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2010年6月

2010年6月 8日 (火)

平成22年第2回定例会開催

6/14-17の4日間第2回市議会定例会が開催されます。

今議会は、人事案件2件、条例改正2件、単行議案5件、補正予算1件の審議を行います。

議会日程は次の通りです。

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6/14 一般質問 5名

6/15 一般質問 4名

    提出議案説明、特別委員会設置・付託、常任委員会付託、報告

6/16 各常任委員会(総務常任委員会 議案4件、文教厚生 議案1件、産業建設 議案2件)

6/17 予算審査特別委員会 

    本会議

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一般質問

壷田議員 

1.長谷川市政2期目に向けての経済問題の課題について

2.市民にわかりやすい市政の実現

3.消防力の充実・強化について

橋本議員

1.生活保護行政について

2.地域の医療政策に関する諸問題

3.酪農をめぐる諸問題

4.米海兵隊の矢臼別への移転訓練について

鈴木議員

1.高齢者福祉をめぐる諸問題

2.障がい者福祉について

3.教育をめぐる諸問題

神議員

1.「領土返還」をめぐる諸問題

2.根室市をめぐる諸課題と「地域主権」改革について

3.産業振興のあり方と方向性について

澤崎議員

1.北方領土問題について

2.循環システム事業協同組合について

千葉議員

1.市民に優しい市役所づくりについて

2.根室市次世代育成支援対策行動計画の進捗状況と後期行動計画に取り組むにあたっての考え方について

3.教育行政について

本田議員

1.新病院建設推進上の諸課題及び病院経営について

2.情報公開制度と説明責任について

佐藤議員

1.道教委から示された高校配置計画と、根室市内における影響と今後の対応について

2.市内小中学校における教育水準の現状と今後の対応について

永洞議員

1.北方領土返還運動の先頭に立つ、根室市長の日本の領土問題の認識について

2.米国海兵隊の矢臼別での移転訓練について

3.水産冷凍技術研究事業について

4.教育用コンピューターの導入に係わる問題について

5.話せる英語を習得するための対策について

6.女性の健康支援、ガン対策について

お時間がありましたら是非議会の傍聴をお願いします!

2010年6月 2日 (水)

貝殻島周辺海域での昆布漁解禁

6/1 午前6:00 

前日、ビザなしから戻ったばかりでしたが、6月1日は北方領土・貝殻島周辺海域での昆布漁解禁ということで、早起きをして納沙布岬まで、解禁日の恒例である出漁の見送りに行ってきました。

根室開港100周年式典に出席する黒部市議団の皆さんも早起きして出漁の様子を見に来ていました。

昨年は、3日ほど霧や風で出漁が中止になりましたが、今年は、天候にも恵まれ、昨年より11隻多い256隻が、6時の花火を合図に一斉に貝殻島周辺の漁場に向いました。

新聞報道によると「海水温が低いせいか生育がいまひとつ」とのこと。今後の回復を期待したいところです。

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ビザなし交流・色丹島訪問を終えて

5/28 AM9:30 根室港出港。酔い止めの薬を飲んでいましたが、海は大時化、船の揺れはひどく、ほとんどの方が食事の時間をのぞき横になっていました。

国後島古釜布の入域手続が心配でしたが、ロシア側のはしけ(友好丸)が近づいてきた時点で写真撮影の自粛と船室待機のアナウンスがあり、その後の手続きの内容についても参加団員には説明はありませんでした。

国後島で考古学専門家の調査団が下船することになっていたのですが、彼らが友好丸に乗り移りましたので提出書類の問題が解決したことが分かりました。

大時化の中、色丹島を目指して出港。日本時間で20:00穴間湾に到着しました。

北方四島はサハリン時間ですので2時間時計が進みます。29日は、朝5時30分(現地時間7時30分)に朝食を済ませ7時にははしけ代わりのロサルゴサⅡに乗り込み2班に分かれ色丹島に上陸。

ダネリア氏をはじめ受入窓口の方々が雨の中桟橋に出迎えに来ていました。

初日は公民館での歓迎セレモニー、新しくなった学校の視察、ロシア語講座、積丹診療所視察、昼食をはさみ、住民交流会が行われました。

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お化粧直しをした公民館では、穴間村長から色丹島の概要等について説明がありました。
・人口が増えており出生率も上がっている。出生率が10%伸びているという説明もありました。
・延長100mの岸壁(水深6m)を整備中、来年夏までには整備。
・ヘリポートが整備されており、医療での活用等平和利用をしている。
・東方沖地震の後、農家は島を離れ、現在は牛150頭、豚100頭等島の需要をカバーする程度が飼育されている。
・苦しい時代の日本の支援に感謝している。

中学校訪問では、低学年の生徒がピアノの演奏で歓迎。

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校長先生の挨拶
・生徒92名を18名の教師で指導
・生徒の多くがビザなし交流で日本を訪問している。
・学校が整備され学ぶための条件が整備された。ロシア政府に感謝している。
・苦しい時代の日本の支援に感謝。チョーク等も人道支援物資を今も使っている。
・体育館も整備されクラブ活動も行われている。
・日本の子供たちとのスポーツ・文化交流を希望
といった話がありました。

