみましたが、根室は看護師、准看護師ともに減っています。

看護師は毎年増えているが、根室では逆に減少しており、准看護師の減り方も倍以上になっています。

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人口10万人当たりに換算した看護職就業者の状況ですが、北海道全体では全国平均を上回っていますが、根室は、看護師が著しく少ない状況です。

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次に病床100床当たりに換算した場合の看護師数ですが、根室は病床数そのものが少ないため、全体の看護従事者でみると、大幅に従事者が少ないという状況にはないようですが、准看護師が看護師不足をカバーしている状況にあることがわかります。

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次に看護師や准看護師の就業先の傾向をグラフ化してみたのですが、看護師、准看護師ともに病院の就業者が減ってきていることがわかります。

看護師の場合、診療所やクリニックなど日当直のない勤務や介護保険、在宅看護を就業先とする者が増える傾向にあるようです。

准看護師も病院が減り、その分が介護保険施設へシフトしていることがわかります。

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最後に年齢別の看護職員の構成ですが、准看護師の20-24,25-29の構成率が低くなっていますし、逆に、55歳以上の構成率が高くなっていることがわかります。

市立根室病院ではH26-H28にかけて18名の看護職員の退職が予定されています。その多くは、准看護師です。全道的には看護師は増えていますので、今から計画的な確保対策を行わなければ、新病院の3病棟体制の維持、更には、夜間救急体制(看護師2名の当直体制)の維持が困難になります。

看護師確保対策の問題については、議会でも何度か質問していますが、医師確保ができても看護師がいなければ診療はなりたちませんので、市には、明確なビジョンを示してもらいたいと考えています。

道の担当者からは、3交代制と2交代制の比較検討、短時間雇用の導入、潜在看護師の職場復帰支援、夜勤専従看護師の利用等他の病院が取り組んでいる事例についても意見交換をしましたが、地域の実態や入院患者の状況によって判断が難しいことから、根室にあった取り組みを検討するようにとアドバイをいただきました。

今日の北海道新聞に医師、看護師確保の問題が掲載されていましたが、3月議会、6月議会で私も指摘しましたとおり、人員確保ができなかった場合はH21年度を超える一般会計繰出金が必要になりますので、何度も言っておりますが、市民全員で腹をくくり、後で「そんなはずではなかった」と言わないような取り組みをしていかなければならないものと考えます。

地域支援センター枠として現在4名の医師が北海道(札幌医科大学)から派遣されていますが、この派遣についても、4年間という期限があります。このことについても議会で取り上げていますが、今のところ、具体的な対応策については示されてはいません。

今回の道訪問でも、担当の方から過去の支援センター派遣の状況についてお話を聞くことができましたが、全道的な医師不足が続く状況下で例外はないと言われました。(昨年同様)

病院改革プランが9月の上旬にはオープンになるものと思いますので、それまでに、もう少し色々な角度から検討を続けていきたいと思います。

2010年8月30日 (月)

北方領土返還要求北海道・東北国民大会に参加

8/27(土) 13:00 札幌市で開催された2010北方領土返還要求北海道・東北国民大会に参加しました。

収容人数700名のホールでしたが参加者は席のうまり具合から6割程度の入りといった感じでした。

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大会長である高橋はるみ北海道知事、東北六県代表の秋田県知事、来賓挨拶の後、千島歯舞諸島居住者連盟小泉理事長が元島民の故郷への想いと運動の拡大による早期返還の実現を訴え、元島民後継者道内キャラバン隊館下隊長が決表表明を行い、大会宣言、大会決議をおこない終了しました。

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8/1に根室管内の市民大会があったばかりですが同じ様なプログラムでした。色々な地域でこの様な運動を続け、国民世論を喚起することは重要であり、必要なこととは思いますが、、土曜日の午後に500人近い人たちが集まった大会の割には、何か、物足りない感じがしました。

返還を願う思いが伝わるような、国民世論を動かすような、マンネリ化、形骸化しないような、若い人たちが参加したくなるような活動にしていかなければと感じたところです。

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以下は、キャラバン隊決意表明、大会宣言、大会決議の全文です。


2010北方領土返還要求元島民後継者キャラバン隊決意表明

 私達、「2010北方領土返還要求元島民後継者キャラバン隊」18名は、8月25日、札幌市を出発し、本日までの3日間、北方領土問題に対する理解と協力を訴えるため、道内主要都市をリレー方式により訪問し、関係市長への表敬訪問と返還要求署名活動を終えて、先程、この「2010北方領土返還要求北海道・東北国民大会」会場に到着したところであります。

