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2016年11月

2016年11月18日 (金)

平成28年11月緊急議会開催

11月18日 10:00 11月緊急議会が開催されました。

「北方領土問題の早期解決等をもとめる決議」を全会一致で可決しました。

可決された決議文は次のとおりです。

北方領土問題の早期解決等を求める決議
 我が国固有の領土である北方領土返還の実現は、最大の国家的課題であり、永年にわたる国民の悲願である。
 終戦直後の昭和20年12月、北方領土返還要求運動の狼煙をあげてから、71年もの歳月が過ぎた今日もなお、北方領土問題が解決されていないことに、強い憤りと怒りさえ覚えるものである。
 北方領土と海域をロシアに不法占拠されて以来、これまで返還要求運動の中心的役割を担ってきた元島民の多くの方々が、故郷に戻るとの願いが叶わず他界されており、このままでは返還要求運動の停滞や風化も懸念されるところである。
 さらに、北方領土隣接地域においては、北方領土問題が未解決であることにより地域の望ましい発展が阻害され続けており、戦前から行われていた北洋漁業の流れを汲むロシア200海里水域内におけるさけ・ます流し網漁業が本年1月より禁止されたことに伴い、漁業者はもとより、水産加工、運輸、製函、燃油、船舶資材など、幅広い関連産業に甚大な影響を及ぼしており、未だ回復の兆しが見えない地域経済の低迷に拍車をかけ、地域の存亡も危ぶまれる重大な状況にある。
 このような中、日ロ両国間の首脳レベルでの対話が活発に重ねられており、本年12月にはロシア大統領が訪日し、首脳会談が行われることが合意されたことにより、北方領土問題の解決に向けた交渉が具体的に進展し、元島民はもとより、全国民の悲願が実ることを期待するところである。
 よって国においては、不退転の決意のもと、一刻も早い北方領土の返還実現のため、これまで以上の強力な外交交渉を加速させ、領土問題の解決に向けた交渉を具体的に進展させるとともに、さらに次の事項について適切な措置を講ずるよう強く要望する。
1. 歯舞、色丹、国後、択捉の四島の帰属に関する問題を解決し、平和条約を早期に締結するという一貫した方針に基づき、北方領土問題の解決に向けた断固たる決意と強い意志を持って、ロシア政府との外交交渉を強力に推し進めること。
2. 世論のより一層の喚起に向け、効果的な返還要求運動を推進すること。
3. 北方領土問題が未解決という特殊な状態に置かれ、社会経済活動に対する多くの制約を受けている隣接地域の振興対策を強力に推進し、必要となる財政支援の充実強化を図ること。

 緊急議会終了後、北方領土対策特別委員会委員協議会が開催され、委員会としての北方領土問題啓発事業について協議。

 12月1日に東京で行なう北方領土返還要求中央アピール行動「アピール行進」にあわせて、昨年度に引き続き、特別委員会として関係国会議員への要請活動を行う予定であり、啓発活動の内容について協議しました。

以上

2016年11月10日 (木)

平成28年9月定例月議会一般質問 病院経営改革その4

2.市立根室病院の経営改革について

(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

【質問要旨】

 本年四月に根室区域の地域医療構想が示された、現時点で「新たな病院改革プラン」の策定作業の進捗状況について伺う。

 また、新たなプランには具体的な項目として将来の医療需要・医療機能毎の病床数の必要量との整合性など医療機能を明確にしなければならない。これらの項目の判断に当たっては、病院会計のみならず全市的な視点からの検討が必要と考えるが、どの様な組織で作業を進めているのか併せて伺います。

【市長答弁】

(新たな「病院改革プラン」の策定について)

・これまで、病院内のプロジェクトにおいて、地域医療構想を踏まえた病床機能のあり方や経営改革の取り組みなどについて議論を進めている。

・ガイドラインでは、新・改革プランの内容として、新たに「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」が加えられており、地域医療構想を踏まえた病床機能のあり方や「地域包括ケアシステム」の構築に向けて果たすべき役割などについて明確にすべきであるとされている。

・現在、病院事務局においてプランの策定作業を行っているところであり、今後、関係部署との協議を進めるとともに、ガイドラインに沿って市民からの意見募集などを行いながら、プラン策定を進めたい。


【再質問1】

 これまで新改革プランについては、北海道が策定する地域医療構想の必要病床数等を踏まえ、事業管理者と連携を図りながら取り組むと答弁いただいているが、北海道が示す医療構想はまだ先であり、今年度中に策定が求められている新改革プラン策定作業は間に合うのか?

