北方四島交流スピーチコンテス
7/11北方四島交流事業の受入メニューの一つである長期日本語習得研修のため札幌を訪問していた10名が研修を終え根室に戻ってきました。
今年は北方四島交流事業がはじまって20年目、日本語習得事業も10年目と節目の年です。節目の年の新企画として北方四島スピーチコンテストが開催されました。
札幌で研修をしてきたロシア人7名と根室市内のロシア語サークルでロシア語を学んでいる市民5名が参加。
札幌で日本語を学んできたロシア人の皆さんは、約1カ月の研修の様子やその間の日本人との交流の感想、四島の紹介等2,3分のスピーチを、市内ロシア語サークルの皆さんもロシア人との交流やロシア語の勉強の体験談やおとぎ話の朗読などで日頃のサークル活動の成果を披露しました。
スピーチコンテスト終了後には同会場でコンテストの表彰式を兼ねた夕食交流会も開催されました。
はじめての取り組みでしたが、コンテスト、交流会を通じて、お互いの言葉を理解すること、言葉を覚えた方々がこれからの四島交流の懸橋を担うこと等々言葉を通じた交流の必要性を感じました。
交流会では、四島のインターネット事情を聞いてみました。現在は、インターネットの使用料が従量制でスピードもまだ遅いようですが、Skype等を活用した日本語、ロシア語研修の可能性いついて投げかけたところ、インターネットを利用すれば冬場でも研修の継続が可能になるので、10分でも15分でも学習の機会ができたらいいと言う意見もありました。
今週は、15日から20日までの6日間、四島から青少年の訪問団が根室市ほか4町を訪れます。根室市でもホームビジットが復活し、企業団体を含め14組がホスト役を務めます。(10団体以上の受け入れは10年ぶりだそうです。)
私は、タンポポのメンバーとして16日は夕食提供ボランティア、17日はビジットの受け入れ をします。
四島交流は、国が進める北方四島の返還交渉を支えるための事業です。返還要求運動原点の根室市がどこの市町村よりも元気でなければと思っています。10年ぶりに10団体以上のビジット受入が復活したことも重要なことと捉えています。交流を通じ相互理解を深める地道な活動も続けなければなりません。
皆さんも、是非、四島交流事業に参加して下さい。また、新しい交流の枠組みの検討にも沢山の意見を寄せて下さい。
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