 訪問先の各都市では、多くの方々から温かい声援と力強い激励を受けながら、キャラバン隊活動を当初の計画どおり展開することができました。

 これら貴重な実践活動を通し、隊員一同、返還要求運動の意義と役割を再認識できたことは大きな成果であり、平成20年度から始めた、この一連のキャラバン隊活動に参加した多くの隊員とともに、元島民後継者としての使命感を持ちながら、更に活発な組織活動に全力で取り組んで参ります。

 言うまでもなく北方領土は、元島民にとってはかけがえのない故郷であり、また、父祖伝来の地として受け継がれてきたもので、歴史的にも、国際法上からも明らかに我が国固有の領土であります。

 最近の北方領土問題をめぐる日露首脳会談では、本年6月、カナダサミットの際に菅総理から「この問題の最終的な解決のために、首脳レベルで前進を図りたい」と述べたものの、この9月のロシア訪問を見送ったことにより、北方領土交渉の進展について懸念されるものであります。この問題解決に向けて、活発で継続した交渉に進展させ、全力を挙げて頑固たる道筋を付けていただきたいと期待するものであります。

 このように一向に進展が見られない状況の中、国民一人ひとりが、全国民的な課題との意識を持ちながら、積極的な姿勢で返還要求運動に参加することが重要であり、これを推し進める私達の役割と責任は極めて大きいものがあると自覚しております。

 本日、北海道及び東北から、この大会に参加されている皆様方の熱意をしっかりと心に受けとめて、このキャラバン隊に参加した私達隊員一同はこれからの北方領土返還要求運動に更に積極的に取り組んでいくことを誓い、決意表明といたします。

  平成22年8月27日

「2010北方領土返還要求元島民後継者キャラバン隊」
隊長 舘 下 雅 志 


大会宣言

 択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の北方四島は、私たちの先人が血と汗で開拓した地として受け継いできたものであり、いまだかつて一度も外国の領土となったことのない我が国固有の領土である。

 しかしながら、北方四島が、戦後65年が経過した今日もなお、ロシアの不法占拠の下に置かれていることは、誠に遺憾である。

 政府はこれまで、北方領土問題の解決に向け「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という一貫した方針に基づき、強い意思をもって粘り強く外交交渉を重ねているが、早期解決を求める私たちの願いもむなしく、問題解決への道筋は見えておりません。

 北方四島を追われた元島民の半数以上の方は既に他界し、生存している方の平均年齢も77歳と高齢化が進んでいる中、領土問題の解決にこれ以上歳月を費やすことは許されません。

 私たちは、今後とも北方四島の一括返還の実現を目指し、政府の外交交渉を後押ししていくとともに、新たな決意のもとに粘り強く北方領土返還要求運動に取り組み、更なる世論の喚起を図ることを、本大会の名において宣言する。

  平成22年8月27日

北方領土返還要求北海道・東北国民大会


大会決議

 北方領土、すなわち択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島は、歴史的にも法的にも我が国固有の領土にもかかわらず、未だにロシアに不法占拠されており、北方領土問題の解決は日本国民の悲願である。

 特に、父祖伝来の地として受け継いできた四島を追われた元島民は、一日も早い北方領土返還を一心に願っている。

 この願いが、北方領土返還要求運動の源であり、さらに国民の総意を反映する返還要求署名は8千万人を超え、国民一人ひとりの領土返還を求める思いが込められている。

 私たちは、返還を切望する元島民や後継者をはじめ、こうした日本国民の心情を重く受け止め、より一層強力な国民世論の結集に努める決意である。政府、国会においては北方領土問題の早期解決のため、次の措置を講ずるよう強く要望する。

 一 北方四島の一括返還の実現に向け、毅然たる姿勢で外交交渉に臨むこと。
 一 国内世論の高揚と結集及び国際世論の喚起促進を図ること。
 一 北方領土教育の拡充強化と青少年に対する啓発活動の促進を図ること。
 一 北方四島交流等事業の円滑な推進を図ること。
 一 北方四島交流等事業を安定的かつ安全に実施する新造船の早期就航を図ること。
 一 北方四島周辺水域における安全操業を確保すること。

以上決議する。

  平成22年8月27日

北方領土返還:要求北海道・東北国民大会

2010年8月25日 (水)

