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2010年3月

2010年3月27日 (土)

泉医師の送別会

3/26 有志11名で3月末で市立病院を離れる泉先生の送別&慰労会をやりました。

2年程前からこのメンバーで市立病院の先生方との交流会を定期的に企画しています。

酒席が中心ですが(^^;

昨年は、ドラムを演奏する先生をJazz Liveで、カラオケ大好きな先生をスナック貸し切り大カラオケ大会で送別&慰労する会も企画しました。

今回は、先生のお話を聞きながら静かに語る会といった感じになりました。

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2年半根室の眼科医療を支えて下さった泉先生です。

眼内レンズも日進月歩で最近は乱視の矯正もできるレンズもあり、根釧ではまだ市立病院でしかその手術ができないそうです。

外来も患者が一日60名を超えるとかなりハードワークになるとのこと。30日まで手術の予定を入れており、先生の退職を知り、外来を受診する患者もいるようで、最近は、100名近い外来診療になっているそうです。

31日まで勤務されるとのこと。感謝感謝です。

吹雪の日は患者さんが少なく40名くらいに減るそうですが、そのくらいの患者数が、患者さんのお話も聞け、詳しい説明も可能であり、ベストな人数とのこと。 

これから高齢化が進みますので、眼科、整形外科、泌尿器科の需要が増えるのではというお話もありました。

患者動向を見極めた医師招へい対策が必要です。眼科2名、整形外科3名、泌尿器科常勤が理想と思いますが、非常に、厳しい状況です。

泉先生は、今年のノサップマラソンや駅伝大会にも参加を予定しており、金刀比羅神社例大祭も是非観たいとのこと。

再会を約束した「送別&慰労の会」は時間を忘れ大変盛り上がりました。

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先生を囲み参加者で思い出に一枚!

2010年3月25日 (木)

気持ちを切り替えて!

先週末で3月議会が終わり、今日は、市職員の4月1日付人事異動の概要も示され、いよいよ新年度といったところでしょうか。

議会の方は、今週は、今のところ特に動きがありません。(本日、議会改革特別委の理事会が開催されたようですが...)

新病院建設については3/1の特別委員会以降動きがなく、明日は、基本設計の完了予定日...

今日は、このブログソフトの機能を調べ、少し動的な表示を加え、根室市HP、観光協会Blog、そして、松浦道議の公式サイトの最新情報を表示する様にしました。また、議員になり半年が過ぎましたので、ブログのカテゴリーも増やし、立候補の際に掲げた、新病院建設、議会改革、まちづくりの3項目について、少しずつですが、具体的な考え方等を述べるようにしていきたいと思います。

4月からは議会事務局のホームページも新しくなると思います。

国の景気対策事業として、いよいよ根室市内全域で光回線が利用できるようになります。(来年の3月まで)

ICTをどの様に活用すべきか。これも地域課題の一つです。

議会も情報公開を進めていかなければならないと思っております。

頑張らないといけないですね(^。^)

2010年3月22日 (月)

根室市産業活性化セミナーに出席

3/20 総合文化会館で開かれた「根室市産業活性化セミナー」に出席しました。

今回は、市政方針で重点施策として示された「水産分野に造詣の深い総合大学との協力関係を築き、将来のあるべき姿を模索・検証」のパートナーである東海大学の海洋学部学部長 加藤 登教授を講師に迎え「食の安心と安全の常識・非常識」をテーマとするセミナーでした。

長谷川市長の挨拶の後、加藤教授の講演がはじまりましたが、教授が体調を崩されると言うアクシデントがあり、同行された2名の教授が急遽講演ということになってしまいました。

