9/28 10時より予算審査特別委員会が開催されました。
市立根室病院事業会計補正予算(第2号)について、26日の一般質問の市長答弁と50分の持ち時間の質疑結果を踏まえ、悩みましたが、最終的に、突然の増額補正であり個々の補正理由も納得に至る説明の足りない点が多く、また、新病院建設事業費を含む収支見通しが示されていないこと、更には、一般会計繰出金の見通しに対する方針等も不透明であること等々現時点補正予算を承認する自信がもてませんでした。
出来れは、もう少し時間をかけていただき、採決を保留して、10/17までの会期中に議員協議会を開催し、市長から、補正予算案に対する詳細説明や副市長が述べた3パターンの収支見通し及び一般会計繰出金の対する考えと見通し等を示していただき、その結果をもっての採決をと考え、複数の議員に調整をお願いしましたが、残念ながら、即日、採決という結果になってしまいましたので、やむなく反対の立場を表明しました。
本会議では、共産党の3名が賛成も反対の立場も現時点では表明できないとして、退席し採決が行われました。
私と瀬谷議員が反対しましたが、起立採決により補正予算案は採択されました。
この時点で補正予算の否決は、竣工時期にも影響がりますので、判断に苦しみましたが、現地改修の判断も突然、病床数の削減も突然、事業費圧縮の約束も崩れ、医療情報システムの導入予算なども6月補正質疑段階で既に350,000千円の事業費を想定していながら300,000千円以内に抑えたいと事実とは違う答弁をされたり、更には、今回のこの時期、事業費350,000千円、医療情報システム40,000千円、機械及び備品購入費の33,042千円もの突然の増額補正とその必要性についての説明不足、不透明な収支見通し等々、あまりにも、不誠実な事業執行、自信をもって賛成できる理由を見つけることが出来ませんでした...
補正予算質疑内容及び今回の質問のために準備した病院の経営状況や事業費の推移等の資料もPDFファイルでアップしましたので参考にしていただければ幸いです。
資料1 補正予算質疑記録
資料2 病院の経営状況及び建設事業費の推移等に関する資料
以下は、予算審査特別委員会の採決前に行った、私の態度表明の内容です。
平成24年度市立根室病院事業会計補正予算(第2号)に対して態度表明をさせていただきます。
多くの市民が待ち望む待望の新市立病院の完成を眼の前にして、ご提案のあった病院事業会計補正予算でしたので、しっかり内容を審査させていただき、将来に禍根を残さないよう適切な判断をする必要があると考えておりました。
また、一般質問も含め、この時点での4億円近い補正額を精査、更には、新病院開設後の経営見通しなどをお聞きして、今後の一般会計の費用負担等々もある程度明らかにし、市民の皆さんと一緒に納得と覚悟を持って事業の執行を承認、そして、完成を楽しみに応援しょうと思っておりました。
その為、質問事項についても時間をかけて調べ、また、考え、整理精査をしてまいりました。
しかし、残念ながら、補正予算審査の中での様々な質疑、ご答弁の内容では、補正内容自体の多くの疑問を払しょくできませんでしたし、何よりも、病院経営の将来見通し、更には、一般会計の様々な行政課題に多大な影響を与えることになる、一般会計繰出金について将来展望が示されないことに、疑問や不安が更に大きなものとなってしまいました。
この様な不透明な予算案を私自身が大丈夫と太鼓判を押す自信がまったくありません。
ここまで来たのだから、「仕方がないOK」 と言える内容ではないものと考えます。
この様な中で、この補正予算を承認することは、市民に対しても、また、診療に当たっていただいている医師・現場の皆さんに対しても、結果として、ご迷惑をおかけすることになるものと判断しました。
したがいまして、誠に、不本意ではありますが、熟慮の結果、本案に対しましては、反対の立場を表明させていただきます。
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