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2011年7月

2011年7月20日 (水)

空振や爆発音が続いています...

今年の4月以降、続いている空振や爆発音。昨日は、朝から何度も地震と勘違いしてしまうほどの振動と爆発音がありました。

この空振や爆発音は、国後島に駐留するロシア軍部隊が行っている老朽化した砲弾の爆破処理によるものですが、いったいどれだけの量の弾薬、砲弾が四島に配備されているのか?

根室市は、6月に、外務省に対し、事実確認と、事実である場合は処理の中止をロシア側に求めるよう要請しているのですが、1カ月が過ぎても、状況は何も変わりません。

領土問題は国家間の交渉事。この交渉事を支えることを目的に進められている四島交流事業や返還要求運動に参加している1市4町の住民に対して、一連の経過について国(道や市も)として説明責任を果たすべきと考えます。

今日が最終日ですが、北方四島から来ている青少年訪問団が根室管内で交流を続けています。また、今朝、今年最初の北方墓参の船が45名の団員を乗せ、国後島へ向かいました。

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四島交流事業は、日本人と北方四島在住ロシア人が相互に理解を深め、四島返還による北方領土問題解決のための環境作りを行う事が事業の目的。北方墓参は、人道的見地からはじまった事業で昭和39年から続いています。

一方で、今年に入りロシアは四島の軍事力を強化する方針を打ち出しており、ロシア要人の発言や行動をみますと、ロシアの四島に対する姿勢がどんどん強硬(北方四島返還の否定、平和条約の締結に固執しない、ビザなしの交流の廃止等々)になっているようにも思え、空振や爆発音の度にロシアの脅威を感じます。

四島交流事業がはじまり20年。交流事業には隣人として相互の交流や領土問題に対する理解を深めるという、役割は担ってきたものの、国レベルでのロシアの発言や四島交流で根室を訪問する青少年におそろいのサハリン州というロゴがデザインされたTシャツを着せたりと、交流の現場で、矛盾を感じることも現実に起こっています。

交流20年目の節目、北方領土返還要求運動原点の地から現地の実情を発信するとともに、四島交流事業に関して新たなアイディアを出し合い、国、道、関係団体等に提案、そして、自ら行動する努力が必要な時です。

2011年7月15日 (金)

四島交流事業・四島青少年受入

今朝、9:00に根室港本町側岸壁に北方四島の青少年訪問団35名が到着。

今日から20日まで根室市3泊、管内4町2泊のスケジュールで交流事業が行われます。

前にも書きましたが、17日に訪問団員全員を根室市内の企業、団体、個人14組がホームビジットの受け入れをします。この規模の受け入れは10数年ぶりだそうです。(私も受け入れをします。)

四島交流事業への市民参加が減っているなか、企業や団体がビジットのホスト役に手を上げていただいたことは非常に意義のあることです。

明日、明後日は港祭りですし、海の祈願祭や千人踊りにも参加、そしてビザなしサポーターズたんぽぽが担当する16日の青少年訪問団への夕食づくりボランティア、更に、17日のビジット受入、夕食交流会への参加等々今日から17日の夜までハードなスケジュールになりそうです。

頑張ります!

2011年7月13日 (水)

北方四島交流スピーチコンテス

7/11北方四島交流事業の受入メニューの一つである長期日本語習得研修のため札幌を訪問していた10名が研修を終え根室に戻ってきました。

今年は北方四島交流事業がはじまって20年目、日本語習得事業も10年目と節目の年です。節目の年の新企画として北方四島スピーチコンテストが開催されました。

札幌で研修をしてきたロシア人7名と根室市内のロシア語サークルでロシア語を学んでいる市民5名が参加。

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札幌で日本語を学んできたロシア人の皆さんは、約1カ月の研修の様子やその間の日本人との交流の感想、四島の紹介等2,3分のスピーチを、市内ロシア語サークルの皆さんもロシア人との交流やロシア語の勉強の体験談やおとぎ話の朗読などで日頃のサークル活動の成果を披露しました。

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スピーチコンテスト終了後には同会場でコンテストの表彰式を兼ねた夕食交流会も開催されました。

はじめての取り組みでしたが、コンテスト、交流会を通じて、お互いの言葉を理解すること、言葉を覚えた方々がこれからの四島交流の懸橋を担うこと等々言葉を通じた交流の必要性を感じました。