いつものとおり、以下は私のメモです。

クロマグロの養殖の話、海洋基本法を見据えた地域振興の話、いずれも興味深いお話で大変参考になりました。

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【長谷川市長挨拶】
・経済不況(デフレー経済) 
・消費者の低価格指向 
・産業経済に影響
・オール根室体制での推進
・人口が3日前に30,000人を割りました。
・総合的な人口対策が必要
・総合政策部を設置
・大学との連携
・北海道一の水揚げがありながら経済が冷え込んでいる、人口減の問題。
・これまでの取り組みに、間違いがないのか?
・昨年、北海道大学総長の講演、公立大学との連携に取り組む
・学の力を借りて、なんとか、産業活性化に努めたい。
・東海大学の協力を得て、水産振興に重きを置いた調査研究を行う。
・概ね3年程度の研究期間
・連携の第一歩
・水産都市根室にとってかかすことのできない内容。
・今日のセミナーが官学連携のスタートになることを期待している。

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【加藤教授】

・東海大学は、海洋実習船「望星丸」で海洋実習を行う。(他学にはない取り組み)
・今日は、食の安心と安全との疑問に答える。
・世界は今魚食ブーム?
・世界のお魚ブーム、特に中国はすごい勢いであり、EUやアメリカも右方あがりである。
・日本が注目されている。(世界の長寿国であり、なぜトップになったか)
・日本はバランスの良い食生活(欧米は乳製品が多い)
・今なぜ欧米で魚食ブームか?
・日本コールドチェーンの確立。減塩に成功
・機能性成分

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※加藤教授が体調を崩されたため、急遽、同行の秋山教授、山田教授が講師を務めることになりました。
※加藤教授の講演はまたの機会ということになりました。

【秋山教授】東海大学の増養殖への取り組みについて

・清水の異業種交流WHAがマグロの養殖に取り組んでいる。
・マグロの養殖は、海水の温度が一定でなければならない。
・清水は井戸を掘ると海水がでる。
・酸素のない水(細菌が0)大腸菌・ビブリオ菌がゼロ
・病気で魚が死んだことはない。(卵から。。)
・日本中に何箇所かそのような水があるのでは
・地下海水の取水が可能であれば養殖もできる。
・蝦夷アワビの養殖にも取り組んでいる。(温度が一定なので)
・水銀やカドミウム等は餌から入ってくる(かたくちイワシ)。天然ものの半分以下である。
・地下海水をつかった養殖は漁価の低迷に苦しむ。
・付加価値を高めたい。
・脂を落とすカテキンを餌に3%入れ、脂を落とそう。
・一般市場ではなく個別販売(利用者のオーダーに合わせて対応)
・陸上で飼うことでいろいろな条件を再現できる。生産管理も可能。
・狙う市場が違う=個別市場(かんぱちの例)
・マグロはそうはいかない。
・健康な状態で脂をへらす。水温が一定(温度帯にあっている魚であれば、なんでも可能)
・工業の排熱利用、四国西城市は冷たい水とクラレの工業排熱でマイナス20度の冷蔵庫ができる。
・異業種交流・建設会社は作るノウハウがほしい。 

