平成27年12月定例月議会一般質問 病院問題3
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について
(3)医療従事者等人材確保対策を進めていく上での地域課題と対策について
【質問要旨】
現状の医療従事者等人材確保対策について、札幌等都市部と比べ地方が抱える課題について、現状どのように分析されているのか、また、今後、市立根室病院としてはどのような対策を講じていかなければならないのか、市長の考えを伺う。
【市長答弁】
医療従事者等の人材確保対策等について
・医療従事者の動向については、依然として都市部への偏重が課題となっている。
・更には、根室市は、都市部から遠隔にあるなど地理的条件から医療従事者の確保が 非常に厳しい環境であり。
・市立根室病院が必要な人材を確保するためには、まずは、当院に目を向けてもらう努力が必要であり医療系の学校への訪問や、当院への視察に対する支援のほか、受験しやすい環境づくりのため都市部での試験会場の設定など、当院が勤務希望先の選択肢として考えてもらうための対策の強化に努めている。
・給与や待遇のほか、様々な面において魅力のある職場を構築していく必要。
・院内の確保プロジェクトの議論も踏まえ、専門性やスキルアップなどへのニーズに対応する支援の充実や、働きやすい環境づくりを推進する。
・地元雇用が厳しい状況において広域的な取り組みとして、Iターン者に対する住宅への配慮など、きめ細やかな対応に努めたい。
※財政問題の流れで病院事業会計繰出金や病院改革への取組について次の通り再質問を行いました。
【再質問要旨】
・繰出金に関しては、市民にもっと見える形で表現したほうがよい。
・市民に現状や病院が頑張っていることを知っていただき、その上でまちをあげて協力、後押しをするという仕組みを作り上げていくべき。
・病院内のプロジェクトの活動状況についての報告が全然ない。
・病院がどの様な方向に向かうのか、今の状況でどの程度の赤字がでる病院なのか、実態を明らかにすべき。
・病院が抱える課題、一番大きな問題がなんなのかを整理せず、先生方、職員にただ頑張ってくださいといっても無理がある。
・頑張っても結果がでないことによる疲労感、モチベーションの低下が一番怖い。
・病院がどうあるべきか、また、向かうべき方向性をどうするか、どの程度までの赤字はやむを得ないのか等々具体的に改善改革を捉えて取り組むべきである。
【市長答弁】
・当面の目標は基準外繰入の圧縮。
・現状、15から16億円くらいの繰り出しであるが、このうち基準外繰り入れは6億円程度である。
・管理者はこの6億円を限りなく0にすることを一つの目標として、この圧縮に取り組んでいるが、中々圧縮できない状況にある。
・当面は、3億円程度の圧縮を目標にしたいと病院の目標も受けている。
・ただ、市民にこのような状況をすべて知らしめることには良し悪しもあると考える。
・医師のモチベーションの問題等もあり、情報公開に関しては、管理者等と充分に連携を図り対処するよう努める。
【終わりに意見として】
・根室に来ていただいた先生方を守っていかなければなりません。
・伝えるべきことは伝え、我々も一緒に責任をもって行動、改革を共に進めることが重要です。
・だめなものはだめだとう仕組みも含めて様々整理していかなければ、改革は進まないものと思います。
・我々も、共に改革に取り組むとうい姿勢をもって今後とも議論をさせていたいだきたい。
以上
※平成27年12月議会一般質問項目
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について | |
(1) | 地域医療構想と新公立病院改革プラン策定作業の進捗状況について |
(2) | 医療従事者等職員配置に対する考え方と職員採用計画について |
(3) | 医療従事者等人材確保対策を進めていく上での地域課題と対策について |
2.計画的で持続可能な財政運営について | |
(1) | 第六期行財政改革プランにおける財政的課題と目標設定について |
(2) | 歳入・歳出各科目に対する具体的な数値目標設定について |
(3) | 投資的事業の選択と市債発行に対する考え方について |
(4) | 特別会計及び各事業会計繰出金に対する考え方について |
3.根室市創生総合戦略事業と財源対策について | |
4.姉妹都市交流について |
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