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2016年11月10日 (木)

平成28年9月定例月議会一般質問 地域医療構想その2

1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(2)根室市としての今後の取組みについて

【質問要旨】

 根室市においても、高齢者の増加により、医療・介護ニーズは増加するものと考えられ、特に回復期、慢性期を担う機関をどの様に整理するかが大変重要な課題となるものと判断します。今後、根室区域地域医療構想を具現化するためにどのような取り組みを想定しているのか見解を伺いたい。

【市長問弁】

(次に、医療構想具現化の取組みについてでありますが)

・根室市における65歳以上の高齢者人口は、本年8月末現在、8520人(高齢化率31.7%)。

・今後増加傾向で推移するものの平成32年の8540人(高齢化率33.6%)をピークに減少傾向に転じ、2025年には、8310人(高齢化率35.4%)と推計している。

・「地域医療構想」が掲げる高齢化の進展により必要とされる医療体制については、急性期から回復期や慢性期、更には、在宅医療までバランスのとれた体制の構築が求められている。

・医療構想の具現化については、根室地域の疾病状況や地域の連携状況の分析を行い、個別医療機関の具体的な役割や医療機関相互の役割分担・連携体制等について、慎重に協議を重ね、課題を整理し解決することが必要。

・今後、「根室圏域地域医療構想調整会議」での協議をはじめ、必要な議論の場の提供に努めるとともに北海道などと十分連携し、具現化に向けた役割を果たす。


【再質問1】

・北海道から示された目標病床数479床=90床の廃止。根室市に、どの様な影響が あるのか?
・また、地域医療構想において地域に求められる医療体制の姿、地域に密着した病床、即ち、急性期、回復期、慢性期に関してどの様な方向性を根室市として判断すべきか、北海道が示す構想を待つまでもなく、早急に、取り組むべき検討課題ではないのか?
・根室市自らの取り組みが遅すぎる、危機感が感じられない。

【答弁】

(目標病床数の影響と医療体制の方向性についてでありますが)
・北海道から示された病床数497病床は、根室圏域全体で考えた場合においては、現状の休床数や病床区分の変更計画を考慮した中で、現実的であるとされもの。


・当市における病床数では、市立根室病院で一般病床131床、感染病床4病床の135病床でありますが、現時点においては、この病床数に影響はないものと考えている。


・病床機能の急性期、回復期、慢性期の方向性については、今後、当市で補完可能な医療体制について、市立根室病院を中心に他の医療機関などとも十分に協議を行って参りたい。


【意見として】

・131床の病床数の削減はない(=増床のもない)という見通しの下で、根室市として、急性期・回復期・慢性期の連携・カバー、特に、医療療養病床を地域でどの様にカバーするかが重要な課題である。


・第3次医療圏との連携をどの様に考えるべきかを含め、高度急性期、高度医療の治療後、回復期医療を家族の負担の少ない市内医療機関で受けられる環境づくりをどの様に進めるかが重要であると考えます。


・高齢化率が既に30%を超えており、2025年に向けさらに高まること見込まれる中、地域でどの様に高齢者の医療・療養環境を整えて行くのか、安心安全、高齢者にやさしいまちづくりを進めることが必要であり、その方向性を明らかにする取り組み、施策の「見える化」は重要な課題です。


・スピード感、危機感をもって、早期に方向性、ビジョンづくりの作業に取り組まなければならないと考えます。


【再質問2】

・地域の人材確保の問題(市立病院だけの問題ではない)について
・医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚市、介護福祉士等々の必要量や医療ソシャルワーカーや市立病院の医療連携室の役割機能等地域の人材確保の問題について、どの様な現状認識をされているのか?
・また、今後、どの様な取り組みが地域として必要なのか? 改めて、見解を伺う。

【答弁】

(地域の人材確保についてでありますが)
・高齢化が進む中、医療と介護の連携や地域全体で高齢者を支える「地域包括ケアシステム」を視点とした医療構想の具現化が大変重要であると認識している。


・そのため、医療・介護それぞれの分野が担う役割を果たすためには、その人材の確保と育成が必要である。


・修学資金貸付制度を活用し、医療従事者(医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士など)に加え、平成27年度から言語聴覚士、更には、本年度より介護福祉士を貸付対象とし、将来を見据えた人材の確保に努めている。


・質問の人材の必要量をはじめとした医療ソーシャルワーカーや、市立根室病院の医療連携室の役割機能については、今後の医療構想における病床機能や地域包括ケアシステム構築の中で関係機関などと十分協議を行い対応したい。


1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて

(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について

2.市立根室病院の経営改革について

(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について 
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について

※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。

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