【山田教授】海洋基本法、環境保護と地域振興について

・北対協のメンバーであり、国後、択捉へ行ってきた。
・根室と東海大学のコラボレーションで地域振興を!
・経済地理学(マラッカ海峡)が専門
・みんなの海をどうやってつかうのか、人が生きてこそ価値がある。
・日本は、6,852の島でできている。内430の島に人が住んでいる。
・屋久島、石垣島、西表島が勝ち組。(人口減少に歯止め、一部人口増)
・観光客が増えているところ。
・全て温泉がない。なぜ勝ち組になれたか
・観光保全というなの環境保護ができたところ。
・観光保全をするための開発行為をおこなった地域。
・開発のイメージ=自然を破壊
・環境保全 今 お金をもってきやすい。
・縦割りの弊害がなくなる。(海洋問題を横串を通して考える様になった)
・東シナ海のガス油田の問題。中国にくらべ日本の対応は遅れている。(縦割り行政の弊害)
・海洋基本法(議員立法) 
・6割以上の人が北方領土問題にかかわりたくない
・環境問題を利用した取り組みへ
・それぞれの漁業組合を環境というキーワードでつないでいく。(歯舞や落石のクルーズ)
・ラッコの問題。3千万円の被害 だれが対応するのか(観光に興味がある人たちにもってもらう)
・バードウォッチャーが多い。
・環境に対する支援者
・北方領土 この海の使い方 自然豊かな恵まれた海
・クジラが見れる。エトピリカが船の上を舞う!
・クジラがいるだけで人が来る。
・自然を保護することをビジネスに結び付ける。
・おとといシャチの群れが来ている。
・その環境をまもるための「ラッコ基金」はどうか?
・欧米の対策、とって捕まえて他に移す。
・自然との兼ね合い、人との共生を
・石垣島は43,000人の人口に対し漁師は300人、ダイビング関係者は1,000人
・獲ることだけではなく見せることも考える。
・陸上で酪農の方々がしていることの海への影響
・どのように評価し、改善してゆくか?
・この国は、今、海洋バブルである
・海洋予算1兆1500億円 。
・海洋保護 沖縄では赤土の流出の阻止、農業糞尿の被害からまもる予算化等
・地域振興策として、地域のめだまになるものを造ってゆくことが必要。
・環境がらみが近道
・海洋基本法 6つの理念(根室はこの6項目に絡むものが多い)
  海洋の開発及び利用と海洋環境の保全との調和
  海洋の安全確保
  科学的知見の充実
  海洋産業の健全な発展
  海洋の総合的管理
  国際的協調
・未活用魚の活用
・これまで一般消費者にまわっていなかった魚
・いま海上で投機されている魚が4割
・それをどう利用するか、つかってゆくかを
・この根室でなにができるのかを考える
・新しい水産(でまわっていないものの活用)
・市場に行くと「ねりもの」に適したものがある。
・いろいろな種類の魚があがってくる。
・今日のかまぼこ(毎日ちがってもいいのでは)
・ねむろと関係のある東京のレストランとの直接的な繋がりを考える。
・新しい産業の発展を海洋基本法を通して訴えていく。
・200カイリ 近い将来変わりえる。

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・環境保護という名の開発を行うことが必要
・環境問題を訴える方を呼び込み、根室でおいしいものを食べていただき。
・ラッコで困っている話をだしていい。
・根室のことを訴える。ラッコがビジネスチャンスを持って来てくれた。
・これを考えることである。

以上

2010年3月19日 (金)

第一回市議会定例会終了!お疲れさまでした...

3月2日にはじまった、市議会定例会が本日(3/19)終了しました。

午後3時から本会議があり、付託議案の採決が行われました。全ての議案が可決されました。

思っていた以上にハードな18日間でした。

いよいよ新病院建設が動きだします。実施設計がはじまれば後戻りはできないと思います。

予算計上していても事業の変更や見直しがあった場合、執行段階において事業の見直しができることは、分かってはいますが、事業規模、病床数の再精査、経営見通し、医師、看護師等の安定的招へい策等々誰もが心配している事項が、何一つ見えていないわけですから、「エーイやってしまえ」と言うような話には乗れないわけで...

自分の家を建てるときに、親が「建設資金を半分援助するよ」と言ってくれても、残りのお金やその先の維持管理費等の工面ができなければ、いくら夢のマイホーム建設であっても、躊躇するはずです。

そんな状況で、家族の心配をよそに、お父さんが勝手に夢のマイホームを建ててしまったら、その後の生活で、多くの犠牲を強いられることになるわけです。そりゃ家族は大変です...

今が、そんな状況に思えます。家族でしっかりと相談して皆で覚悟決めていれば、気持ちも違います。

まだまだ、やれることはあると思っています。

これからも、頑張ります! 