明日から札幌です。

8月はビザなし、墓参、自由訪問とスケジュール管理をしっかりしていないと出迎え・見送りを忘れてしまうぐらい頻繁に船の出入りがあります。

今週月曜日は、朝、墓参の第四班が花咲港から出港しましたが、その日の午後の四島交流色丹島訪問団の帰港しか予定表に記入していなかったため見送りができませんでした^^;

明日、朝8:00に花咲港に墓参の四班が戻ってきますので、この出迎えには行く予定です。

明日の夕方には、北方領土問題対策協会主催の四島交流「県民会議主体の船」が国後島、色丹島訪問のため根室港を出港します。

私は、明日から3泊4日の日程で札幌に行ってきます。(午後の送りは欠席です。)

27日は、ビザなしサポーターズたんぽぽのメンバーとして北方領土返還要求北海道・東北国民大会に参加、夕方には個人的にですが道庁を訪問する予定です。

28日は、北大総合博物館で開催される「知られざる北の国境スペシャル「樺太と千島」講演、座談会に出席する予定です。

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8/21 色丹島訪問団の見送りの様子

通常3泊4日(交流2日間)の予定が、今回は2泊3日(交流1日)となったようです。

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8/23 色丹島訪問団の出迎え。

2010年8月21日 (土)

7月末までの患者動向等について

市立病院の患者動向等について病院事務局から7月末までの状況を聞くことができましたので、改革プランや予算資料として公開になっている情報をベースに独自に資料をまとめてみました。

8月末までに市立病院の経営改革プランの見直し案が示される予定になっていますので、その検討資料として現行改革プラン対比で作っています。

はじめに、常勤医師の体制ですが、今年度は、昨年度と同じ16名体制で、診療科別の医師構成は、内科7名、小児科1名、外科3名、整形外科2名、眼科1名、人工透析1名、麻酔科1名です。
昨年と比べると内科1名増、泌尿器科1名減とう状況です。改革プランでは平成21年度以降常勤医師15名以上とし具体的な科別構成は示されていません。

この医師体制の下での今年度の患者動向について説明します。

入院患者数は、前年度より若干増えていいますが、改革プランの目標値である118.0人からは大きく下回っています。
予算の目標患者数は111.6人ですが、8月以降の患者動向を見なければ判断は難しいのですが、、昨年度が最終的に97.1人でしたので昨年とほぼ同じような患者動向で推移している現状を考えますと、非常に厳しい状況にあると思います。

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次に、外来患者数ですが、昨年度と比べて40人から50人近く落ち込んでいます。泌尿器科が非常勤になったことによる影響がでているものと判断します。
改革プランの目標値である645.0人からは大きく下回っています。
予算の目標患者数は、598.3人ですが、入院患者同様、昨年の最終実績が574.1人でしたので、泌尿器科の影響を考えますと、昨年の決算実績より下回る可能性が高いと思いますので、予算目標の達成は厳しいものと思います。

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次の2表は、過去3カ年間の入院・外来の一日当たりの患者数を改革プランと比較したものです。H22年度は7月末までの実績です。

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入院・外来共に目標値とは大幅にかけ離れた状況ですので、現在、進められている改革プランの見直し作業においてもかなりの下方修正をせざるを得ないものと考えます。

次に収益の状況ですが、細かい情報が判りませんので、患者数に患者一人当たり単価を乗じ、入院は30日、外来は20.5日の診療日数として月平均の収益額を積算し比較したものです。
H22年度の実績は4ケ月の平均です。

入院収益は、患者数が大幅に落ち込んでいますので、一日一人当たり単価はH21年度で3,026円(7.7%)増、H22年度で387円(1.0%)増となっていますが、昨年度で月平均12,742千円、今年度は、7月末現在月平均27,190千円落ち込んでます。

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外来収益は、入院収益同様患者数が落ち込んでいますので、一日一人当たり単価がH21年度で418円(5.3%)増、H22年度で856円(10.9%)増となっていますが、昨年度で月平均5,289千円、今年度は、9,594千円落ち込んでいます。

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当初予算の段階で、改革プランよりは入院・外来患者数、収益とも下方修正していますが、4カ月間の実績を見る限り、改革プランにおいては予算目標値を更に下方修正する必要があると考えます。

