平成27年12月定例月議会一般質問 病院問題2
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について
(2)医療従事者等職員配置に対する考え方と職員採用計画について
【質問要旨】
医療従事者に係る今回の欠員補充と増員については、どのような判断、考えのもとに行ったのか、その前提となる市立根室病院における職員採用計画についての考え方と併せて考えを伺う。
【市長答弁】
医療従事者等の職員の確保について
・病院改革の取り組みの基盤として、将来にわたり継続的に安定した医療の提供を図るため、医師をはじめ医療スタッフの充実は必須条件。
・院内の確保プロジェクトにおいても、患者ニーズへの対応はもとより、医療スタッフのモチベーションの向上や離職防止に向け、勤務環境の改善や研修機会の充実などを議論してきた。
・退職による欠員の補充とあわせ、全体の体制充実を行うことを基本とし、看護師、薬剤師及び医療技術者について採用募集を行った。
・一方では、戦略的プロジェクトにおいて費用対効果の議論も行い、現段階では必要最小限の人員体制で対応することとした。
・今後の病院職員の採用にあたっては、「地域医療構想」の進捗状況を見ながら、そのニーズに応えるための市立病院の役割も含め、将来的な病院の在り方について検討しながら計画的に進める必要があると考えている。
※意見として(メモ)
将来にわたり、継続的に安定した医療の提供を図るためには、医師をはじめとする医療スタッフの充実という考えを否定するものではありませんが、前提として、「どの様な医療を提供するか?」という視点なくして、体制の議論は難しものと考えます。
提供する医療に必要な人員は、診療報酬と密接に連動しているわけですから、目標設定がなければ、過剰配置になる危険性もあり、結果、経営悪化の要因にということも考えられます。
現状の医療従事者の需給バランスや地域的なハンディを考えると、市立根室病院がどの様な医療を提供するのか、医療の提供を目指しているのか等を明確にしなければ、「選ばれる病院」になるのことは難しいものと考えます。
以上
※平成27年12月議会一般質問項目
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について | |
(1) | 地域医療構想と新公立病院改革プラン策定作業の進捗状況について |
(2) | 医療従事者等職員配置に対する考え方と職員採用計画について |
(3) | 医療従事者等人材確保対策を進めていく上での地域課題と対策について |
2.計画的で持続可能な財政運営について | |
(1) | 第六期行財政改革プランにおける財政的課題と目標設定について |
(2) | 歳入・歳出各科目に対する具体的な数値目標設定について |
(3) | 投資的事業の選択と市債発行に対する考え方について |
(4) | 特別会計及び各事業会計繰出金に対する考え方について |
3.根室市創生総合戦略事業と財源対策について | |
4.姉妹都市交流について |
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