予算審査特別委員会がはじまりました。
3/15 今日から4日間の日程で平成22年度予算を審査する特別委員会がはじまりました。
2つの委員会に分かれて、予算案を審議します。
私は、各事業会計、土木費、教育費等を審査する第二委員会です。
初日は、汚水処理事業特別会計、港湾事業会計、病院事業会計の予算審査を行いました。
各会計予算審査とも質問に立ちました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
以下は、病院事業会計の質問用に準備した質問骨子です。
・現行体制で、受入可能患者数は?
・予算の入院111.6人 外来598.3人を診るための医師数は?
・標準医師数の考え方 医師確保の上でも目安・基準となるが、どのように位置付けているのか?
・整形外科 入院22名 外来80名 医師3.375人必要!
※整形外科医の招へいも必要では?医師の疲弊の問題をチェック!
・内科も 入院60名 外来182名 3.75人+4.55人 =8.3人
・名誉院長が退任した泌尿器科の病院経営への影響について
・患者様への周知はどのようにおこなったのか?(特に透析患者)
・泌尿器科の診療見通し。 今月は、各週の2回のみ。来月以降の見通したたず。
・人工透析室の更生医療(基準を満たす医師の配置が必要)の問題
・透析室の看護師、臨床工学技士の配置人数を?
・患者数の推移を?ベット数?
・.病院機能評価をベースに経営改善に取り組む考えはないのか
・経営安定のための内部組織は立ちあげないのか?
・病院建設と経営改善は両輪で進めるべき、早急に、経営改善を検討する体制を
・経営アドバイザーへの業務委託の内容について
・現在の病院の経営状態をどの様に分析されているのか?
・12億もの赤字=一般会計からの繰り入れが必要な病院。
・損益分岐点の考え方(固定費を抑えるのか?変動費をあげるのか?)
・類似団体と各種数値を対比し説明していたいだきたい?
・150床で黒字転換した病院の例もある。
(どこが違うか、何故出来ないのか、地域事情も含め分析すべき!)
秋田県市立大森病院を紹介。150床で50床療養病床でも黒字経営となっている。
診療内容は違うとおもうが、比較検討してみてはどうか?
※平成20年度の収支で対比 職員人件費比率、他会計繰入金比率等を紹介
・この2年間の具体的な医師、看護師、コメディカル等の配置目標
※病棟の看護体制 3人夜勤体制とすべき(ワンフロア24名の配置が必要)
※勤務条件の悪いところ、危険なところには看護師は集まらない。
・安定的な医師確保を目指すという臨床研修病院の指定について
従来のスタイルとなにが違うのか?
指導する医師の負担にならないのか?
看護師不足対策そして外来へのクラーク配置や透析室への臨床工学技士の増員は?
・実施設計予算額の積算根拠は?
・基本設計がまだ終了しておらず、積み残し課題の検討もまだされていないなかでの予算措置には問題があるのでは?
・起債措置を予算化しているが???起債申請段階で想定される問題点に対する認識と対応(クリアすべきハードルは?)
・作業の進捗状況をどうとらえているのか?
・進捗管理はだれが行っているのか?
・何故、シュミレーション作業を行わないのか?
※新築のための予算とは別に、現状の経営改善に関する、様々な分析は可能であり、医師数、看護師数等を考え様々なシュミレーションはできるはずでは?
・問題は、現状の体制が12億を超える繰出しを必要とするという状況であること。
・この改善に取り組んでいかなければ先は見えない。
・建設のための財源確保だけでいいのか?
・財源確保対策として不採算地区病院への交付税措置も検討すべきでは?
・現在、進捗状況が遅れていることを明らかにしたうえで、限られた時間の中でどうしたいのか。改めて、進め方を説明すべきではないか?
※質疑の時間は50分で下記の事項については、積み残してしまいました。
・医療情報システムについて
・遠隔医療システムの今後の活用について
・メディカルソーシャルワーカーはどうなったのか?
・ドック・健診の拡大について 特定健診の件数? なぜ受入できないのか?
・医療機器の高度利用の実態
・改革プラン事項の外部委託化の進捗状況は?
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
思った様な答弁はいただけませんでした。
今回は、新病院建設に向けた様々な作業が遅れていることが問題であり、その事を明らかにすること、その上で22年度着工のために、課題解決をどの様に進めて行かなければならないのか、市長の考えを聞きたいところですが、一般質問、本日の予算審査でも明快な答弁はありませんでした。
起債申請のハードルはかなり厳しいと思っています。この点に関しては、担当者から、現在予定している病床数についても指摘されているという説明がありました。
明日は、土木費の審査です。
コメント