根室マルチメディア協議会総会に出席
6/26(土)この日は、送別会、コンサートイベントの反省会、そして、マルチメディア協議会総会と同じ時間帯に3つの会がブッキング。マルチメディア協議会の総会を最優先に、それぞれに参加(^^;
マルチメディア協議会は、平成8年にインターネットアクセスポイントの誘致を目的に有志で設立した組織です。
当時は、アナログ電話回線にモデム接続でしたが、「3分10円の市内料金でインターネット」を目標に誘致活動を行いました。(当時はパソコン通信のアクセスポイントすらなかったわけですから、いきなりインターネットが利用できる環境というのは凄いことでした。)
あれから15年。ISDN、ADSL、光と接続スピードもどんどん高速化し、接続料金も時間制から定額制に変わり、そして、パソコンの処理能力の向上もあって、インターネットの利用環境は大きく変わり、使い勝手の良いツールになってきました。
総会では、今年度の活動目標の最優先事項として、国の経済対策を受け市が昨年度予算措置した「地域情報通信整備事業」=市内全域の高速ブロードバンド化(光ケーブル敷設事業)への協力を位置付けました。
市の担当者から、事業の概要等について次のとおり説明がありました。
1.事業目的
根室市にネットワーク施設を整備することで、ブロードバンド未提供地となっている世帯に対し、インターネット接続サービスの提供が可能となり、地域間の情報格差の是正と地域の活性化を図る。
また、ADSLによるインターネット接続サービスが提供されている地域について、FTTHによるインターネット接続サービスへの高度化を実施する。
2.事業概要
本事業は、郊外地区全域に総延長284kmの光ケーブルを敷設する工事であり、整備後はその資産を通信事業者に貸与し、超高速インターネットサービスを提供するものである。
民間事業者による環境整備は、採算性の問題から今後も困難な状況であることから、公設民営方式により、市街地区と郊外地区の情報格差の是正を図るものであり、整備対象は、歯舞・厚床・落石・和田・花咲港等の32地区の約2,000世帯である。
※総事業費は9億8百万円。
※市が施設整備を行うため、メンテナンスのための予算が必要になるが、通信事業者より施設使用料(利用者1名月額900円)が納められることから、利用拡大により市の一般財源の持ち出しを抑えることができる。
※供用開始は平成23年4月(4月から利用希望者が一斉にインターネットを利用できるように事前申込を受け付ける。)
マルチメディア協議会としては、事前申し込みの受付への協力と啓発活動として緑町の街中サロン恋問(旧鈴木時計店)に協議会と緑町商店街で設置しているインターネット接続パソコン6台を活用し、高速インターネット体験セミナー等イベントを実施することにしました。
※街中サロン恋問は6/18から光回線になっています。
※恋問にフリースポットの環境も整備されましたので、無線LAN内蔵のパソコンやPSP、任天堂DS等の接続も可能になりました。
インターネットが利用できるようになってから15年、根室市内全域で高速ブロードバンドの利用が可能になります。
このことにより、行政サービスにおいても様々なサービスの可能性が広がるものと考えます。
教育、福祉、医療、産業等々の分野でアイディアを出し合い、挑戦することが必要です。
回線整備は国の経済対策により日本中で整備されますが、その先の利活用は地域のアイディア次第です。マルチメディア協議会では、ワーキング・グループ活動として調査・研究を行う予定です。
高速ブロードバンドの利活用を一緒に考えましょう!
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