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6.まちづくり関連

2015年3月25日 (水)

平成27年3月定例月議会一般質問 都市基盤の整備

2. 都市基盤の整備充実とまちづくりについて

(1)都市計画マスタープランの位置づけについて

【質問要旨】

 都市計画マスタープラン見直し作業の進捗状況と少子高齢化や人口減少問題、社会環境の変化や経済低迷による中心市街地の空洞化など、どのように計画に反映されるのか、9期の総合計画の土地利用の基本方針との関係も含め、お伺いします。

【市長答弁】

都市計画マスタープランの位置づけについて

・都市計画マスタープランは、都市計画法の定めるところにより、上位計画である総合計画に即したまちづくりの基本方針として平成17年度から平成36年度までの20年間を計画期間に策定されたもの

・中間年次にあたる平成26年度より、2ヵ年で見直し作業を進めている。

見直しの内容

・本年度は現況分析に始まり住民意向調査、主要課題の整理、将来目標、全体構想までおこなった。

・平成27年度で地域別構想、実現化方策と推進方針の検討を予定しており、全体を通して約4割程度の進捗と判断している。

見直しの方向性(これまでの計画をベースとして)

・今日の少子高齢化や経済環境の低迷による急激な人口減少等を見据え、10年後の将来推計人口を第9期総合計画にある2万4千人とした場合の都市の規模がどのような形となるかを検討。 土地利用の基本方針

・第9期総合計画の目標である、計画的で効率的な市街地形成を図る上において、既存市街地の活用を図り、コンパクトシティの形成をふまえた都市計画の推進に努めたいと考えている。

・都市計画マスタープラン位置づけとしては、住民に理解しやすい形で中長期的な視点に立った、都市の将来像、大きな道筋を示すことが重要と考えている。


(2)住宅環境の整備に対する考え方について

【質問要旨】

市政方針では光洋団地の建替整備を継続するとのことだが、光洋団地は、平成27年度で前期計画が完了し、本年度中に後期計画をまとめるものと認識していた。また、これまでも中心市街地などへの公営住宅の整備について議論があり、コンパクトシティ化や空洞市街地の活性化などの点も踏まえ、光洋団地の建替整備継続に至ったのか、市長の考えを伺いたい。

【市長答弁】

住宅環境の整備に対する考え方について

・光洋団地は、前期計画として7棟300戸を建替整備するものとして進めており、現在までに6棟284戸が完成し、平成27年度をもって完了する予定である。

・現在、策定中の後期計画は、「第9期根室市総合計画」などの関係計画を踏まえ、既存の入居者への意向調査などを含め「策定委員会」において、様々な検討を重ねている。

・方向性としては、高齢者や子育て世帯などに配慮したユニバーサルデザインのもと、供給戸数の設定、木造による建替えや既存住宅の全面改善による手法などを基本に、今月末の策定完了を目指している。

・利便性の高い中心市街地などでの市営住宅の整備展開については、防災上の視点や商業地域内における居住環境などの諸課題も考えられることから、商工関係団体や関係部局との意見交換等を図りながら、「まちなか居住」の可否などについて、検討していきたい。


(3)明治公園の総合的なリクリェーション機能の充実と国策による交流拠点公園の整備について

【質問要旨】

明治公園については、これまでの説明では、総合計画策定作業の中で見極めてゆくとの答弁でした。どのような議論を行い、どのような政策判断のもと関係機関と協議に至ったのか、関係機関とはどこか、さらに、「交流拠点公園の整備」が総合計画の分野別計画の施策体系と北方領土の返還を視野に入れた社会基盤の整備に位置づけているが、どのような関係を想定されているのか、具体的に伺いたい。

【市長答弁】

明治公園の総合的なリクリェーション機能の充実と国策による交流拠点公園の整備について

・明治公園については、これまで現行の都市計画マスタープランにおいても、「市民の総合的レクリェーション需要に対応した交流とふれあいの拠点とする整備を提唱」しており、その趣旨に沿うかたちで主要施策として施政方針で述べたものである。