※月平均の計画との乖離額を12倍すればH22年度では、入外併せて4億円を超える収入不足となります。

現時点で、人件費等費用面の情報が入手出来ておりませんので収支不足額の状況については、判断が難しいところですが、改革プランに掲げる費用面の削減をこなすだけでは、収支不足を補う一般会計繰出金額を計画値に抑えることは厳しいものと判断します。

今後の患者動向や収支の状況を判断する上で、医師をはじめとする医療従事者の配置計画が重要ですので、それらも、改革プランの見直し案のチェックポイントになるものと考えます。

以上は、あくまでも私が収集した資料に基づく分析ですので、病院から示される改革プランが出るまでなんとも言えませんが、事前に収集できる資料の整理を続けたいと思っています。

私が一番危惧する点は、経営目標値をあまりにも高く設定し、その事自体が先生方にとってプレッシャー、重荷になってしまうことです。そうならないよう病院として、根室市としてやるべきことをしっかりと履行してもらいたいものです。

新病院の建設は、多くの市民の望む事業であり、国の支援も最大限のものとなっておりますので、このチャンスを逃すことなく前進すべきところですが、そういう時であればこそ、月々の経営状況や新病院建設事業の進捗状況なども毎月市民周知するぐらいの前向きな取り組みがあってもいいのではないでしょうか?

2010年8月17日 (火)

10日程ブログを更新していませんでしたが...

8/6以降ブログを更新していませんでしたが、この間もいろいろありました。

7日から11日まで札幌医科大学の古伝武道研究会の一行8名が合宿をするといって根室にやってきました。

札幌医科大学保健医療学部4年の息子が立ち上げたサークルで、4年生最後の年ということもあり根室に行こうということになったようです。

7日の夜、先発隊3名、8日朝6時過ぎに残りの4名が到着、息子を加え8名が我が家で休憩をとり、10時には青少年センターへ練習に向かいました。

聞けば、練習は8日のみ、9日は市内観光、10日は金刀比羅神社例大祭を観るという緩い?スケジュールでしたが、息子曰くお祭りや旬の魚介等々根室の良い所を知ってもらい、将来的にはこのまちに来てもらいたいからと考えたもので、このスケジュールがベストとのこと。

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※息子達の承諾を得ているのでこの写真を使わせてもらいました。

※若いっていいですね。大学を卒業して30数年経ちますが思わず当時の事を思い出しながら彼らの行動をみていました。

そんな訳で、7日の夜、先発組は、花咲ガニ、北海シマエビ、そして、札幌ではすぐに座れない「回転寿司花まる」その本店のパーティーメニューで歓迎会。

8日の夜は、明治公園に新しくできたバーベキューコーナーでジンギスカン。

9日の夜は、市内開業医宅の裏庭で海鮮バーベキュー。

ちょっとやりすぎの歓迎をしてしまいました。

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※9日の夜野外バーベキュー。お祭りの御囃子も聞こえなんともぜいたくな一時に!

10日の金刀比羅神社例大祭には全員が「こんな規模のお祭りは観たことがない」と驚いていました。

また、我が家では全員を泊めることはできませんでしたので、4人が市内の旅館に泊まりましたが素泊まりのはずが毎朝赤飯を出してくれたようで、根室は温かい所ですね!と言った学生の一言も印象的でした。

息子の思惑通り根室の良さは少しは分かってもらえたと思いますが、将来、根室に来てくれるかについてはなんとも言えません。

少なくとも、市立病院が病院経営に関して若い医師や医療従事者が働いてみたいと思うようなビジョンやプランを持っていなければ根室に目を向けてくれる確率は相当低くなるものと思います。

たまたま、今回は、息子の繋がりでこの様な機会に巡り会えたわけですが、医師をはじめ医療従事者の確保対策が非常に困難な状況ですから、サークル活動やゼミの合宿などを誘致するのも一つの方法ですね。

しかし、受け入れにはボランティアが必要ですので、これらの事も含め、そろそろ、新病院を見据え、市民ができるボランティア活動について、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

9日12:30には、ビザなし交流青少年国後島訪問団、四島からの長期日本語習得研修第二陣10名の出迎えに根室港へ行ってきました。

青少年交流は根室管内も含む道内の中学生と教員が中心で、皆さん元気にもどってきました。随行の方々から話を聞くことができましたが、今回の交流会は近年ない盛り上がりで、交流会の終わりや桟橋での別れに涙ぐむ子供たちが多かったようです。

