納沙布岬ハイドオープニングセレモニー
9/19 納沙布岬にハイド(野鳥観察舎)が完成。午後2時からオープニングセレモニーがありましたので出席しました。
長谷川市長の挨拶の後、テープカットが行われ、その後、施設内が公開されました。
根室市は、日本で観察される野鳥550種類のうち360種類が確認されている野鳥の宝庫。9年前からイギリスで開催されているバードフェアに市や観光協会の職員を派遣し、根室市の野鳥のPR活動を続けています。
その牽引者は、根室市観光協会のバードウォッチング観光振興アドバイザーとしてご尽力いただいている新谷さんです。
ハイドの整備に関しても早くから新谷さんが提唱されていた事業で、昨年やっと実現したものです。
市の施設としては3カ所目、ワイズユースの会が東梅に、そして酪農家集団AB-MOBITが別当賀フットパスにそれぞれ建設。
野鳥を核とした滞在型観光を市も観光振興の目標の一つとしています。
参加者に配布されたポストカード!
納沙布岬ハイドの概要等は次ぎのとおりです。 (セレモニー次第より)
バードウォッチングの盛んなイギリスでは、「ハイド」と呼ばれる野鳥観察舎での観察が根付いており、人の気配を野鳥に感じさせることなく間近で観察ができる大変優れた方法です。
日本屈指の野鳥の宝庫である根室市では、バードウォッチング観光推進における環境整備の一環として、野鳥観察舎(ハイド)の建設を進めており、平成23年度には、「市民の森」と「明治公園」の2ヵ所を新設したところです。
本年度、根室海上保安部の多大なるご理解・ご協力により、納沙布岬灯台敷地内に根室市初となる海鳥を観察できる「納沙布岬野鳥観察舎(納沙布岬ハイド)」の建設が実現しました。
市内では、東梅ハイド、明治公園ハイド、市民の森ハイド、別当賀ハイドに続く5番目のハイドとなります。
特徴としては、納沙布岬の突端に位置することから、太平洋側、オホーツク海側の海を広く見渡すことができ、目線の真横を飛び交う海鳥の野鳥観察はもとより、晴天の日には北方領土を眺めることもできます。また、納沙布岬灯台の景観に合わせ、ハイドとしては珍しい白色の建物となっております。
(観察できる野鳥)
チシマウガラス、コケワタガモ、クロガモ、ホオジロガモ、コオリガモ、シノリガモ、シマエナガ、トウネン、ケイマフリ、ウミバト、シノリガモ、コウミスズメ、アカエリカイツブリ、ハシボソミズナギドリ、キアシシギ、オオワシ、キョウジョシギ、ツグミ、ウミガラス、ノスリ、ウミスズメ、ウトウ、キンクロハジロ 他
《場 所》 根室市納沙布岬灯台敷地内
《面 積》 6.62㎡ (2坪)
《構 造》 平屋建木造カラー鋼板葺
《総工費》 2,007千円
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