2010年3月18日 (木)

今日で予算審査特別委員会終了!病院事業会計の予算に反対表明

3/18 予算審査特別委員会の最終日の審査が終了しました。

今日は、市民交通傷害共催事業特別会計、国民健康保険特別会計、老人保健特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計について審査を行い、終了後、委員会採決を行いました。

今朝まで、悩みましたが、病院事業会計の予算については、積み残し課題の整理が未了であり、一番重要な病院事業会計の経営見通しが全く不透明であること、並びに、基本設計がまだ示されていない状況であることから、建設推進の気持ちに変わりはありませんが、実施設計に関する予算を認めることには賛成できませんでした。

耐震化交付金の条件が22年度中の着工ですから、急がなければならないことは、十分に承知しておりますが、それを理由に、昨年の基本計画同様になし崩し的に進んでいってしまっては取り返しがつきませんので、その様な流れには、私は、責任が持てません。

北海道等の起債申請に関する協議経過等を踏まえ、収支計画の全貌を明らかにしたうえで予算措置をすべきと考えました。

私の今回の態度には、様々、ご意見があると思いますが、一般質問や予算審査で長谷川市長、病院事務局とやり取りをしても、納得できる回答が得られませんでしたので、次のとおり、態度表明をしたものです。

以下、委員会での態度表明の内容です。

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この度、平成22年度第2審査特別委員会に付託された予算案につきまして、態度表明をいたします。

根室市の最優先課題であり、多くの市民が待ち望む、新病院の早期建設着工については、医療施設耐震化臨時特例交付金の交付決定が決まった、今、この千載一遇のチャンスを逃すことなく、諸課題を早急に解決し、取り組んでいかなければならないものと考えております。

今、建設に着手しなければならないという思いは、私も、長谷川市長と一緒です。

しかしながら、この最重要課題に対する昨年の7月以降の対応・対策はどうだったでしょうか?

解決すべき諸課題、特に、基本構想・基本計画承認段階で積み残し課題とされた3項目について、議会、整備市民委員会、そして、新病院建設を待ち望む市民に、何一つとして説明がなされないままです。

私は、一般質問、予算審査において、新病院建設に向け、予定していた諸作業が遅れている点について、その説明が必要であること、更にはスケジュール等の軌道修正をどの様に行い、限られた期間の中で、市民合意を得、この一大事業をどの様に進めて行くのか、改めて、方針を示すべきであることを、指摘しましたが、残念ながら、明確なご回答をいただけなかったものと捉えております。

ご答弁は、財源問題や病床数の問題等経営見通しに係わる事項については、4月に予定している北海道との起債申請協議に向け、検討をし、その上で明らかにする。

また、一般会計繰出金にいたっては、「建設費や財源等が未確定の段階で、繰出金の適正額や適正額への到達時期については、答えられない」といった内容であったと思います。

これらの事項については、昨年7月、議会特別委員会が、基本計画を承認した時点で、基本設計段階で明らかにしていきたいと言っていた事項ではないでしょうか。

私は、将来、市民に大きな負担を強いることになる病院建設でありながら、この大事な問題の遅れに対する説明や対応策が全く示されず、経営見通しが見えない中、また、基本設計の全貌が明らかにならない中での、実施設計の予算措置は、不適切であると判断いたします。

早急に、どの様な方針でこの千載一遇のチャンスを活かし、市民が待ち望む、病院建設に取り組むのか、方針、スケジュールを示され、限られた時間の中であっても、課題解決に集中的に取り組まれることを切に要望し、また、私自身も誠心誠意協力することを、お約束し、「市民が望むより良い病院建設」を進めるべきであるとの判断から、議案第23号病院事業会計予算に対しましては、反対の意を表明いたします。

2010年3月17日 (水)

予算審査特別委員会3日目終了

3/18 予算審査も今日で3日目です。

昨日は、一般会計予算の土木費、下水道事業会計、水道事業会計、

本日は、一般会計予算の教育費を審査しました。

土木費については、除雪対策のルールを確認し、その上で、福祉関連施設やデイサービスのバスなどへの配慮をルールに盛り込むよう要請。

また、現在、光洋町に建設が進められている公営住宅建設の内容を確認、高齢化への配慮や中心市街地に高齢者向けの公営住宅(医療支援付き)の整備ができないか調査検討を要請。