 地域医療構想に先行して改革プランを策定することも可能であり、地域医療構想と齟齬が生じた場合は、速やか新改革プランを修正してもよいと示されており、新しい改革プランを先に作るべきではないか?

 現時点で、現時点で、どの様な全体構想・スキームをもってプラン作りを進めることとしていたのかといった視点も含め、改めて、見解を伺います。

【答弁】

・北海道の地域医療構想は、今後、成案化される予定であるが、根室地域の地域医療構想が一定程度明らかにされているところであり、その中に掲げられている将来的な必要病床機能などを踏まえ、市立病院における病床のあり方などについて、院内のプロジェクトで検討を進めている。

・新改革プランについては、病院のあり方に加え、経営改革の取り組みも盛り込み、年度内の策定に向け、作業を進める。

・北海道より地域医療構想が示された段階で、新改革プランとの齟齬が生じた場合は、修正を加えながら、地域医療構想との整合性を図りたい。


【再質問2】

 新改革プラン策定は、病院事務局が主体ということだが、他市の策定状況をみると、地域医療構想を踏まえた役割の明確化が求められているため、全市的な組織をもって取り組んでいるところもある。  当市においても、全庁的な体制をもって作業を進める必要があると考えるが見解を伺う。

【答弁】

・新改革プランについては、地域医療構想を踏まえた役割の明確化が求められており、これは地域包括ケアシステムの中で市立病院が担う役割を明確にしていくものと考える。

・このため、医療・介護の連携の中で在宅に向けて市立病院が担う役割を盛り込んでいきたい。

・地域医療構想における回復期への対応について、これまで院内で議論してきたところであり、その結果として地域包括ケア病床の導入について院内で一定の結論を得たている。

・改革プランには、経営改革とあわせ新たな病床による効果も盛り込んで行きたいと考えており、関係部署とも協議して作成する。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 病院経営改革その3

2.市立根室病院の経営改革について

(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 

【質問要旨】 

 市立病院では、どの様な患者サービスの向上対策に努めているかについて伺う。

 また、病院に対する患者・家族のご意見の対応と、その結果などの公表・公開がされているかについて伺う。

  

【市長答弁】

(患者サービスの向上対策について)

・職員の接遇向上に向けては、先進地視察や接遇トレーナーの指導による実技研修などの取り組みを行うとともに、院内ボランティアの皆さんのお手伝いによる、外来患者サポートの実施など、きめ細かなサービスにより、身近で信頼される病院づくりに努めている。

・また、市立病院に寄せられる、患者や家族からのご意見に対しましては、関係する部署と具体的な改善策等を整理し、対応をしている。

・しかしながら、職員の接遇については、十分ではないと認識しており、接遇向上委員会を定期的に開催している

・議員質問の対応結果の公表・公開ついては、この委員会の中で検討を進めてまいりたい。

・患者サービスの向上は、市立病院の基本理念である「市民に愛される病院」の実現に、不可欠な取り組みであり、引き続き、その充実に努める。


【再質問】

 市民から愛される病院づくりを進めるためには、市民からの意見や要望の公開も重要であると考えるが、市立病院には、以前、外来に意見・要望を受け付ける「ご意見箱」や、その対応等を掲示するコーナーがあったが、現在どのような状況になっているのか。

【答弁】

・ご意見箱については、旧病院では設置していたが、新病院へ移転後、現在まで設置していない。

・これまで、退院時アンケートについては実施していますが、ご意見箱については院内の接遇向上委員会において議論がされており、設置について前向きに検討をする。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 病院経営改革その2

2.市立根室病院の経営改革について

(2)医療従事者の招へい対策の状況について

【質問要旨】

 勤務環境の改善や研修機会の充実等医療従事者のモチベーションの向上、更には、修学資金制度の充実等魅力ある職場づくりに取り組まれているが、どの様な効果がでているのか。 また、医療従事者の募集は、退職の欠員補充と全体の体制充実を基本としているとお聞きしているが、現時点でそれぞれの職種でどの様な充足状況にあるのか、また、今後の招へい対策をどの様に考えているのか見解を伺う。