交流会では、四島のインターネット事情を聞いてみました。現在は、インターネットの使用料が従量制でスピードもまだ遅いようですが、Skype等を活用した日本語、ロシア語研修の可能性いついて投げかけたところ、インターネットを利用すれば冬場でも研修の継続が可能になるので、10分でも15分でも学習の機会ができたらいいと言う意見もありました。

今週は、15日から20日までの6日間、四島から青少年の訪問団が根室市ほか4町を訪れます。根室市でもホームビジットが復活し、企業団体を含め14組がホスト役を務めます。(10団体以上の受け入れは10年ぶりだそうです。)

私は、タンポポのメンバーとして16日は夕食提供ボランティア、17日はビジットの受け入れ をします。

四島交流は、国が進める北方四島の返還交渉を支えるための事業です。返還要求運動原点の根室市がどこの市町村よりも元気でなければと思っています。10年ぶりに10団体以上のビジット受入が復活したことも重要なことと捉えています。交流を通じ相互理解を深める地道な活動も続けなければなりません。

皆さんも、是非、四島交流事業に参加して下さい。また、新しい交流の枠組みの検討にも沢山の意見を寄せて下さい。

根室まちとくらしネットワークフォーラム7月例会

7/11 根室まちとくらしネットワークフォーラム7月例会に出席しました。

市立病院の現在の経営内容や新病院建設後の病院経営の新たな取り組みについて学ぶ例会ということで東浦病院長、佐々木病院事務長と私がゲストとして招かれました。

最初に、市立病院佐々木事務長が新病院建設計画の概要と病院の収支計画について報告

計画期間 着工:平成23年 2月  
開院:平成24年 秋、完成:平成24年 夏  
病床数 135床(一般病棟 131床、感染症病床 4床)  
駐車台数 280台(敷地内 220台、敷地外60台)  
事業費及び財源内訳 建設費(建築・解体・外構)  41億円
医療機器・情報システム・什器備品 16億円
設計・調査費等 3億円
総事業費 60億円
財源内訳 国・道補助金 23億円
起債(企業債、過疎債) 36億円
寄附金・その他一般財源 1億円

※収支計画については、改訂版改革プランの数字が示されました。

   

市立病院東浦院長からは病院の現状とこれからの取り組みについて次の事項について説明がありました。

・旭川医大派遣時の医療体制と市立根室病院医師体制の現状
・地域が求める医療と市立根室病院の役割
・地域医療を守っていくための地域医療、保健、福祉の連携
・医業収益、患者動向の推移
・必要医師数と今後の医師体制の見通し 
・市民に愛される病院を目指した病院改革への取り組み

 ※市民との信頼を得ること、病院内が一枚岩になることが重要

私は、新病院建設後の病院経営についてというテーマをいただきましたので

医師、看護師等コメディカルの人員体制、病院の経営見通し(改革プランの実行性と一般会計繰出金)、病院改革と病院機能評価、病病・病診連携、保健・福祉・介護との連携(療養病床の問題)、市民と協働の病院経営の観点からお話をさせていただきました。

・厳しい医師招へい対策の見通し、平成28年度までに21名の看護職員が退職する看護師確保対策が病院経営に大きな影響を与えること。
・10億円を超える一般会計繰出金と収支均衡を図るための繰出金の圧縮など繰出金の削減目標をもつこと。
・新たに認められた国の繰入基準や過疎債ソフト事業の財源補てん策等ここ数年の公立病院に対する国の方針と更なる財源措置の必要性について。
・医療療養病床の問題点、市民ボランティアの立ち上げやコンビニ受診の問題など市民と共に進める病院改革であること。 

等を述べました。

当日、利用した資料はPDFファイルをご覧ください。 PDFファイル687.8K

※これまで利用してきた資料に22年度最終予算、23年度当初予算等最新データを加えたものです。

この様な研修会が今後も継続されることを期待したいと思います。

2011年7月 8日 (金)

北方四島交流訪問事業「北連協主体の船」の見送り

7/7 午後4:00 独立行政法人北方領土問題対策協会主催の北方四島交流訪問事業「北連協主体の船」が根室港琴平岸壁から出港。

元島民や北方領土勉強会の大学生、労働組合総連合会、青年会議所等全国各地から集まった団員49名が4泊5日の日程で、国後島、択捉島を訪問します。

国後島では、行政府訪問、住民交流会、グループに分かれ漂流物調査や市内地視察が行われます。択捉島は2日間の日程で行政府訪問、墓地清掃、住民交流会、ホームビジット等が予定されています。

