メールアドレス

  • honda@officemics.jp

Twitter

« 内科矢野先生を囲んで! | メイン | 東日本大震災による被害状況等について »

2011年4月 5日 (火)

新病院建設が進む中で…

4/4 父を連れて市立病院へ行ってきました。隔月で定期検査を受けています。朝9時の予約でしたので駐車場の心配もあり8時45分に病院に着く様に準備をして病院に向かいました。病院横の駐車場に2台分の空きがあり車をとめることができました。

父の通院介助をするようになって1年以上経ちますが、予約診察の場合、予約日の前日までに(一週間以内)検査を済ませておけば、受付から会計まで1時間程度で済みます。

薬は院外処方ですから、薬局で処方箋を受け取り、その場で調剤薬局へファックスで依頼しておけば、調剤薬局でも殆ど待ち時間なく薬を受け取ることができます。

検査も午後の時間帯に行けば殆ど待ち時間もなく30分程度で会計まで済んでしまいます。

今は、この様に予約診療が受けられる診療科は待ち時間の問題はほとんど解消されています。

古い話ですが、私が市立病院の事務局次長として市立病院にはじめて勤務した平成12年6月当時は、予約制もなく、薬も全て院内処方でした。

診察は受付順でしたので、早い方は朝5時前から診察券を受付箱に入れるため病院の玄関が開くのを外で待っていました。診察が順調に終わっても、料金計算が手作業のため計算に時間がかかり待たされ、それが終わっても、料金計算の際に処方箋を基に薬の料金計算もしますので薬局に処方箋がまわるまでに時間を要する為、薬を受け取って病院を出るまで一日がかりという状況でした。

父の診察介助をしながらしみじみ、当時、てんやわんやの中で進めた「待ち時間解消」作業を思い出しました。

私自身、病院勤務の前は市の電算システムの構築に10数年携わっていましたので、当時、患者さんから一番クレームの多かった待ち時間解消のための業務分析を行い、当時の旭川医科大学の先生方とも相談した結果、オーダリング・システムをベースにしなければ待ち時間の解消は難しいと判断しました。

丁度、レセプト電算システムの更新時期でもあり、患者さんの待ち時間解消、患者サービスの向上という目標もはっきりと見えていましたので、医師やコメディカルの協力も直にいただけ、オーダリングシステムをベースとした医療情報に切り替えることになりました。

しかし、システムの開発、運用には時間がかかりますので、システム化と並行して当時利用していたレセプト計算システムをベースに院外処方をはじめることで薬局での待ち時間の解消を図り、予約制については予約センターをつくり(今の放射線科受付前)手作業で内科の診療予約からはじめました。

平成13年9月から内科の再診患者の予約制をスタート。

院外処方は、14年2月から外科など一部の科で実験的にはじめ、14年4月から全科で院外処方がはじまりました。

同時進行で進めたオーダリング・システムの導入も、院内の関係部署が全員参加して、仕組み作りを進めましたが、予約オーダーについては、システム化を意識しながら手作業の仕組みを医師や看護部と一緒につくりましたので、オーダリングへの切り替え、検査予約オーダー等への拡大も順調にいきました。

出来てしまえはそれが当たり前になってしまいますが、仕組みを変える作業には相当のエネルギーが必要です。

新病院建設も3月3日安全祈願祭が執り行われ工事もはじまっています。新しい建物を機能させるための様々なシステム作り(コンピュータ化も含め)を同時に進めなければなりません。

1104052

※今日の工事現場の様子(ATMコーナーから)。霊安室や裏口もすっかり撤去されています。

来年10月には新病院が開院する見込みです。期間がありませんので心配です。そんな中、事務部門の課長職が全員異動という4月1日付けの人事も私には理解できません。

考えあっての判断とは思いますが、管理職に求められるノウハウも病院は一般行政とは異なり、医療に関する知識、経験も必要です。

今年から来年の開院時、そして病院運営を安定させるまでの仕事のボリュームを考えると非常に心配です。病院のリーダーたる管理職には、一年でも多くの経験を積ませる必要があります。

異動、昇格された管理職の方々そして職員の健闘を期待したいと思います。

コメント

指摘されている事に同感です。今の市政はオール根室の名のもとで退廃的な面ばかり目につきます。もっと外に目を向けて建設的取組が重要である。人口増を図るため水産庁の取締船の花咲港母港化、北方領土隣接地の振興策の一環として大規模水産研究施設の誘致などを推進すべきである。

茨城人さん コメント・ご意見有難うございます。

将来を見据えたビジョンを持ち、実現に向けた粘り強い取り組みが必要です。

今年度から根室再興政策プロジェクトと言う考えのもとに、産業の活性化、医療・福祉の充実、次世代地元定着等の目標を設け集中的、加速的に事業展開をするという方針が示されました。

計画策定前に市民参加の議論が必要ですが、そのプロセスは省かれています。理由としては「このプロジェクトは5年前から進めている総合計画事業を基に、加速的、集中的に行う事業をまとめたもので、総合計画自体が市民参加、そして議会の議決を経たものであり、民意を踏まえたものであるので、民意は反映されている」と言うことです。

総合計画の2倍の速さで人口が3万人を割っているわけですから、計画の軌道修正のスピードも上げなければなりません。

都市計画マスタープランも同様です。計画の柱としていた“市立病院を中心とする医療・保健・福祉ゾーン化”の考えが病院の現地改修により既に崩れています。

このまちの将来を示す指針ともいえる中核的な計画については、進捗状況を市民に解かり易く伝える、次のアクションへも民意の反映を最優先に行うべきだと思います。

ご意見をいただいた様に「もっと外に目を向けた建設的取組が必要」と私も考えます。そういった姿勢でなければ将来への希望も見えなくなります。

東日本大震災から一カ月、先の見えない試練の時間はまだまだ続きますが、このまちの未来のために今こそ頑張らなければと思っております。

コメントを投稿

サイト内検索

  • powered by Google

1.根室市ホームページ お知らせ

2.北海道議会議員 松浦宗信オフィシャルサイト

3.根室市観光協会ブログ

4.ビザなしサポーターズたんぽぽ


| HOME意見・質問サイトポリシー | 個人情報対策


自宅・事務所所在:北海道根室市光洋町町1丁目39番地7
E-mail : honda@officemics.jp
Facebook : https://www.facebook.com/toshiharu.honda
Twitter : @toshiharu_honda

Copyrightc2009 Toshiharu Honda All Rights Reserved.