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2013年3月26日 (火)

平成25年第1回定例会一般質問(財政問題)

平成25年第1回定例会一般質問の市長との質疑の内容を質問項目別に報告します。

壇上の質問(読み原稿)はPDFファイルのとおりです。※3/13のブログより

1.自立可能な行財政基盤の確立と予算編成について
 
(1)第5次行政改革の基本方針とのかい離について

【質問要旨】


平成25年度予算編成に当たり、自立可能な行財政基盤の確立の観点から、第5次行政改革の基本的方針とのかい離について、どのように判断し、平成24、25年度における多額な市債発行をどの様に捉え、将来推計しているのか伺う。

【市長答弁】

・議員ご指摘のとおり、第五次行政改革においては、「市民サービスの質の向上と健全な行財政基盤の確立」を目標として、平成22年度から、平成26年度までの5年間を実施期間と定め、各種施策を推進している。

・取組項目の一つとして、「公債費の抑制」を掲げ、「新規の市債発行を抑制し、市債残高の縮減に努める。」ことを目標に、建設事業充当の新規市債発行を「8億円以内」に抑制することとしている。

・決算ベースでは、平成22年度9億4千万円、23年度7億7千万円、24年度決算見込みで、23億6千万円、25年度予算で、16億9千万円となっており、目標額を超過している。

・大きな要因としては、平成24年度以降において、喫緊の課題である「高齢者対策」、「防災・減災対策」に係る事業が集中し、国の有利な補助制度等を活用した結果、起債の発行が大幅に増加したところである。

・市債の償還額につきましては、平成26年度をピークに減少傾向で推移する

・財政健全化法上の、「将来負担比率」につきましても、101.3%と、早期健全化基準である「350%」を大幅に下回っている。

・いずれにいたしましても、公債費を含む義務的経費の適正化は、健全な財政運営に必要不可欠でありますことから、これまで以上、財政規律の確保に努め、自立可能な行財政基盤の確立に努める。

(2)予算編成のあり方と財政収支試算の位置付けについて

【質問要旨】

現在は、規律ある財政の下で、政策目標達成に向け、限られた財源・資源を計画的にコントロールし、優先順位の高い分野へのシフト、公共サービスの効率的な供給が必要な時代であると考える。このためには、財政収支試算の策定をし、財源の点から確固たる予算フレームを編成したうえで、予算編成にあたることが有効と考える。市長の考えを伺う。

【市長答弁】

・財政運営については、全国の自治体が、各々抱える事情が異なることなどから、各自治体が、試行錯誤を重ねながら、それぞれに見合った手法を模索し、予算編成にあたっている。

・地方財政学等においても、あらゆる視点・角度からの研究報告がされている。

・当市においては、従前より予算編成の前段で、「財政収支試算」を策定し、更には「政策会議」などの結果を踏まえたうえで、例年11月に「予算編成要綱」を公表し、予算編成にあたることとしている。

・必要に応じ、時点修正を加えながら、財政運営にあたっているところであり、今後とも財政環境の変化に柔軟に対応できる、予算編成に努めてたい。

【再質問】

本年度・来年度の多額な市債発行や、病院会計繰出金の増のほか、明治公園構想などの大規模プロジェクトの予定もある中、今後の収支バランスが不透明である。

市債償還額等も増加しており、「自立可能な財政基盤の確立に努める」との答弁と、実態が伴っていない。

これらのことから、早急に、中・長期的な財政収支見通しを示すべきと考えるが、改めて伺いたい。

【市長再質問答弁】

・従前より、予算編成の前段で、「財政収支試算」を策定し、そのうち、新年度の収支フレームについて、「予算編成要綱」に掲げ、予算編成にあたるとともに、その後においても、必要に応じ、時点修正を加え、健全な財政運営にあたっている。

・新年度は、喫緊の課題である、「防災・減災対策」や「高齢者対策」、「教育環境の充実」などについて、緊急性を最優先に考慮した、事業選択したため、一時的に、市債残高等が増加となった。

・また、国による、平成25年度「地方財政計画」においては、地方交付税が6年ぶりに減額となる中、地方の財政運営の指針となる、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」、いわゆる「骨太の方針」が示されることとされている。

・新政権における方針については、地方交付税等の将来推計に際し、重視しなければならない要素と考えていることから、その内容を十分検証のうえ、今般策定した、財政収支試算に反映したうえで、然るべき時期に示したい。

【自席より要望】

※現在、議会に示されている財政収支試算は、昨年秋のものであり、病院事業会計の収支見通し、新年度予算は組み込まれていない。

※議会として中長期的財政見通しが不透明な中で、どの様に予算を審査すればよいのか?早急に、中長期的な財政収支見通しを示していただきたい。

以上

平成25年第1回市議会定例会一般質問

1.自立可能な行財政基盤の確立と予算編成について
2.職員配置の適正化と人材育成への取り組みについて
3.北方領土返還運動原点のまちとしてのスタンスについて
4.市立根室病院の経営改革の見通しと目標について
5.学校統廃合に伴う旧校舎の跡地利用のあり方について


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