【市長答弁】

(医療従事者の招へい対策について)

・これまで、薬剤師や看護師など医療従事者の招へい対策として、多様な雇用形態の創設や待遇改善、修学資金制度の充実など魅力ある職場環境づくりに取り組んできた。


・本年4月には、薬剤師をはじめ看護師など15名の新規採用があり、その採用者の中には、当院の修学資金制度を活用した者もいることから、取り組みの成果があらわれているものと考えている。


・しかしながら、各職種においては、依然として充足されていない環境にあることから、これらの制度や取り組みを、学校訪問や採用募集において積極的に周知するとともに院内の「確保対策プロジェクト」において、引き続き議論を重ねながら更なる取組みの充実に努めたい。


【再質問】


 医療従事者の招へい対策を進める上で、市立根室病院がどの様な医療を提供するのか、地域医療構想の中でどの様な役割を担う病院を目指すかという視点に立った目標設定が必要です。目的・目標のない状況では、医療従事者招へい対策も難しいものと考えます。改めて、見解を伺います。

【答弁】


・医療従事者の体制については、これまで短期的なビジョンといいますか、診療機能の維持継続を基本に進めてきたところです。


・現在、地域医療構想の中で市立病院がどのような役割を担っていくのか、中期・長期的な医療の提供体制について院内でも議論をおこなっている。


・今後、この目標を作成したうえで、どのような体制が望ましいのかという議論ができるよう資料を作成し、議会にも示したい。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 病院経営改革その1

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて

【質問要旨】

 収益・費用の主な科目の状況等の収支見通しや各種経営指標、一般会計繰出金、特に収支均衡を図るための繰出の状況等、直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについてどの様に分析しているのか伺う。

【市長答弁】

(直近の診療実態等を踏まえた平成28年度の経営見通しについて)
・現時点での経営状況は、7月末実績で、入院患者数においては一日平均112.7人で、予算対比4.7人の増、外来患者数は一日平均590.1人で、ほぼ予算どおりとなっていることから、入院・外来収益は年間を通して、予算を確保できるものと見込んでいる。


・費用については、年度当初に常勤医師の入職はあったものの、他の医療従事者の減などにより、人件費については減少傾向にあるが、患者ニーズに応じた医師体制が不十分なため、診療体制の充実が必要不可欠であることから、今後、そのための費用負担が生じるものと見込んでいる。


・現時点では一般会計繰入金の収支均衡を図る繰入金については、予算額の範囲内になると見込んでおり、引き続き医業収益の確保や経費節減を図り、一般会計繰入金の圧縮に努めたい。


【再質問】


 収支計画、収支見通しについては具体的に示されなかった。病院が全適に移行しても市長に予算の提出権があり、市長自らが管理者と連携を図り、市民に対して病院経営の状況等を含め、一般会計支出金に対する考え方などを明らかにする「見える化」を果たす役目があると考えるが、今後どのような姿勢で取り組まれるのか、改めて伺う。

【答弁】


・病院の収支計画については、新たなプランで示したい。


・前回のプランから間があいたことについては反省をしている。


・収支計画の作成にあたっては、一般会計からの繰入金について、関係部署との協議が必要と認識しており、方針等もあわせプランに記載するとともに、策定後の検証も含めて積極的な公開に努めたい。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 地域医療構想その3

1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

【質問要旨】

 地域医療構想・地域包括ケアシステムともに地域の実態・実情に応じた構築が求められているところであり、根室市としてはどのような連動性を想定されているのか、また、どのような連携・体制を持って取組まれるのか、お考えを伺います。

【市長答弁】

(次に、地域包括ケアシステムとの連動についてでありますが、) 
・平成26年に改正、公布された、医療介護総合確保推進法により、効率的かつ質の高い医療供給体制の構築と地域包括ケアシステムの構築を通じ地域における医療と介護の総合的な確保を図ることとされた。


