メールアドレス

  • honda@officemics.jp

Twitter

« 2011年3月 | メイン | 2011年5月 »

2011年4月

2011年4月12日 (火)

東日本大震災被害地等の支援に関する条例

4/12 議員協議会があり、4/14開催の第2回市議会臨時会の議案説明がありました。

昨日の各会派代表者会議及び今日の議員協議会も報道機関の取材があり、既に一部発表になっていますが、議員協議会で説明のあった事項について私からも報告します。


東日本大震災被害地等の支援に関する条例制定、被災地等に対する「人道支援対策」及び市有施設の災害復興経費に対する補正予算が審議されます。

この条例は、東日本大震災による地震及び津波により家屋を失った者、原発事故避難者及び企業再建就労のため一時的に根室市を生活拠点とする者等について支援分野を定めそれぞれに対する支援内容等を定めるものです。

1.経済救済支援として、被災地に対する義援金、被災外来漁船に対する見舞金を送付。

2.物資救援として、被災地の要請に基づく物資支援。

3.人材派遣として、被災地の復興応援等に当たる。

4.受入支援として、被災者に対する住宅の無償提供、仮設住宅建設地の提供、生活資金等の支給、生活物資の無償給付、被災者受入市民ボランティア登録、保育・就学支援、保健・福祉支援及び地元就労支援。

5.企業移転支援として、根室市内で再建及び起業する場合、固定資産税並びに法人市民税の減免措置を講じる。

以上の事項が支援策として講じられる予定です。

これらの「人道支援対策」に要する予算措置として 一般会計67,713千円、病院事業会計 2,396千円及び港湾整備事業会計58,861千円の補正予算が上程されます。

【一般会計】 

 災害地等に対する義援金等として

   被災地への義援金(13市長分) 16,250千円

   外来船へのお見舞金等 9,190千円(一隻10万円)

   被災地へ回航海中に全損した地元漁船への見舞金

 被災地に対する人材派遣  職員派遣旅費 4,740千円(12名分)

 被災者の受入れ支援 15世帯、60名分を予算措置 19,153千円

 市有施設の災害復旧経費として 9,880千円等

【病院事業会計】

 災害支援費として、薬品費、旅費、消耗品費、燃料費、使用料及び賃借料として2,396千円

 ※4/22から28日まで気仙沼市立病院へ医師1名、看護師2名、事務職1名を派遣

【港湾整備事業会計】

 港湾施設の災害復旧経費 58,861千円

14日10時第2回市議会臨時会で東日本大震災被害地等の支援策の審議が行われます。

東日本大震災による被害状況等について

本日、議員協議会が開催され、東日本大震災による根室市の被害状況等について説明がありました。

 ※第3回根室市漁業議会対策会議の協議内容としての報告です。

根室市全体の被害額は、4,261百万円(134件) 

 漁船破損、水産設備、漁具等の水産被害 4,155百万円(101件)

 工場床上浸水による商工被害 98百万円(11件)

 住宅床上浸水、土木被害など  8百万円(22件)

経済的影響額は、16,952百万円 (推計)

 ※平成22年度実績に基づく被害・出漁不明船の影響見込み額

  ロシア200海里内サケ・マス流網漁業 1,690百万円

  サンマ棒受網漁業 3,260百万円

  水揚減に伴う水産加工業、その他関連産業等に伴う影響額 12,002百万円

 経済的被害は、三陸地方からの外来漁船の大幅な減少による市中経済への影響額を推計したものですが、この額は、根室市にとってもこれまでに経験のない経済的損失額。

 さらには、原発事故に伴う水産物に対する風評被害も懸念される。

 この様な状況を踏まえ、国に対して被害を受けた漁船漁業者及び水産関係団体に対する新たな支援制度の創設を含めた、従来の枠組みを超えた思い切った支援策の早期実施について要望書を提出する予定。

以上

 

2011年4月 5日 (火)

新病院建設が進む中で…

4/4 父を連れて市立病院へ行ってきました。隔月で定期検査を受けています。朝9時の予約でしたので駐車場の心配もあり8時45分に病院に着く様に準備をして病院に向かいました。病院横の駐車場に2台分の空きがあり車をとめることができました。