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ロシア語講座では、子供達が日本語で自己紹介をするなど、札幌での少人数長期日本語研修や島への日本語講師派遣等日本語習得プログラムの効果を感じました。

住民交流会は、領土問題をテーマにしないと言うことで昨年までの対話集会から改められたメニュー。
今回は、ネイチャーボランティアサークル“スンク”のメンバーが紙芝、丹頂の生態の説明、根室の自然の紹介プレゼン等を行いました。
50名近い島民が参加。これまでの対話集会では10数名の参加でしたので、交流とういう観点から見れば効果があったと思います。

夕食後、船にもどり団員との交流。この事業に参加するまで北方領土問題に関心のなかった方もおりましたので、船の中での交流もまた重要と感じました。

元島民や返還運動に携わってきた者が話をすることで、日本人参加者への啓発にもなりますし、彼らがそれぞれの地域でその輪を広げてくれることを期待したいと思います。

2日目は前日より30分遅く7時30分に色丹島へ上陸。

午前中は太平洋側のイネモシリという景勝地を視察。1週間程雨が続いたので至る所に水たまりがあり、約8キロの悪路は強烈でした。

非常に美しい所で夏場はキャンプ地として人気があるようです。色丹島には熊も蛇もいませんので安心とのこと。

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その後、イネモシリの日本人墓地、斜古丹へ向かいロシア正教会そばの日本人墓地を訪問、哀悼の誠を捧げる。

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午後は、8つの班にわかれ約2時間のホームビジット。

私は、斜古丹のドルゴフさんの家を訪問しました。ドルゴフ夫妻、長男夫婦と3歳のお孫さんが迎えてくれました。
集合住宅は古いのですが、内装は真新しくリフォームされていました。
テーブルいっぱいの料理。ボルシチ、ペリメニが運ばれ、ウオッカで乾杯。

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ご主人が日本語、長男が英語をそれぞれ少し話せたため通訳なしでも十分に話がはずみました。

元島民である義理の母や妻と交流のある家庭だったので、この一家と一緒に写した写真を持参。
その写真を見せたら、彼らもアルバムを取りだし、何と私の姪の結婚式の写真や義理の母と撮った写真を何枚も見せてくれました。感動ものです!

この20年近いビザなし交流を通し3世代、4世代と交流が引き継がれていることを実感しました。

ビザなし交流は参加条件がありますので、同じ人が何度も行けるわけではないわけですが、交流の目的を考えると、隣人である根室管内の住民と四島在住ロシア人との交流を深める活動と啓発的要素で交流の輪を広げる活動を両輪に事業を進めてい行く必要があると感じました。

2時間のビジットの後、斜古丹の街を散策。お土産を探してお店に入りましたが、陳列されている商品も豊富になりましたし、冷蔵、冷凍設備もずいぶんと充実してきていると感じました。

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携帯ショップやインターネットカフェもありました。学校でもインターネットが利用できるようですし、四島交流の道具として利用方法の検討も必要と感じたところです。(現在は、8Mの衛星回線を利用しているとのこと)

全ての携帯電話というわけではありませんが、私のiPhoneはSoftBankの表示がMegaFonという表示に変わりアンテナも立ち、ローミングの設定等何もせずに日本国内の携帯に電話をかけることができました。電話料金は心配です^^;

交流事業の最後は、穴間のレストランで夕食交流会。

ホームビジット受け入れ家庭や2日間移動のお世話をして下さった方々との食事。色丹島の皆さんの温かさを感じ、とても楽しく有意義な訪問でした。

交流会終了後、多くの島民の方々の見送りを受け、ロサルゴサ号へ。船は、国後島古釜布へ向け出港。

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31日午前7:00 出域手続きを済ませ根室へ。

帰りの船でビザなし訪問の感想文を全員が書きます。2日間の色丹島訪問を振り返り、訪問自体は楽しく有意義でしたが、ただ「手放しで喜んでいる場合ではないな」と感じました。

色丹島の人々の多くが、ソ連の崩壊、そして、東方沖地震後の復興に際しての日本の人道支援を心から感謝しており、友好的であると感じましたが、一方で、国の経済支援策やギドロストロイ社など地元企業の成長等経済的発展を自信に、日本に頼らない姿勢へ彼らの心がシフトしていると感じました。

戦後65年、元島民の半数以上が既に他界、元島民の平均年齢は75歳を越えています。言葉は適切ではありませんが“老いる日本”。一方、上向く経済をバネに自信を取り戻し日本の支援より国の支援を信じ、出生率も伸び人口も増え“若返る四島”。これまでと同じアプローチでは、いつか、この友好的な色丹島との関係も崩れてしまうと思います。

早急に、これまでと違うアプローチも考えていかなればならないのではないでしょうか。そのためにも、四島の事を一番身近に感じることのできる私達、返還要求運動原点の地から、これまで以上に積極的な提案とその実践が必要になると思います。

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