・現在、北海道において、ケアシステムを見据えた、地域医療構想の策定作業が進められている。


・ケアシステムと医療構想の連動性については、システムが医療サービスを主要な構成要素としていることから、システム構築にあたっては、医療構想における病床機能と明確な役割分担が大変重要であると考えている。


・また、連携体制については、ケアシステムを実現するため、医療・介護・地域の資源を把握し、関係機関・団体などが連携する仕組みづくりが必要。


・医療や介護関係、さらには町会連合会、老人クラブなどの幅広い分野の代表による代表者レベルの地域ケア会議を設置した。


・地域ケア会議を通じて地域の実態に即した連携体制の構築を推進する。


・構想策定後において、各医療機関が担う急性期や回復期、慢性期などの機能別の病床数が検討されることから、その過程において、介護事業所などの幅広い意見が反映されるよう、北海道や関係団体などと、連携・協議に努める。


【意見として】

・地域医療構想策定ガイドラインが示す医療提供体制の構築に当たっては、地域包括ケアシステムの構築との連動性を考えるべきであり、医療から介護まで全体を包括した、根室市に相応しい、独自性をもった、高齢者施策への取組みとして、2025年を見据え、総合的な視点に立った政策展開が必要と考える。

・「地域ケア会議」、「根室保健医療福祉圏域連携推進会議」(根室版の調整会議)の機能を一本化するような対応・組織づくりも必要と考える。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 地域医療構想その2

1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(2)根室市としての今後の取組みについて

【質問要旨】

 根室市においても、高齢者の増加により、医療・介護ニーズは増加するものと考えられ、特に回復期、慢性期を担う機関をどの様に整理するかが大変重要な課題となるものと判断します。今後、根室区域地域医療構想を具現化するためにどのような取り組みを想定しているのか見解を伺いたい。

【市長問弁】

(次に、医療構想具現化の取組みについてでありますが)

・根室市における65歳以上の高齢者人口は、本年8月末現在、8520人(高齢化率31.7%)。

・今後増加傾向で推移するものの平成32年の8540人(高齢化率33.6%)をピークに減少傾向に転じ、2025年には、8310人(高齢化率35.4%)と推計している。

・「地域医療構想」が掲げる高齢化の進展により必要とされる医療体制については、急性期から回復期や慢性期、更には、在宅医療までバランスのとれた体制の構築が求められている。

・医療構想の具現化については、根室地域の疾病状況や地域の連携状況の分析を行い、個別医療機関の具体的な役割や医療機関相互の役割分担・連携体制等について、慎重に協議を重ね、課題を整理し解決することが必要。

・今後、「根室圏域地域医療構想調整会議」での協議をはじめ、必要な議論の場の提供に努めるとともに北海道などと十分連携し、具現化に向けた役割を果たす。


【再質問1】

・北海道から示された目標病床数479床=90床の廃止。根室市に、どの様な影響が あるのか?
・また、地域医療構想において地域に求められる医療体制の姿、地域に密着した病床、即ち、急性期、回復期、慢性期に関してどの様な方向性を根室市として判断すべきか、北海道が示す構想を待つまでもなく、早急に、取り組むべき検討課題ではないのか?
・根室市自らの取り組みが遅すぎる、危機感が感じられない。

【答弁】

(目標病床数の影響と医療体制の方向性についてでありますが)
・北海道から示された病床数497病床は、根室圏域全体で考えた場合においては、現状の休床数や病床区分の変更計画を考慮した中で、現実的であるとされもの。


・当市における病床数では、市立根室病院で一般病床131床、感染病床4病床の135病床でありますが、現時点においては、この病床数に影響はないものと考えている。


・病床機能の急性期、回復期、慢性期の方向性については、今後、当市で補完可能な医療体制について、市立根室病院を中心に他の医療機関などとも十分に協議を行って参りたい。


【意見として】

・131床の病床数の削減はない(=増床のもない)という見通しの下で、根室市として、急性期・回復期・慢性期の連携・カバー、特に、医療療養病床を地域でどの様にカバーするかが重要な課題である。


・第3次医療圏との連携をどの様に考えるべきかを含め、高度急性期、高度医療の治療後、回復期医療を家族の負担の少ない市内医療機関で受けられる環境づくりをどの様に進めるかが重要であると考えます。