父の通院介助をするようになって1年以上経ちますが、予約診察の場合、予約日の前日までに(一週間以内)検査を済ませておけば、受付から会計まで1時間程度で済みます。

薬は院外処方ですから、薬局で処方箋を受け取り、その場で調剤薬局へファックスで依頼しておけば、調剤薬局でも殆ど待ち時間なく薬を受け取ることができます。

検査も午後の時間帯に行けば殆ど待ち時間もなく30分程度で会計まで済んでしまいます。

今は、この様に予約診療が受けられる診療科は待ち時間の問題はほとんど解消されています。

古い話ですが、私が市立病院の事務局次長として市立病院にはじめて勤務した平成12年6月当時は、予約制もなく、薬も全て院内処方でした。

診察は受付順でしたので、早い方は朝5時前から診察券を受付箱に入れるため病院の玄関が開くのを外で待っていました。診察が順調に終わっても、料金計算が手作業のため計算に時間がかかり待たされ、それが終わっても、料金計算の際に処方箋を基に薬の料金計算もしますので薬局に処方箋がまわるまでに時間を要する為、薬を受け取って病院を出るまで一日がかりという状況でした。

父の診察介助をしながらしみじみ、当時、てんやわんやの中で進めた「待ち時間解消」作業を思い出しました。

私自身、病院勤務の前は市の電算システムの構築に10数年携わっていましたので、当時、患者さんから一番クレームの多かった待ち時間解消のための業務分析を行い、当時の旭川医科大学の先生方とも相談した結果、オーダリング・システムをベースにしなければ待ち時間の解消は難しいと判断しました。

丁度、レセプト電算システムの更新時期でもあり、患者さんの待ち時間解消、患者サービスの向上という目標もはっきりと見えていましたので、医師やコメディカルの協力も直にいただけ、オーダリングシステムをベースとした医療情報に切り替えることになりました。

しかし、システムの開発、運用には時間がかかりますので、システム化と並行して当時利用していたレセプト計算システムをベースに院外処方をはじめることで薬局での待ち時間の解消を図り、予約制については予約センターをつくり(今の放射線科受付前)手作業で内科の診療予約からはじめました。

平成13年9月から内科の再診患者の予約制をスタート。

院外処方は、14年2月から外科など一部の科で実験的にはじめ、14年4月から全科で院外処方がはじまりました。

同時進行で進めたオーダリング・システムの導入も、院内の関係部署が全員参加して、仕組み作りを進めましたが、予約オーダーについては、システム化を意識しながら手作業の仕組みを医師や看護部と一緒につくりましたので、オーダリングへの切り替え、検査予約オーダー等への拡大も順調にいきました。

出来てしまえはそれが当たり前になってしまいますが、仕組みを変える作業には相当のエネルギーが必要です。

新病院建設も3月3日安全祈願祭が執り行われ工事もはじまっています。新しい建物を機能させるための様々なシステム作り(コンピュータ化も含め)を同時に進めなければなりません。

1104052

※今日の工事現場の様子(ATMコーナーから)。霊安室や裏口もすっかり撤去されています。

来年10月には新病院が開院する見込みです。期間がありませんので心配です。そんな中、事務部門の課長職が全員異動という4月1日付けの人事も私には理解できません。

考えあっての判断とは思いますが、管理職に求められるノウハウも病院は一般行政とは異なり、医療に関する知識、経験も必要です。

今年から来年の開院時、そして病院運営を安定させるまでの仕事のボリュームを考えると非常に心配です。病院のリーダーたる管理職には、一年でも多くの経験を積ませる必要があります。

異動、昇格された管理職の方々そして職員の健闘を期待したいと思います。

サイト内検索

  • powered by Google

1.根室市ホームページ お知らせ

2.北海道議会議員 松浦宗信オフィシャルサイト

3.根室市観光協会ブログ

4.ビザなしサポーターズたんぽぽ


| HOME意見・質問サイトポリシー | 個人情報対策


自宅・事務所所在:北海道根室市光洋町町1丁目39番地7
E-mail : honda@officemics.jp
Facebook : https://www.facebook.com/toshiharu.honda
Twitter : @toshiharu_honda

Copyrightc2009 Toshiharu Honda All Rights Reserved.