根室まちとくらしネットワークフォーラム7月例会
7/11 根室まちとくらしネットワークフォーラム7月例会に出席しました。
市立病院の現在の経営内容や新病院建設後の病院経営の新たな取り組みについて学ぶ例会ということで東浦病院長、佐々木病院事務長と私がゲストとして招かれました。
最初に、市立病院佐々木事務長が新病院建設計画の概要と病院の収支計画について報告
計画期間 | 着工:平成23年 2月 | |
開院:平成24年 秋、完成:平成24年 夏 | ||
病床数 | 135床(一般病棟 131床、感染症病床 4床) | |
駐車台数 | 280台(敷地内 220台、敷地外60台) | |
事業費及び財源内訳 | 建設費(建築・解体・外構) | 41億円 |
医療機器・情報システム・什器備品 | 16億円 | |
設計・調査費等 | 3億円 | |
総事業費 | 60億円 | |
財源内訳 | 国・道補助金 | 23億円 |
起債(企業債、過疎債) | 36億円 | |
寄附金・その他一般財源 | 1億円 |
※収支計画については、改訂版改革プランの数字が示されました。
市立病院東浦院長からは病院の現状とこれからの取り組みについて次の事項について説明がありました。
・旭川医大派遣時の医療体制と市立根室病院医師体制の現状
・地域が求める医療と市立根室病院の役割
・地域医療を守っていくための地域医療、保健、福祉の連携
・医業収益、患者動向の推移
・必要医師数と今後の医師体制の見通し
・市民に愛される病院を目指した病院改革への取り組み
※市民との信頼を得ること、病院内が一枚岩になることが重要
私は、新病院建設後の病院経営についてというテーマをいただきましたので
医師、看護師等コメディカルの人員体制、病院の経営見通し(改革プランの実行性と一般会計繰出金)、病院改革と病院機能評価、病病・病診連携、保健・福祉・介護との連携(療養病床の問題)、市民と協働の病院経営の観点からお話をさせていただきました。
・厳しい医師招へい対策の見通し、平成28年度までに21名の看護職員が退職する看護師確保対策が病院経営に大きな影響を与えること。
・10億円を超える一般会計繰出金と収支均衡を図るための繰出金の圧縮など繰出金の削減目標をもつこと。
・新たに認められた国の繰入基準や過疎債ソフト事業の財源補てん策等ここ数年の公立病院に対する国の方針と更なる財源措置の必要性について。
・医療療養病床の問題点、市民ボランティアの立ち上げやコンビニ受診の問題など市民と共に進める病院改革であること。
等を述べました。
当日、利用した資料はPDFファイルをご覧ください。 PDFファイル687.8K
※これまで利用してきた資料に22年度最終予算、23年度当初予算等最新データを加えたものです。
この様な研修会が今後も継続されることを期待したいと思います。
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