下水道事業会計及び水道事業会計については、昨年の決算委員会で示された、収支計画との乖離理由の確認と経営見通しをチェックしました。

教育費については、

・教育用コンピュータ整備事業について(国が目指す整備目標 生徒3.6に1台に対し根室市は7.3人に一台の状況)
 機種選定の考え方や導入機器の仕様、学校間格差の是正、指導体制の在り方、校内ネットワークの状況、セキュリティー対策等について質問。

 ※私の質問では説明がなかったのですが、22年度に導入を予定している中学校5校の導入仕様があり、非常に甘い仕様見積であることが明らかになりました...

 ※学校の視察を検討します。

・図書館電算システムの導入効果について
  将来的にインターネット経由での蔵書検索や予約等への拡大の検討を要請
・生徒の市外流出の問題と教職員の研修機会の充実について
・文化会館大ホールの稼働率と芸術文化の鑑賞機会の充実について
・温水プールの指定管理者制度導入の効果と冬期間の利用時間の拡大について
・教育予算の拡大(投資的経費に占める予算の割合 3%)を要請。
 特に、ソフト面の事業充実をしっかりと検討し、予算獲得につとめることを要請

明日は、予算審査最終日です。

また、付託された議案に対する賛否の態度表明が必要になります...

2010年3月16日 (火)

昨日の予算審査を振り返り...

おはようございます。

昨晩は、憂鬱というより、イライラ感が治まらず、前日、質問の準備等で3時間程しか寝ていなかったのですが、それでも、なかなか眠れませんでした。妻が4日程東京に行っており、話し相手がいなかったせいかもしれませんが(^^;

病院事業会計の予算審査ですが、なんとも歯切れの悪い答弁が続きストレスが溜まってしまいました。

私も8年間病院の事務局におりましたので、担当されている職員の気持ちは理解しているつもりです。「市役所OBなのだからあまり職員をいじめる様な質問をするな」と言われることもよくありますが、私が、市議選に立候補する決断をした理由は、「今一番大事な病院問題を市民の目線でやってほしい」という皆さんの声に応えたいと思ったからであり、その意味においては、だれよりも、厳しい目線で取り組まなければならないものと思っています。

正直な気持ちをお話しますと、職員の目線、議場内の各議員のつぶやきが気になります。そんなに強い人間ではありませんので、気持ちが折れそうになることは多々あります。

しかし、今が踏ん張りどきで、やるべきこと、解決すべき課題を明らかにすること、その上で前に進むべきとの信念を貫かなければいけない時と考えております。

市職員時代、自分が担当するテーマ(仕事)ではナンバーワン・オンリーワンであることを目指すことが行政マンの役割であり、それを続けることが市民のためであると思い、取り組んできました。

大きな組織ですから、その思いが通じなくなる時、先が見えてしまう時があります。その時にどういう道を選ぶかはそれぞれの信念の問題です...

済みません。相当横道にそれてしまいましたが、そんな思いで、質問に立ちましたので、かなりキツイ(感情的だったかも)質問になってしまったかもしれません。

政治的判断が必要であるという考えも解らない訳ではないのですが、伝えるべきことは伝える姿勢が一番重要と考えます。報告が遅れたり、躊躇しているうちに問題は大きくなります。私も何度も失敗した経験がありますが、事が大きくなればなるほど、指揮者(その立場にある者)が考えを明らかにし、方向性、目標を示さなければ、計画は失敗します。

そんなことを感じておりました。

今日は、これから土木費の予算審査です。行ってきます!

