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2010年3月22日 (月)

根室市産業活性化セミナーに出席

3/20 総合文化会館で開かれた「根室市産業活性化セミナー」に出席しました。

今回は、市政方針で重点施策として示された「水産分野に造詣の深い総合大学との協力関係を築き、将来のあるべき姿を模索・検証」のパートナーである東海大学の海洋学部学部長 加藤 登教授を講師に迎え「食の安心と安全の常識・非常識」をテーマとするセミナーでした。

長谷川市長の挨拶の後、加藤教授の講演がはじまりましたが、教授が体調を崩されると言うアクシデントがあり、同行された2名の教授が急遽講演ということになってしまいました。

いつものとおり、以下は私のメモです。

クロマグロの養殖の話、海洋基本法を見据えた地域振興の話、いずれも興味深いお話で大変参考になりました。

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【長谷川市長挨拶】
・経済不況(デフレー経済) 
・消費者の低価格指向 
・産業経済に影響
・オール根室体制での推進
・人口が3日前に30,000人を割りました。
・総合的な人口対策が必要
・総合政策部を設置
・大学との連携
・北海道一の水揚げがありながら経済が冷え込んでいる、人口減の問題。
・これまでの取り組みに、間違いがないのか?
・昨年、北海道大学総長の講演、公立大学との連携に取り組む
・学の力を借りて、なんとか、産業活性化に努めたい。
・東海大学の協力を得て、水産振興に重きを置いた調査研究を行う。
・概ね3年程度の研究期間
・連携の第一歩
・水産都市根室にとってかかすことのできない内容。
・今日のセミナーが官学連携のスタートになることを期待している。

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【加藤教授】

・東海大学は、海洋実習船「望星丸」で海洋実習を行う。(他学にはない取り組み)
・今日は、食の安心と安全との疑問に答える。
・世界は今魚食ブーム?
・世界のお魚ブーム、特に中国はすごい勢いであり、EUやアメリカも右方あがりである。
・日本が注目されている。(世界の長寿国であり、なぜトップになったか)
・日本はバランスの良い食生活(欧米は乳製品が多い)
・今なぜ欧米で魚食ブームか?
・日本コールドチェーンの確立。減塩に成功
・機能性成分

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※加藤教授が体調を崩されたため、急遽、同行の秋山教授、山田教授が講師を務めることになりました。
※加藤教授の講演はまたの機会ということになりました。

【秋山教授】東海大学の増養殖への取り組みについて

・清水の異業種交流WHAがマグロの養殖に取り組んでいる。
・マグロの養殖は、海水の温度が一定でなければならない。
・清水は井戸を掘ると海水がでる。
・酸素のない水(細菌が0)大腸菌・ビブリオ菌がゼロ
・病気で魚が死んだことはない。(卵から。。)
・日本中に何箇所かそのような水があるのでは
・地下海水の取水が可能であれば養殖もできる。
・蝦夷アワビの養殖にも取り組んでいる。(温度が一定なので)
・水銀やカドミウム等は餌から入ってくる(かたくちイワシ)。天然ものの半分以下である。
・地下海水をつかった養殖は漁価の低迷に苦しむ。
・付加価値を高めたい。
・脂を落とすカテキンを餌に3%入れ、脂を落とそう。
・一般市場ではなく個別販売(利用者のオーダーに合わせて対応)
・陸上で飼うことでいろいろな条件を再現できる。生産管理も可能。
・狙う市場が違う=個別市場(かんぱちの例)
・マグロはそうはいかない。
・健康な状態で脂をへらす。水温が一定(温度帯にあっている魚であれば、なんでも可能)
・工業の排熱利用、四国西城市は冷たい水とクラレの工業排熱でマイナス20度の冷蔵庫ができる。
・異業種交流・建設会社は作るノウハウがほしい。 

【山田教授】海洋基本法、環境保護と地域振興について

・北対協のメンバーであり、国後、択捉へ行ってきた。
・根室と東海大学のコラボレーションで地域振興を!
・経済地理学(マラッカ海峡)が専門
・みんなの海をどうやってつかうのか、人が生きてこそ価値がある。
・日本は、6,852の島でできている。内430の島に人が住んでいる。
・屋久島、石垣島、西表島が勝ち組。(人口減少に歯止め、一部人口増)
・観光客が増えているところ。
・全て温泉がない。なぜ勝ち組になれたか
・観光保全というなの環境保護ができたところ。
・観光保全をするための開発行為をおこなった地域。
・開発のイメージ=自然を破壊
・環境保全 今 お金をもってきやすい。
・縦割りの弊害がなくなる。(海洋問題を横串を通して考える様になった)
・東シナ海のガス油田の問題。中国にくらべ日本の対応は遅れている。(縦割り行政の弊害)
・海洋基本法(議員立法) 
・6割以上の人が北方領土問題にかかわりたくない
・環境問題を利用した取り組みへ
・それぞれの漁業組合を環境というキーワードでつないでいく。(歯舞や落石のクルーズ)
・ラッコの問題。3千万円の被害 だれが対応するのか(観光に興味がある人たちにもってもらう)
・バードウォッチャーが多い。
・環境に対する支援者
・北方領土 この海の使い方 自然豊かな恵まれた海
・クジラが見れる。エトピリカが船の上を舞う!
・クジラがいるだけで人が来る。
・自然を保護することをビジネスに結び付ける。
・おとといシャチの群れが来ている。
・その環境をまもるための「ラッコ基金」はどうか?
・欧米の対策、とって捕まえて他に移す。
・自然との兼ね合い、人との共生を
・石垣島は43,000人の人口に対し漁師は300人、ダイビング関係者は1,000人
・獲ることだけではなく見せることも考える。
・陸上で酪農の方々がしていることの海への影響
・どのように評価し、改善してゆくか?
・この国は、今、海洋バブルである
・海洋予算1兆1500億円 。
・海洋保護 沖縄では赤土の流出の阻止、農業糞尿の被害からまもる予算化等
・地域振興策として、地域のめだまになるものを造ってゆくことが必要。
・環境がらみが近道
・海洋基本法 6つの理念(根室はこの6項目に絡むものが多い)
  海洋の開発及び利用と海洋環境の保全との調和
  海洋の安全確保
  科学的知見の充実
  海洋産業の健全な発展
  海洋の総合的管理
  国際的協調
・未活用魚の活用
・これまで一般消費者にまわっていなかった魚
・いま海上で投機されている魚が4割
・それをどう利用するか、つかってゆくかを
・この根室でなにができるのかを考える
・新しい水産(でまわっていないものの活用)
・市場に行くと「ねりもの」に適したものがある。
・いろいろな種類の魚があがってくる。
・今日のかまぼこ(毎日ちがってもいいのでは)
・ねむろと関係のある東京のレストランとの直接的な繋がりを考える。
・新しい産業の発展を海洋基本法を通して訴えていく。
・200カイリ 近い将来変わりえる。

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・環境保護という名の開発を行うことが必要
・環境問題を訴える方を呼び込み、根室でおいしいものを食べていただき。
・ラッコで困っている話をだしていい。
・根室のことを訴える。ラッコがビジネスチャンスを持って来てくれた。
・これを考えることである。

以上

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