内科矢野先生を囲んで!
3/16 今月末で市立病院を定年退職される内科矢野先生の送別会を行いました。
矢野先生には平成19年11月市立病院が医師不足で一番厳しい時期に赴任いただきました。
「根室の医療を守りたい」と言い、来てくださった先生です。一般内科として生活習慣病外来診療、在宅診療の立ち上げ、健診、四島交流事業等々にご尽力いただいたところです。
在任中にロシア語もマスターされロシア人医師の研修受け入れ等にも携わっていただきました。
今後、市立病院は高齢者医療への対応が求められますので、一般内科・総合内科の体制整備が必要です。矢野先生には根室に残っていただきたかったのですが、残念です。
3年5カ月有難うございました。
矢野先生のお話を聞きながら、今後の高齢者の医療・介護の療養環境のことが非常に気になりました。
※根室市では、新年度、「根室市高齢者保健福祉計画」、「根室市介護保険事業計画」の見直し(H24-H26までの計画)が行われます。長谷川市長は、医療療養型、介護療養型病床の問題については、庁内協議を行っており、その協議内容を踏まえ、計画見直しの中で、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設の計画目標床、定員60増でカバーすることを議会答弁していますが、私は、療養病床の問題の解決にはならないものと考えています。(議場では何度とその考えは述べてきましたが)
※現行計画でも介護療養型病床1ヶ所定員43人の目標に対して充足率は0%です。急性期治療を終え高齢者が全て介護保険施設、特別養護老人ホームに入所できるわけではありませんので、自宅へ戻るまでの療養期治療の場が必要です。 http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/728c565e87c7fffc4925717d0035f151/$FILE/4章.pdf
※新しくなる市立病院でどうカバーするかが課題です。
※市立病院を含めた保健、福祉、介護、医療の地域計画策定とそれに基づく市立病院の医師や技術者の招へいプランも必要です。(定年退職を迎える医師の採用も検討事項)
※新しい計画作りでは療養病床についても議論され、その事を踏まえた計画策定作業になることを期待しています。(私も、担当部署とも意見交換を行います。)
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