・高齢化率が既に30%を超えており、2025年に向けさらに高まること見込まれる中、地域でどの様に高齢者の医療・療養環境を整えて行くのか、安心安全、高齢者にやさしいまちづくりを進めることが必要であり、その方向性を明らかにする取り組み、施策の「見える化」は重要な課題です。


・スピード感、危機感をもって、早期に方向性、ビジョンづくりの作業に取り組まなければならないと考えます。


【再質問2】

・地域の人材確保の問題(市立病院だけの問題ではない)について
・医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚市、介護福祉士等々の必要量や医療ソシャルワーカーや市立病院の医療連携室の役割機能等地域の人材確保の問題について、どの様な現状認識をされているのか?
・また、今後、どの様な取り組みが地域として必要なのか? 改めて、見解を伺う。

【答弁】

(地域の人材確保についてでありますが)
・高齢化が進む中、医療と介護の連携や地域全体で高齢者を支える「地域包括ケアシステム」を視点とした医療構想の具現化が大変重要であると認識している。


・そのため、医療・介護それぞれの分野が担う役割を果たすためには、その人材の確保と育成が必要である。


・修学資金貸付制度を活用し、医療従事者(医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士など)に加え、平成27年度から言語聴覚士、更には、本年度より介護福祉士を貸付対象とし、将来を見据えた人材の確保に努めている。


・質問の人材の必要量をはじめとした医療ソーシャルワーカーや、市立根室病院の医療連携室の役割機能については、今後の医療構想における病床機能や地域包括ケアシステム構築の中で関係機関などと十分協議を行い対応したい。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

平成28年9月定例月議会一般質問 地域医療構想その1

1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について

【質問要旨】

 根室区域地域医療構想で示された2025年の医療需要と病床必要量について、調整会議の中でどのように議論されたのか、また、釧路圏域あるいは、管内医療機関との連携をどのように捉えているのか見解を伺いたい。

【市長答弁】

(はじめに、根室区域地域医療構想についてでありますが)
・根室区域地域医療構想は、医療法に基づき、今後の高齢化の進展を踏まえた医療の在り方や人口構造の変化に対応した医療供給体制を目指すため、国から示された「地域医療構想策定ガイドライン」等を参考に北海道で定めた「地域医療構想策定方針」に基づく構想。


・策定にあたっては、医療提供者、行政機関、関係団体など31組織・団体で構成する「根室圏域地域医療構想調整会議」でこれまで3回の調整会議が開催された。


・道から示された目標病床数497床(90床削減)について協議がされ、現状の各医療機関の休床数や病床区分の変更計画などを考慮した中で、目標数値は現実的とする一方、医療従事者の確保や機能変更による経営への懸念などが議論された。


・高度急性期や急性期、回復期の一部を釧路圏域に依存している状況にあることから、病床推計値における高度急性期、急性期については、現状の流出入を大きく変化させることは難しいとの考えのもと、「患者住所地ベース」と「医療機関所在地ベース」で推計。


・今後策定される「北海道医療構想」を踏まえ、バランスのとれた提供体制になるよう釧路・根室相互の連携について調整会議などを通し協議する。


【再質問】

(根室区域地域医療構想を根室市としてどう考えるのか)

・「根室市は自治体病院広域・連携構想(H19年度)の中で唯一一市単独の医療圏として位置づけられている。

・「根室区域地域医療構想」は2次医療圏としての構想であり、根室市の地域事情・実態を考えると、この根室区域地域医療構想を、更に、根室市としてどう捉えるかという視点から分析・検討・方針作りが必要であり、そのプロセスなくして、根室市としての今後の取り組みを論じることはできないと考える。


【答弁】

・議員ご指摘のとおり、北海道が平成20年1月に策定した、「自治体病院等広域化・連携構想」において、根室市は極端に広域となる地域として、根室北部4町と根室市をそれぞれ独立した区域として位置づけられている。


・一方、現在、策定作業中である「北海道地域医療構想」では、根室管内1市4町を一つの圏域とされている。


・このことから、今後において「自治体病院等広域化・連携構想」の視点での2025年を見据えた病床の在り方などについて、早急に分析・検討を行う必要性があると考えている。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

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