・市民委員会の提言については、平成23年に策定された根室再興政策プロジェクトの未来の活力創出プランとして、快適性と魅力性の向上を目的とした社会基盤の整備のため、市民委員会が「明治公園憩いとふれあいの森の基本構想」としてまとめたも。

・「明治公園憩いの森」については、これまで何度か議会で議論されている。

・第9期の総合計画策定におけるまちづくり市民会議での、北方領土返還を見据えた交流拠点づくりの議論において具体的な方策としての提言や専門部会の議論をへた中で、明治公園にリンクさせたものが「交流拠点公園の整備」である。

・この明治公園について市民委員会が提言した子供から高齢者までのはばひろい市民が親しみ楽しめる公園としての基本構想でありますが、これを領土返還の国内世論の喚起高揚を図るための教育的交流の場として、更には、四島在住ロシア人との交流拠点として、市民はもとより、多様な活用も図れることから、領土返還の原点地として、「第七期北方領土隣接地域の振興及び住民生活の安定に関する計画」に掲げる「都市公園の計画的な整備推進」として国策による整備を目指すものです。

・この要望や協議先の関係機関は内閣府や国交省等であり、今後も、事業化に向けての更なる取り組みを進めたい。


(4)高潮災害を踏まえた防災対策としての港湾整備について

【質問要旨】

根室港区については、老朽化対策に加え、高潮災害を踏まえた防災対策としての整備促進を国等に強く要望するとしているが、どのようなスタンスで進められるのか、また道の第7期振興計画にも四島交流拠点としての港湾整備が盛り込まれているが、そちらとの整合性をどのように図って進めるのか、見解を伺いたい。

【市長答弁】

高潮災害を踏まえた防災対策としての港湾整備について

・根室港区の高潮災害については、昨年12月の爆弾低気圧により根室港及び背後地が浸水し、多大な被害を受けたところです。

・根室港区の港湾整備については、毎年、国に対して整備要求を行っておりますが、これまでの老朽化対策に加え、高潮災害を踏まえた防災・減災対策として、平成28年度要求には岸壁の嵩上げなどの港湾施設整備が盛り込まれるよう、強く要望していきたい。

・一方、道の第7期北方領土隣接地域振興計画においても、四島交流の玄関口となる拠点機能の整備として、港湾施設の整備促進が示されているが、災害の危険性が想定した場合、それに対応した整備を進めることは、当然のことでありますので、今後の具体的な整備内容には高潮対策を加えるべきものと認識している。

・さらに、本年度設置した、根室港北方交流拠点検討委員会においても、北方交流拠点として必要な機能の検討が進められていますが、防災機能について追加検討することになっている。


【再質問・意見】※総括的に意見を述べました。

・都市基盤整備に対する施策が、あれもこれもと盛りだくさんであり、財政状況などを考えれば、優先順位を定め、計画的に取り組むべきと考える。

・第7期の北方領土隣接地域振興計画には、花咲港の衛生型屋根付岸壁の整備や四島交流のまづくとなる根室港区の整備や駅前まで再開発のイメージも示されています。そこに明治公園の整備までなぜ組み込むのか。

・3/4の高速道の根室までの延伸にむけたシンポジュウムの基調講演において北海道大学の小磯教授の述べた言葉が報道されています。

「根室は北方領土を係る特殊な地域だ。国が北特法(北方領土問題等解決促進特別措置法)によって根室を支援しようとしたとき、地域からは病院の赤字の穴埋めなど課題処理の要望が多かった。だが、基幹産業を中心に前向きな事業に投資をすべきだ。(高速道路の整備も同様で、)根室の発展について議論し方向性を定めることで、国に対し説得力を持った主張ができる。」

・この言葉を会場で聞き、私も、胸が痛みました。

・まさに、今、根室市に求められている課題のように感じました。地方創生・元年の今こそ、小磯教授のお考えの様に、あれもこれもではなく、地域が自ら取り組むべきものも含め、計画、優先順位をもち、方向性を定め取り組むべきであり、そのリーダーシップを市長には発揮していただきたい。

