平成27年12月定例月議会一般質問 病院問題1
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について
(1)地域医療構想と新公立病院改革プラン策定作業の進捗状況について
【質問骨子】
公営企業法全部適用への移行後の市立根室病院の経営ビジョンという視点から、院内プロジェクトが進めている「病院改革」の具体的な進捗状況と地域医療構想の見通し、更には、市立根室病院の新病院改革プラン策定作業の進捗状況など、病院事業管理者とどのように連携をはかり取り組んでいるのか、市長の考えを伺う。
【市長答弁】
市立根室病院における病院改革の取り組みについて
・本年4月の地方公営企業法の全部適用を機に、院内においては、管理者のもと、医師をはじめ多職種により、経営改善に向けた「戦略的プロジェクト」と医療体制の充実に向けた 「確保プロジェクト」を設置した。
・「戦略的プロジェクト」では、職員の経営意識の向上を図りながら、病院改革の根幹となる、増収及び費用対効果を検討する部会を設置し取り組んでいる。
・更には、現場の視点に立った検証チームなどで議論を進めており、引き続きスピード感を高め、可能な限り早い時期に効果が出るよう取り組んでまいりた。
・確保プロジェクトでは、薬剤師や看護師、医療技術者の確保に向け、多職種による体制で、それぞれの人脈を活用した情報収集を行い、具体的な招聘の手法や、働きやすい環境づくりと離職防止、更には、資質向上などについて議論を進めている。
・これまで嘱託看護師制度の創設など多様な雇用形態をはじめ、職員のモチベーションを向上させるため、研修制度や資格取得への貸付制度の充実などに取り組んでいる。
・新公立病院改革ガイドライン」に基づく、新たな改革プランについては、平成28年度中に策定する。
・プロジェクトでの経営改革の内容も盛り込みながら策定作業を進める。
・高齢化の進展など社会情勢に対応した「回復期病床」について、道が策定する「地域医療構想」の2025年における必要病床数などを踏まえ、地域包括ケア病床の検討や、一方で、地域センター病院としての役割、更には、安定的な経営基盤の確立に向けた病院改革の取り組みなどについて、管理者と十分に連携を図りながら取り組みたい。
以上
※平成27年12月議会一般質問項目
1.市立根室病院の新たな経営ビジョンと医療従事者等職員の配置について | |
(1) | 地域医療構想と新公立病院改革プラン策定作業の進捗状況について |
(2) | 医療従事者等職員配置に対する考え方と職員採用計画について |
(3) | 医療従事者等人材確保対策を進めていく上での地域課題と対策について |
2.計画的で持続可能な財政運営について | |
(1) | 第六期行財政改革プランにおける財政的課題と目標設定について |
(2) | 歳入・歳出各科目に対する具体的な数値目標設定について |
(3) | 投資的事業の選択と市債発行に対する考え方について |
(4) | 特別会計及び各事業会計繰出金に対する考え方について |
3.根室市創生総合戦略事業と財源対策について | |
4.姉妹都市交流について |
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