平成28年9月定例月議会一般質問 地域医療構想その3
1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について
【質問要旨】
地域医療構想・地域包括ケアシステムともに地域の実態・実情に応じた構築が求められているところであり、根室市としてはどのような連動性を想定されているのか、また、どのような連携・体制を持って取組まれるのか、お考えを伺います。
【市長答弁】
(次に、地域包括ケアシステムとの連動についてでありますが、)
・平成26年に改正、公布された、医療介護総合確保推進法により、効率的かつ質の高い医療供給体制の構築と地域包括ケアシステムの構築を通じ地域における医療と介護の総合的な確保を図ることとされた。
・現在、北海道において、ケアシステムを見据えた、地域医療構想の策定作業が進められている。
・ケアシステムと医療構想の連動性については、システムが医療サービスを主要な構成要素としていることから、システム構築にあたっては、医療構想における病床機能と明確な役割分担が大変重要であると考えている。
・また、連携体制については、ケアシステムを実現するため、医療・介護・地域の資源を把握し、関係機関・団体などが連携する仕組みづくりが必要。
・医療や介護関係、さらには町会連合会、老人クラブなどの幅広い分野の代表による代表者レベルの地域ケア会議を設置した。
・地域ケア会議を通じて地域の実態に即した連携体制の構築を推進する。
・構想策定後において、各医療機関が担う急性期や回復期、慢性期などの機能別の病床数が検討されることから、その過程において、介護事業所などの幅広い意見が反映されるよう、北海道や関係団体などと、連携・協議に努める。
【意見として】
・地域医療構想策定ガイドラインが示す医療提供体制の構築に当たっては、地域包括ケアシステムの構築との連動性を考えるべきであり、医療から介護まで全体を包括した、根室市に相応しい、独自性をもった、高齢者施策への取組みとして、2025年を見据え、総合的な視点に立った政策展開が必要と考える。
・「地域ケア会議」、「根室保健医療福祉圏域連携推進会議」(根室版の調整会議)の機能を一本化するような対応・組織づくりも必要と考える。
1.地域医療構想に対する根室市としての取組みについて
(1)北海道が取りまとめた根室区域地域医療構想について
(2)根室市としての今後の取組みについて
(3)地域包括ケアシステム構築との連動性について
2.市立根室病院の経営改革について
(1)直近の診療実績を踏まえた平成28年度の経営見通しについて
(2)医療従事者の招へい対策の状況について
(3)患者サービス向上対策への取り組み状況について
(4)新公立病院改革ガイドラインに基づく新たな病院改革プランの策定について
※壇上での質問内容(詳細)はPDFファイルの通りです。
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