2010年3月15日 (月)

予算審査特別委員会がはじまりました。

3/15 今日から4日間の日程で平成22年度予算を審査する特別委員会がはじまりました。

2つの委員会に分かれて、予算案を審議します。

私は、各事業会計、土木費、教育費等を審査する第二委員会です。

初日は、汚水処理事業特別会計、港湾事業会計、病院事業会計の予算審査を行いました。

各会計予算審査とも質問に立ちました。

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以下は、病院事業会計の質問用に準備した質問骨子です。

・現行体制で、受入可能患者数は?
・予算の入院111.6人 外来598.3人を診るための医師数は?
・標準医師数の考え方 医師確保の上でも目安・基準となるが、どのように位置付けているのか?
   ・整形外科 入院22名 外来80名 医師3.375人必要!
    ※整形外科医の招へいも必要では?医師の疲弊の問題をチェック!
   ・内科も 入院60名 外来182名 3.75人+4.55人 =8.3人
・名誉院長が退任した泌尿器科の病院経営への影響について 
・患者様への周知はどのようにおこなったのか?(特に透析患者)
・泌尿器科の診療見通し。 今月は、各週の2回のみ。来月以降の見通したたず。
・人工透析室の更生医療(基準を満たす医師の配置が必要)の問題
・透析室の看護師、臨床工学技士の配置人数を?
・患者数の推移を?ベット数?
・.病院機能評価をベースに経営改善に取り組む考えはないのか
・経営安定のための内部組織は立ちあげないのか?
・病院建設と経営改善は両輪で進めるべき、早急に、経営改善を検討する体制を
・経営アドバイザーへの業務委託の内容について
・現在の病院の経営状態をどの様に分析されているのか?
・12億もの赤字=一般会計からの繰り入れが必要な病院。
・損益分岐点の考え方(固定費を抑えるのか?変動費をあげるのか?)
・類似団体と各種数値を対比し説明していたいだきたい?
・150床で黒字転換した病院の例もある。
(どこが違うか、何故出来ないのか、地域事情も含め分析すべき!)
  秋田県市立大森病院を紹介。150床で50床療養病床でも黒字経営となっている。
  診療内容は違うとおもうが、比較検討してみてはどうか?
  ※平成20年度の収支で対比 職員人件費比率、他会計繰入金比率等を紹介
・この2年間の具体的な医師、看護師、コメディカル等の配置目標
  ※病棟の看護体制 3人夜勤体制とすべき(ワンフロア24名の配置が必要)
  ※勤務条件の悪いところ、危険なところには看護師は集まらない。
・安定的な医師確保を目指すという臨床研修病院の指定について
  従来のスタイルとなにが違うのか?
  指導する医師の負担にならないのか?
  看護師不足対策そして外来へのクラーク配置や透析室への臨床工学技士の増員は?
・実施設計予算額の積算根拠は?
・基本設計がまだ終了しておらず、積み残し課題の検討もまだされていないなかでの予算措置には問題があるのでは?
・起債措置を予算化しているが???起債申請段階で想定される問題点に対する認識と対応(クリアすべきハードルは?)

・作業の進捗状況をどうとらえているのか?
・進捗管理はだれが行っているのか?
・何故、シュミレーション作業を行わないのか?
 ※新築のための予算とは別に、現状の経営改善に関する、様々な分析は可能であり、医師数、看護師数等を考え様々なシュミレーションはできるはずでは?
・問題は、現状の体制が12億を超える繰出しを必要とするという状況であること。
・この改善に取り組んでいかなければ先は見えない。
・建設のための財源確保だけでいいのか?
・財源確保対策として不採算地区病院への交付税措置も検討すべきでは?
・現在、進捗状況が遅れていることを明らかにしたうえで、限られた時間の中でどうしたいのか。改めて、進め方を説明すべきではないか?

※質疑の時間は50分で下記の事項については、積み残してしまいました。

・医療情報システムについて
・遠隔医療システムの今後の活用について
・メディカルソーシャルワーカーはどうなったのか?
・ドック・健診の拡大について 特定健診の件数? なぜ受入できないのか?
・医療機器の高度利用の実態
・改革プラン事項の外部委託化の進捗状況は?