・街づくりは、自分たちで、自ら取り組むものであり、地域が目指す様々な計画、プランは作ってもらうものではなく、地域の想いで、主体的に取りまとめるべきではないでしょうか。

※最後の質疑は、かなり興奮してしまいましたので、はっきり記憶しておりません。

※正確な質疑については、議会議事録検索システムの更新をお待ち下さい。

※想いは、上記のような再質問・意見として記載した内容のとおりです。


一般質問項目
  
1.市立根室病院の経営改善の前提として整理すべき事項等について

(1)現状の経営状態の分析・把握と収支バランスのとれる分岐点について

(2)新たに発生する不良債務と一般会計繰入金について

(3)地域医療ビジョンの策定と市立病院の目指すべき診療体制について

(4)医療情報システムの更新について


2.都市基盤の整備充実とまちづくりについて

(1)都市計画マスタープランの位置づけについて
(2)住宅環境の整備に対する考え方について
(3)明治公園の総合的なリクリェーション機能の充実と
  国策による交流拠点公園の整備について
(4)高潮災害を踏まえた防災対策としての港湾整備について

 

2013年10月22日 (火)

商店街振興組合の皆さんとの意見交換

10/21 19:00 緑町商店街振興組合、梅ケ枝町商店街振興組合との意見交換会に出席しました。

はじめての企画とのこと。商店街の抱える問題点等について組合員の皆さんと一緒に意見交換させていただきました。

この意見交換会には、両組合員のほか市役所水産経済部、商工会議所の皆さんが参加。

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緑町商店街振興組合日沼理事長の挨拶のあと、空き地の管理、市が予算措置しているポイントカードシステム調査費、賑わい創出のためのイベント事業や年末大売り出しの財源対策、、大雨・台風時の水害対策、西浜町ショッピングモールの商店街への影響、商店街の将来ビジョン等についてお話を聞かせていただきました。

話題提供ということで各地域の商店街の取り組み事例の概要一覧を準備し、賑わい創出のための空き店舗対策、高齢者・子育て・障がい者等テーマを持った支援対策、商店街間の連携強化、大型店を巻き込んだ振興策、SNSの活用等情報発信の充実、ポイントカード等ICTの活用等各地域の取り組みの事例を紹介しました。

2時間程の懇談会でしたが、様々、商店街の皆さんが抱える問題をお聞きできましたので、整理しながら、直ぐにできることから、議員として、また、市民として、一緒に取り組んでいきたいと思います。

今回は、商店街主導で行われた意見交換会ですが、今回の様なスタイルで市民の皆さんとそれぞれが抱える様々な課題や市政への要望などを、共に考える場づくりを議会としても自ら取り組むことも必要と感じました。

また、一方で、議会の役割や議会として、議員として出来る事、出来ない事をしっかり伝えることも必要であると感じました。

大変、貴重な時間でした。商店街の皆さん、ありがとうございました。

2012年5月30日 (水)

産業クラスター創造研究会総会に出席

昨日(5/29)、根室産業クラスター創造研究会の総会に出席しました。

20120529_3 この研究は根室市の産業の発展と経済基盤の強化のため、産・学・官等が共働して、調査研究を行い地域のシーズ(種)やニーズからクラスター(ブドウの房)の核となる新たな産業の創造、育成のための方策を検討することを目的に、平成11年にできた組織。

設立準備からかかわってきた研究会で、当初から個人会員として参加しています。

ワーキンググループを核に活動を続けており、昨年は5つのワーキンググループが、タラソテラピー、海洋生物付着防止、牧場の多面的機能(フットパス)、根室湾景観・資源、根室スイーツに関する検討・研究を行っています。

今年度は、この5のグループに加え、根室地域生息する植物や海藻を対象に化粧品に有効に使用できる機能性の調査研究、ソーシャルメディアを通じた地域情報の発信による人的交流、地産地消・地産他消及び6次化ビジネス推進等への活用を調査研究する2つのワーキンググループが立ち上がりました。

私は、ソーシャルメディアの活用等を検討するワーキングに参加します。

現在、法人会員20名、個人会員3名で活動を続けています。興味・関心のある皆さん是非参加ください!

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