平成25年第2回定例会一般質問(OSサポート終了問題)その1
2.コンピュータオペレーティングシステム(OS)の2014年サポート終了の影響等について
(1)全庁的な影響と対策について
【質問要旨】
ウィンドウズXP等については、来年の四月で製品サポートが終了することについて数年前から情報があり、地方公共団体においても適切な対策を講じるよう、総務省から連絡が来ている。
根室市全体として、ウィンドウズXPを始めとするサポート終了製品の利用状況、並びに来年四月までの対策について、現時点での見解を伺いたい。
【市長答弁】
・現在、市役所本庁舎や消防庁舎及び、教育施設や学校、病院を含めた、根室市全体で利用しているパソコンは、944台。
・このうち、サポート切れの対象となる基本ソフト等を登載しているパソコンは、
市役所関係では278台、病院が187台、合計で、465台。
・市役所関係で対象となる278台のうち、178台については基本ソフトの更新作業を本年度中に行う。
・残りの100台については、年度内にリース満了となることから、新規入替えを計画しいる。
・なお、学校に導入している326台のパソコンについては、既に全てウィンドウズ7(セブン)を利用。
・病院でサポート切れとなる187台については、基本ソフトはウィンドウズXPを利用している。
・外部ネットワークとの接続は行っておらず、さらに、外部からのウィルス等の侵入対策を講じていることから、基本ソフトの入替えは当面計画していない。
【自席からの一問一答】
質問:office2003、internet Explorer6.0のサポート終了の影響はないのか
答弁:
・基本ソフトの更新作業の中で対応を行っていますので、影響は無い。
・オフィス2003を使用しているパソコンについては、マイクロソフトオフィスとの互換性があり、無料で利用できるオープンオフィスを導入する予定です。
意見:オープン・オフィスについては、100%互換ではないので慎重な判断が必要です。
質問:本庁所管のパソコン278台のうち、178台は今年度中に更新作業を行うということであるが、予算措置はされているのか。
答弁:
・今回オペレーティングシステム(OS)の入替えを計画しているパソコンは、リース開始時にウィンドウズ XPの後継OSであるウィンドウズ ビスタ又はウィンドウズ 7のダウングレード版として導入していることから、新たにソフトウェア等の導入に係る経費は発生せず、予算措置は行っていない。
・更新作業については、情報管理課職員による作業を予定している。
質問:パソコン1台の更新に要する時間は約4時間。178台の更新に作業には712時間。相当な事務量になるが、なぜ、職員対応としたのか?
答弁:
・アップグレード作業については、市内外の業者での作業も検討したが、
①パソコンの代替機が確保出来ないこと
②オペレーティングシステム(OS)の入替え作業そのものより、事前の準備作業や作業後の個別の設定作業に、より労力がかかることから
・行政事務に精通し、また庁内で利用している各種システムや庁内ネットワークを熟知している市職員(情報管理課)による作業が適当と判断した。
意見:
・理由は理解するが、「事前の準備作業や作業後の個別の設定作業」といった部分に現行システムの課題を感じる。システムのシンクライアント化、データの一元管理など、OSの影響を受けない、システムへの移行を検討すべきである。
・職員で対応するのであれば、超過勤務等職員の負担増をしっかりと認識し、適切な処置に努めていただきたい。
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2.コンピュータオペレーティングシステム(OS)の2014年サポート終了の影響等について | |
(1)全庁的な影響と対策について | |
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