島の子供たちを含め今の若い世代の子供たちの考え方、交流を通して感じた思い等もしっかりと押さえていかなければならないのではないでしょうか。

長期日本語研修の皆さんは9月上旬まで札幌市で日本語の研修を受けます。今回のメンバーには昨年、一昨年とビザなしサポーターズたんぽぽの交流会でお会いした方々がおり、挨拶程度ですが、通訳なしでもやり取りができます。

9月に根室に戻ってくるときには、相当会話ができるようになっているものと思います。

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10日、11日は金刀比羅神社例大祭  Twitterを利用してお祭りを盛り上げようとマルチメディア協議会のメンバーや息子達に呼びかけるも、私自身がほとんどつぶやかず反省しています。

唯一私ができたのは、10日、11日の写真アルバムぐらいです。

Twitter は、私の感覚とはかなり違いますので難しいです。 つぶやき方を考えてみたいと思います。

13日9:00 自由訪問の第3陣水晶島・秋勇留島訪問団員の見送りに根室港へ行ってきました。

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※台風一過 快晴でした。

四島交流、自由訪問には市立病院の医師が交代で同行していますが、先生方のご負担を考えると他の医療機関や大学病院等の応援も考えていかなければならない時期にきているのかもしれません。

返還運動原点の地の医療機関としてこれまで厳しい診療体制の中でも、先生方のご理解とご協力のもと続けてきているわけですが、当直明けの医師がそのまま同船したり、下船後午後診療に当たられたりと厳しい状況にあることは事実です。

しかし、根室市は、四島拠点病院としての位置付けを国に求めているわけですから、簡単には、現状の役割を他に委ねることは難しいのかもしれません。

先生方のご負担を考えると、応援体制についても考えていかなければなりませんし、四島拠点病院としてどの様な機能・役割を担い、それを果たすための体制をどうすべきかについても考えていかなければならないものと思います。

15日 12:00 根室市戦没者慰霊祭に出席

16日 自由訪問団第3陣の出迎えに根室港へ行ってきました。

2010年8月 6日 (金)

今朝も四島交流青少年訪問団の見送りに!

1008062_2 8/6 今日は朝から暑い!根室人は特に暑さに弱いのでキツイですね^^;

9:30 根室港から四島交流訪問団(道内青少年)が国後島へ向け出港しました。根室管内からの参加者も多く、久しぶりに盛大な見送りになりました。

一行65名は、国後島の友好の家に3泊、スポーツ交流、絵画交流・意見交換、施設見学等々を行う予定になっています。

7月24日から市立根室病院や札幌市で医療研修を行っていたロシア人医療関係者5名、市立病院で入院治療を続けていた患者1名も同船していました。

少し風はありましたが、絶好の船旅になるのでは・・・?

根室港か国後島までは、約4時間。運が良ければイルカやクジラを観ることができます。

実りある交流体験になりますように!

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出港を待つ医療研修者

2010年8月 5日 (木)

看護師確保の問題について

インターネットで医療関係のメールマガジンを購読しているのですが、7/27のメールに「なぜ看護師は退職する?需給バランスを保つには?」というタイトルの記載がありました。

内容は、厚生労働省の「第七次看護職員需給見通しに関する検討会」から公表された「第七次看護職員需給見通し(暫定版)」の解説です。

詳しくは、厚生労働省のホームページを見ていただきたいのですが、2015年には看護師の需要見通し150万人に対し、供給見通しは、148万4600人という推計です。

メールマガジンの抜粋になりますが、

「第七次看護職員需給見通し(暫定版)」の策定に当たって、病院や診療所の看護担当責任者などを対象に実施した実態調査によると、常勤退職者の主な退職理由」は、1位が「本人の健康問題」で、以下、2位「人間関係」、3位「家族の健康・介護問題」と続きます。

「看護職員の定着促進を促すために効果をあげている取組」は、1位「有給休暇の取得促進」、2位「人を育て、個人を大切にする風土づくり」、3位「超過勤務削減のための取り組み」の順。

この調査結果を見ると、夜勤回数の削減や、日勤と深夜勤とのシフト間隔確保なども重要ですが、それに加えて、「人間関係」「人を育て、個人を大切にする風土づくり」も視野に入れた取り組みが必要であることが分かります。

この記事を読んでいて、起債申請の前日(4/26)に突然病床数の削減が示されて以来、進捗状況が全くクローズにされている新病院建設の中で、課題として質問(6月議会)・指摘をした平成26年度から3年間で18名もの大量退職がある看護師確保の問題について、改めて、その見通しの確認が必要ではないかと感じました。