今回の訪問団には衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員の浅野貴博氏も参加していました。

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2011年7月 6日 (水)

坂本眞一氏講演会に出席

  6/30に、JR北海道の会長を務められ、現在、社団法人北海道観光振興機構の会長である坂本眞一氏の講演会に参加しました。

11070601_2北海道観光振興機構は、平成20年4月1日に北海道の観光振興の中核を担う組織として「北海道観光連盟」の改組により発足した組織で、観光戦略推進、コーディネート、マーケティング、プロモーション、地域支援の機能を担います。

講演会のテーマは「これからの北海道観光の課題」。

観光産業の北海道経済への影響力、震災前の北海道観光の状況、震災後の取り組み、震災の北海道観光への影響度調査(速報版)結果を踏まえた今後の観光のあり方等についての1時間30分程の公演でした。

北海道は観光消費が平成17年のデータですが12,946億円でこの額は平成18年の農業生産額10,530億円と漁業養殖生産額2,940億円合計とほぼ同額。

観光入込客数は平成19年まで大きな伸びを示していたが、不況の影響や価値観の多様化により微減傾向となったが、中国を中心に東アジアからの訪問者が国内入込の減少をカバーしている。

圏域別の観光入込客数は道北が増、十勝、道央圏はほぼ横ばい、釧路・根室、道南、オホーツク圏が落ち込んでいる。

大震災影響度調査(速報)の結果

・震災後の北海道観光産業全体の3月実績は過去最悪のレベル。
・第一四半期の見通しも引き続き低迷傾向。
・震災後92.7%の道内観光事業者は何らかのキャンセルを経験。
・キャンセルの主な理由は「自粛ムード」ではなかった可能性あり。
・夏に向けて回復の兆しが見える。
・中長期的にはエリア別のマーケットを細かく分析、対応していく必要がある。
・事業者の認識と消費者のマインド、事業者間、国内地域間、日本の消費者とアジアの消費者等ギャップの存在を認識すること。
・情報源の多様化、顧客は誰か。
・ITソーシャルメディアを活用した情報発信の充実が必要
・公的機関による情報やマスコミによる情報に加え、個人発信の情報(ウェブサイト、ブログ、SNS)が重要になる。
・観光は住民の力が必要、他地域と差別するために個人が語りかけることが重要。
・根室は、東の端であることをKeywordにいろいろな日本一を売りだしては。
・住民の力が、BlogやSNSなどの利用が必要。

坂本氏は講演のまとめで観光情報の入手方法としてITの重要性を挙げ、YouTube,Facebook,Twitter,Google等が震災後の情報交換で大活躍しており、以前にもまして情報交流のキーになり得ると提言されました。

マルチメディア協議会のメンバーとして、10数年前からITの活用について取り組んできましたが、このまちは中々新しい事、特にITの分野に対してのチャレンジが遅く、他地域、管内と比べても、相当、遅れをとっていると感じています。
坂本氏のご提言を、この地域がどう受け止め、どの様な取り組みを行うのか。このことが観光振興にとっても重要なキーワードになるのではないでしょうか?

Twitter、facebook、SNSって何だ?ではだめです。勉強しなければなりません。近々、根室マルチメディア協議会ではFacebookとSNSの勉強会を開催を予定していますので、皆さんも是非参加下さい。

2011年7月 1日 (金)

第2回自由訪問団の見送りへ

今日から7月です。今月は四島交流事業が目白押しです。

今朝、根室港へ、択捉島を訪問する今年2回目の自由訪問団の見送りにいってきました。

50名の元島民や関係者が3泊4日の日程で、択捉島を訪問します。

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ガスの中、根室港を出港。

今月は、ビザなし交流、自由訪問、墓参の見送り、出迎えでスケジュール表はいっぱいです。

「ビザなしサポーターズたんぽぽ」としても、北方四島側からの青少年訪問団の受け入れ事業のなかで、食事の提供(7/16)とホーム・ビジットの受け入れ(7/17)を行います。

久しぶりに根室市でホームビジットの受け入れを行うことになったのですが、まだ、受入家庭が足りません。興味、関心のある方は、ニ・ホ・ロへ問い合わせてをしてみて下さい。

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