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2012年10月

2012年10月 6日 (土)

企業会計決算委員会2日目(病院事業会計)

10/5 平成23年度決算審査特別委員会二日目、病院事業会計の決算審査特別委員会を傍聴しました。

以下は、主な審議事項です。(私のメモです。)

【病院事業会計】

・入院、外来患者動向(改革プランとのかい離)

・医師体制と患者動向の関係について
 常勤医師数 H22年度 14名  H23年度 13名 → 1名減
 入院患者数 H22年度 33,525人  H23年度 33,587人 → 62人増
 入院収益  H22年度 1,331百万円  H23年度 1,295百万円 → 36百万円減

・医師確保対策経費に対する一般会計繰出金の内訳と実質経費の詳細について
 給与費の全国平均との差額 234百万円、医師確保対策経費 63百万円(内医師招へい対策旅費5.7百万円)
・医師招へい対策に要した旅費、食糧費、交際費等の詳細について
 ※資料提示を求める。
・医師招へい対策の費用対効果について

・23年度の経営状況についての総合的評価について

・一般会計繰出金のうち病院会計の収支均衡を図る補助金の改革プランと実績のかい離について
・改革プランとのかい離の圧縮が経営改善の目標、一つひとつの課題を解決すること。
・収支均衡を図る補助金の推移(経営悪化の状況)
 H23 468百万円、 H22 278百万円 H21 372百万円
・H22とH23の差190百万円の差額をどう埋められるのか

・外来患者数の減員の分析と今後の対策
・外来収益と診療体系の関係について(検査料の減の理由)

・薬剤師の人数と年齢構成と診療上必要人数
  人数 3名 年齢構成 58才2名、54才1名 必要人員 5名

・病院運営上の事務局の役割について

・一般会計繰出金の目安(過去の市長答弁では7億円、新しい繰出基準では8億円)
・実際の繰出額との差額、H23年度は約5億円。この差額をどの様に圧縮するのか。

・H23年度接遇、サービスについてのどの様な取り組みをしたのか。
・接遇研修等の必要性について

・収支それぞれの当初予算と決算の対比について

・公共性と経済性のバランスについて

・新病院建設に伴う減価償却費の収益的収支への影響について

・今後の病院運営に関する総論を

・H23年度の事務局体制の問題(課長職3名全員の交替)

・院内物流(SPD)委託料に関する監査指摘(債務負担行為、継続契約等の事務手続きの漏れ)について
・他契約にもこの様な問題があるのでは?
・何故、この様な問題が起こったのか?システム上の問題では?

・経営改善の悪化、収益の悪化と医師体制について詳細分析の必要性

・病院のあり方、機能に応じた医師体制の目標の明確化とその目標を達成するための招へい対策が必要。

・昨年2月に示された病院長ビジョン、描いた病院のあり方を踏まえた、当面の診療体制、医師招へいの目標について
・議会に対して、医師招へい、収益について、目標とその達成状況も含め、もっと解りやすい説明をすべき。

・院内の病院経営、医師招へい対策等に関する意思決定機能について
(1)管理者会議 (2)運営会議 (3)経営改善会議 (4)診療報酬検討委員会等々
 ※詳細について書面による報告を求める

・院内の医師招へい対策の責任者と今年度新たに配置した参事(職員OB)の役割
・具体的な医師招へい活動のアプローチ先と対応する人員(誰が交渉に当たるか)、その意思決定のルールは?

・病院特例債の経理のあり方について

・未収金の状況及び個人未収金対策について
 個人未収金は6千9百万円 ここ数年は、2百万円から3百万円 ※今年度は5.3百万円

※説明用の基礎資料の準備が不十分。経営分析まで手が回っていない様に感じました。

 

2012年10月 4日 (木)

企業会計の決算審査がはじまりました。

10/4 今日、明日の二日間、平成23年度企業会計決算審査が行われます。

初日の今日は、港湾整備事業会計、水道事業会計、下水道事業会計の審査が行われました。私は、来週12日からはじまる一般会計及び特別会計の決算審査特別委員会に入りましたので、今日、明日の二日間は傍聴です。

本日の決算委員会で質疑された主な事項は次の通りです。(私のメモです)

【港湾事業会計】

・この会計の今後不安要素は?
・未収金182百万円の回収に対する考え方
・繰越利益剰余金の推移
・給水設備、上屋の改修等の今後の事業計画
・公営企業債の残高と今後の企業債発行に対する方針
・一般会計負担金の内容
・建設仮勘定 1,871百万円(漁業補償)の内容
・土地売却収益の見通し
・収益的収支及び資本的収支の状況
・内部留保資金の考え方
・未収金、悪質滞納者の扱い
・漁業補償と今後の街づくりの関係について

【水道事業会計】

・給水収益の減収の内容
・水道事業会計の今後の経営見通し
・費用の節減、今後のアウトソーシングの考え方
・内部留保資金の内訳
・長期財政収支試算について
・収益的収支の主な増要因について
・一般会計繰出金に対する考え方
・今後の建設改良事業の見通し

【下水道事業会計】

・事業収益の状況について
・行政区域内人口、処理区域内人口の減少について
・一般会計繰出金の繰延処理の問題について
・不良債務の解消年度(H24年度で解消)
・現在計画されているミックス事業の下水道事業会計への影響について
・下水道事業会計の収益的収支の見通しについて

下水道事業会計については、一般会計繰出金の繰延の影響、ミックス事業(汚水処理施設共同整備事業)に議論が集中する。

市は、し尿処理場の老朽化が著しいことから、下水処理場で一括して共同処理が可能なミックス事業を検討しています。このことが下水道事業会計に影響があるのではということで、議論になったものです。

質疑の中でミックス事業の作業スケジュールも明らかになりました。
 H24,25年度 認可の準備
 H26年度 実施調査、実施設計
 H27,28年度 建設
 H29年度 事業スタート
  ※事業規模については説明なし。
  ※下水道事業会計の負担は無い旨の説明あり。(全て一般会計繰出金対応)

もう一点は、平成23年度末に予定されていた、平成17年度から続けている下水道事業会計への一般会計繰出金の繰延分の取り扱いの問題。 昨年10月に明らかになったのですが、23年度で終了する計画だった繰延措置が27年度まで継続されることになっています。

この結果、昨年の情報(下水道事業会計の長期試算では)では、23年度末の一般会計繰出不足額は13億7千万円。それが27年度まで延長することで更に繰出不足額が増える可能性もありました。

詳しくは、昨年10月26日のブログを参照ください。

現在、多額の一般会計繰入金を抑えるため繰延処置をしながら対応しているわけでこの解消が課題の一つです。今日の答弁では、23年度末の一般会計繰出不足額は15億円台になっている様です。

また、今回明らかになった、一般会計の繰入基準に基づく繰入が平成27年度で終了(供用開始から30年)し、その結果、28年度からこの収支に影響がでる。これも検討課題の一因です。

更に、29年度からミックス事業の減価償却費が発生するため3条予算(収益的収支)が悪化する見通し。

これらの問題については、下水道事業会計の長期収支試算、一般会計の長期収支試算の情報を入手し、詳細を分析したいと思っています。

今日は、ここまでです。

明日は、病院事業会計の決算審査になります。

10時から大会議室で開催されます。一般傍聴も可能ですので、時間がとれましたら是非傍聴下さい!

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