実際には、厚生労働省の公表にある通り、中途退職者もいるわけであり、過去の市立病院の退職者の状況を見ても、今年度以降26年度までにある程度の退職者を見込む必要があり、上記の様な全国的な傾向や都市圏への看護師の集中等の状況を考えれば、看護師確保対策が非常に厳しい状況にあることは容易に推測ができます。

新病院のオープンが24年秋。新病院効果でどこまで看護師の確保ができるかが一つのポイントになると思いますが、新築後数年で1病棟を維持出来なくなる可能性(6月議会で質問)は否めないものと考えます。(抜本的な対策を取らない限り)

病院建設等に関する特別委員会は、4/26の市長の135床への病床変更をやむなしとし道や国との起債申請の結果を待つとしましたし、医療療養病床の問題なども3月議会の議会審議をもって審議済みとしていますので、いま、この問題を議会で論議することは難しい状況です。

この問題については、状況を調べ、私の活動報告の中で説明できるよう準備を進めたいと考えております。(4回目の活動報告会の日程は改めてお知らせしますのでよろしくお願いいたします。)

2010年8月 4日 (水)

釧路地場産業連携ビジネス研究会に行ってきました。

8/3 朝、左膝の痛みで目が覚めました。ほとんど歩けない状態… 
朝8時半、市立病院整形外科を受診。レントゲン写真には異常がなく、筋肉の炎症との診断で痛み止めの薬を処方してもらいました。
こんな状態で釧路まで運転できるか不安でしたが、痛み止め服用後2時間程で痛みがかなり治まり、楽しみにしていた会議テーマでしたので、釧路へ向かいました。

17:30からはじまった釧路地場産業連携ビジネス研究会。

この会は、釧路地域を含む広域観光圏の各事業と連動した新たなIT利活用を視野に入れながら、ITを活用した新たな観光ビジネスの創設・拡大に向けた課題やビジネスモデルを検討するため、クラスター企業、観光関連の地域企業や関連団体、行政機関、大学等の支援協力のもと釧路ITクラスター推進協会と北海道IT推進協会の共催で設置した研究会です。(※釧路ITクラスター推進協会の個人会員として活動に参加させていただいております。)

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第1回目の研究会の話題提供ということでしたが、株式会社北海道宝島旅行社 鈴木代表取締役から「これからの北海道の観光振興を考える」というテーマで、観光の現状、北海道観光の状況や北海道宝島旅行社の起業コンセプト等々についてお話を聞くことが出きました。

鈴木氏のお話から

観光のスタイルは、これまでの「団体パッケージ旅行、他律的観光、物見遊山型観光、広域・周遊型観光、ロークオリティ・ハイボリューム型」から「家族・小グループ旅行、自立・自律型観光、参加体験・自己実現型観光、狭域・滞在型観光、ハイクォリティ・ローボリューム」へと大きく変わってきており、この事をどう捉えどちらを選択してゆくのか?地域にとってどちらが望ましいのか?考えていかなければならない時。(北海道は後者か)

これからの北海道観光は、自分で予約手配、狭域・滞在型、地元の人が魅力を伝え、来訪することを選択してもらえる目的提供、地場産業を活用して観光に取り組む、その時期にそこだけで楽しめる旬の内容という「本来のもてなしのブログラム」の充実を図る必要がある。

北海道の魅力は、豊かな食材とその美味しさ、大自然の豊かさとアクセスの容易さ、温泉天国、爽やかな気候と四季のメリハリ、そして、何よりも住む人の魅力。

旅行の合間に、地元の人と一緒に過ごす、交流する時間が「旅」を豊かにする。

2年半前に立ち上げたという「北海道体験.com」のコンセプト

北海道の「宝物」である各地の通訳さん(地域の魅力を伝えるアウトドアガイド、クラフトの先生、グリーンツーリズムの担い手等)を、一般の旅行者が、簡単に検索・予約できるポータルサイト。

現在は、手間暇をかけた人的なパワーアップ、顧客接点の拡大、濃いコンテンツの作りこみ(地域資源を生かした)、英語サイトによるインバウンド取り込みなどサイトの充実、新しいシステムの構築に取り組まれているとのこと。

このビジネスモデルに取り組んで2年半、売上もスタート月と直近の比較では500倍。

人の温かさのあるIT、それを管理するWebマスターが必要!