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思った様な答弁はいただけませんでした。

今回は、新病院建設に向けた様々な作業が遅れていることが問題であり、その事を明らかにすること、その上で22年度着工のために、課題解決をどの様に進めて行かなければならないのか、市長の考えを聞きたいところですが、一般質問、本日の予算審査でも明快な答弁はありませんでした。

起債申請のハードルはかなり厳しいと思っています。この点に関しては、担当者から、現在予定している病床数についても指摘されているという説明がありました。

明日は、土木費の審査です。

2010年3月12日 (金)

憂鬱な日々が続いている中で

「無医化危機 揺れる村 上小阿仁唯一の医師辞意」という読売新聞の記事を読んで

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100310-OYT8T01075.htm

改めて、医師と地域とのデリケートな関係を考えさせられ、また、他人事ですまされない問題と感じております。

昨日の一般質問で、荒川名誉院長の退任や具体的には書けませんがこれまでお世話になった医師に対する市立病院の応対に対し思うところがあり、次の様な発言をしました。

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志をもってこの根室の地に赴任いただく先生方に対しては、赴任時はもとより、勤務されている間、更には、退任時、そして、この地を離れてからも、先生方のご尽力に対する、感謝の気持ちを忘れることなく、様々な気配り・心配りを続ける必要があると思います。
医師のネットワークの中では、良いことも、悪いことも、この街の対応が、直に、広まります。
退任後の細やかな心配りもしっかりとしていかなければ、医師招へい対策に少なからず影響があると思います。
窓口を担当される皆さんには、その様な気持ちでいていただきたいと思います。
医師が赴任されたときは、皆さんに紹介されますが、退任の際はどうでしょうか?
昨日、荒川名誉院長がこの地を去られましたが、どれだけの、市民にその情報が伝わったでしょうか?
この様なこともしっかりと考えてゆく必要があると感じております。

※長谷川市長の答弁は、「退任の周知を望まない医師も多いので...」

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赴任いただいた先生方の熱い思い、気持ちが折れてしまうようなことがあっては、取り返しがつきません。長谷川市長が重点事項とされている医師招へい活動だけでは安定的な医師派遣システムにはなり得ないと思います。

今こそ、我々市民一人ひとりが医療の問題をしっかり考えなければならない時です。

新病院建設という大きな目標達成は市民の総意の下に進められるべきです。

その過程は非常に大切で過去の様々な問題を正すタイミングでもあると思います。

が、今は、その様な流れにはなっていません。

療養病床や病床数、病院の経営状態、将来の収支見通しや一般会計繰出金、全てが、問題・課題山積のままです。その論議がまだされていない中で、これらのことに対し問題提起をすることは、後戻りの論議ではないと考えておりますが...

しっかりと議論し、私達、今の世代が、正しいベクトルを示すこと、そして、その実現に向かう努力を惜しまないことが、今、やらなければならないことと感じております。

2010年3月11日 (木)

一般質問を行いました。

3/11 医療、福祉、保健、介護の連携に関する問題と新病院建設について、一般質問を行いました。第一回定例会は、各会派代表質問があるため、一般質問の持ち時間は25分です。

病院建設等に関する特別委員会での協議が止まっていますし、一般質問ですので、この委員会で審議すべき事項については、踏み込まず、この後の予算審査につなげる様な質問としましたが、思ったような市長答弁が得られず、反省しています。

病床数の問題や特別委員会で論議すべき事項について直球勝負をすべきだったのかもしれません。

質問内容はこちらから(PDFファイル) 

自席からの再質問概要(PDFファイル

今日は、朝6時から自宅前の除雪作業をはじめたのですが、スタートで腰に痛みが...

なんとか2時間ほどかけて、車を使えるようにしましたが、持病の腰痛が悪化、一日中椅子に座っているのも辛い状況でした。

そんな訳で、詳しい事は改めて報告します。済みません。  

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