根室市にとっても大変参考になるお話でした。

帰りの車の中で考えたこと

根室の場合、従来型の観光スタイル(通過型)では、温泉もなく、納沙布厚床間約50Kmを往復する周遊時間のロス等がネックになっていましたが、今回お聞きしたような新しい観光ニーズには十分ついて行ける。

バードウオッチング、フットパス、落石ネイチャークルーズ、北方領土を間近に望む本土最東端パノラマ・クルーズ等々が正にこの新しい観光の方向性。

これらを点ではなく面として根室全体の資源として位置付け付加価値をどの様に付けて行くかが課題。

人口減少が続くことで、地域全体の購買力が低下しており、補う手段としてのネットショップへの取り組みなども必要であり、観光資源と結びつけることもできるのではないか。

質疑の中でWi-Fiを活用したフリースポットの必要性について話をする方が数名いたが、来春には根室市内全域の高速ブロードバンド化が実現するので、公共施設へのWi-Fi設置、更には、そこで利用可能なコンテンツの研究も必要か。

等々をあれこれ考え、膝の痛みも忘れ、無事、根室に戻りました。

2010年8月 2日 (月)

四島交流教育関係者・青少年訪問団の送迎

7/30 朝、根室港を出港し3泊4日の日程で択捉島を訪問した教育関係者・青少年訪問団一行61名が、好天の根室港に戻ってきました。

今回の訪問団は全国から中・高校生12名、教員26名、教育委員会教育指導関係者数名等が参加。北方領土問題対策協会窓口の事業です。

この船には、北方四島交流専門家派遣事業の日本語講師2名も同船していました。

彼らは、国後島で一ヶ月間、青少年、学生・成人の指導に当たります。

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8/2 PM0:30 根室港の帰港出迎えの様子

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7/30 AM 9:00 出港時の様子

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7/30 出港前の通訳同行者や同行医師の紹介が行われている様子。

四島交流事業には訪問団員の健康管理のため、必ず医師が同行しますが、その大半を市立病院の医師が担当しています。

今回、同行された医師は、「当直明け病院から港に直行した」と言っていました。

北方領土返還要求運動原点のまちの「市立根室病院」の特殊事情はこんなところにもあります。

少ない人数で診療に当たられている医師にとっては、この事業や四島からの医療研修者の受け入れ等も大変な負担になっているものと思いますが、先生方は、頑張ってくれている訳です。

感謝の気持ちを忘れないようにしましょう!

北方領土返還要求根室市民大会式典に参加

8/1 11:00 総合文化会館大ホールで開催された北方領土返還要求根室市民大会式典に参加しました。

例年四島交流センターニ・ホ・ロ前の広場で実施されていた事業ですが、今年は、口蹄疫対策ということで総合文化会館に変更されたものです。

式典は、白崎実行委員長の開会宣言の後、物故者への黙祷、来賓挨拶、弁論発表、根室市民の叫び、大会決議、シュプレヒコール等のプログラムが行われました。

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白崎実行委員長

大会決議は次の通りです。


我が国固有の領土である歯舞、色丹、国後及び択捉の北方領土返還の実現は、我々に課された国民的課題であり、全国民の悲願である。

終戦直後の昭和20年12月に私たちの先輩が北方領土返還要求運動の狼煙をあげてから、65年の歳月が過ぎようとしている今日もなお、北方領土が返還されていないことは誠に遺憾である。

このような中、北方領土と海域を不法に占拠され、失望と挫折を繰り返しながらも、北方領土返還要求運動の原点の地として、故郷の一日も早い返還を願い、一貫して全国民の先頭に立って運動に逼進してきたことは、必ずや領土問題解決の前進に大きく貢献するものと確信する。

元島民の平均年齢も76歳を超え、約6割以上の方々が返還への熱い思いを胸に抱きながらも、故郷の地を踏むことなく他界されている現実を見た時、残された時間はあまりにも少なく、国に対し、不退転の決意のもと、これまで以上の強力な外交交渉による、北方領土の早期返還を強く要望する。

私たち根室市民は、本日ここに返還要求運動原点の地の市民として、全国にこの痛みと怒りの声を発信し、国民世論の一層の喚起高揚と、断固たる決意と熱意をもって、更なる北方領土返還要求運動に尽くすことを決議する。

  平成22年8月1日    

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