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2017年11月15日 (水)

10月定例月議会一般質問(田塚議員)‗日本遺産登録

3.地域活性化と「日本遺産」の登録について

(1)一市四町でのこれまでの登録に向けた経過と現況について

【質問要旨】

 根室管内一市四町が連携して史跡や文化財でストーリーを作り、広域型の登録を目指すに至った経過と、現在の状況と今後の予定について、教育長に伺う。

【教育長答弁】

(日本遺産の登録に向けた経過と現況について)
・管内の各地域に点在する文化財を広域的に活用する方策等について、かねてより、一市四町の教育委員会担当者が集まり、検討してきた。
・この度、本年6月に標津町教育委員会から、日本遺産の共同申請について打診があり、これに根室市及び三町が賛同し、9月15日に第一回目の共同申請に向けた検討会議を開催した。
・今後、これまで検討してきた文化財活用策をもとに、地域の特色を備えた魅力溢れるストーリーを構成するため、日本遺産制度を所管する文化庁との事前協議を重ね、各町との連携や市長部局との調整を図りながら、内容を精査する。
・共同申請書の提出を目指し取り組む。(平成30年2月予定)

【再質問】

 日本遺産の現時点での国内と北海道内の登録状況、根室管内と同様に申請を予定している道内の自治体と内容について、教育長に伺う。

【再質問答弁】

(全国の日本遺産の登録状況と北海道内の申請状況について)
・日本遺産は、本年4月の時点で、全国で既に54件が認定され、このうち北海道内では、江差町の「ニシンの繁栄が息づく町」と、函館市、松前町をはじめとする「北前船寄港地・船主集落」の2件が認定されている。
・北海道教育委員会に確認したところ、現在、複数の自治体が構想段階にあり、そのうち、文化庁と事前協議を重ね、本年度の申請を目指しているのは、現時点では、当管内のほかには、上川町を中心とした2市10町の「大雪山」があると伺っている。

(2)日本遺産に登録された場合、その効果と地域活性化に向け、どのような事業計画を考えているのか。

【質問要旨(市長へ)】

 文化庁が認定する日本遺産について、一市四町が連携して登録を目指していると伺っている。
 日本遺産に登録された場合、今まで以上の交流人口が見込まれる。日本遺産の概要や、登録後の効果、また地域活性化に向け、どのような事業計画を考えているのか、市長に伺う。

【市長答弁】

(日本遺産の概要と事業計画等について)
・日本遺産については、有形無形の文化財群を組み合わせながら、地域の歴史的魅力や特色をストーリー化し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信することにより、地域の活性化を図り、インバウンドを含めた観光客の誘致、まちづくりにつなげるブランドとして、文化庁は、2020年の東京オリンピックまでに百件程度の認定を目指している。
・日本遺産の申請にあたっては、市町村単独で申請する地域型と、複数の市町村が連携して申請するシリアル型の二種類がある。
・現在、根室管内一市四町でシリアル型の共同申請に向けて、根室管内の史跡や文化財等を織り交ぜた「自然と人間の共存・共生」をテーマにストーリー作りに取り組んでいる。
・申請にあたっては、採択後において日本遺産を活用して地域活性化を図ることを目的とした6年間分の事業計画の提出が求められている。
・最初の3年間については、一市四町で取り組む日本遺産の魅力を発信する共通事業、
残りの3年間は、各市町が取り組む地域の特色を活かした事業の計画が必要。
・当市においては、チャシ跡等をはじめとする地域の文化財を活かした観光ルートづくりが事業計画に反映できるよう教育委員会と連携しながら検討する。

【質問要旨(教育長へ)】

 日本遺産に登録された場合、国内外の観光客の関心が高まり、根室市においても、今まで以上の交流人口が見込まれる。登録後の効果、また地域活性化に向け、どのような事業計画を教育委員会として検討しているのか、教育長に伺う。

【教育長答弁】

(日本遺産の登録後の効果と事業計画について)
・文化庁の認定する日本遺産は、地域に点在する文化財の把握とストーリーによるパッケージ化によって、地域全体としての一体的な整備・活用を図り、国内外への戦略的・効果的な発信を目指すものである。
・その効果として、交流人口の拡大や、来訪者の滞在期間の延長に寄与することが見込まれる。
・また、日本遺産の申請に必要な6年間の地域活性化計画については、最初の三年間、一市四町の共通事業として、国からの三年間で一億円の交付金による、外国人向けの文化財説明板の設置や専用のホームページの開設など、国内外への情報発信を想定。
・後半の三年間については、国や道の補助金を活用しながら、日本遺産を紹介する拠点の整備や、市内に点在する文化財の紹介マップ製作などを検討している。
・なお、日本遺産の登録に向けては、当市におけるオホーツク文化をはじめとする貴重な埋蔵文化財についても、その構成文化財として位置づけ、このような事業が、史跡や文化財を活かした観光地域づくりにつながるよう、市長部局と連携しながら今後さらに登録に向けた取組を進めたい。

【再質問】

 日本遺産認定に向けて、根室市の文化財を活用して、交流人口の拡大を見込んでいるが、すでに来訪者が増えているチャシ跡や、寄贈された北構保男氏の資料の活用を含め、現時点で、どのような内容で検討しているのか、教育長に伺う。

【再質問答弁】

(根室市の文化財を活用した内容について)
・平成19年6月から始まりました日本百名城のスタンプ・ラリーにより「根室半島チャシ跡群」が注目されている。
・市内のヲンネモトチャシ跡やノツカマフチャシ跡を訪れる観光客は、今年度、3,000人を超えるものと推計している。
・本年2月には、北構保男氏よりオホーツク文化期をはじめとする多くの考古資料が寄贈された。
・現在、教育委員会では、貴重な資料を保存していくための整理作業を実施している。
・これらチャシ跡群や北構氏資料は、根室市の歴史を語る上で重要なものと認識している。
・是非とも日本遺産の構成文化財に位置付けたいと考えており、今後、展示公開など交流人口の拡大につながる具体的な活用策につきまして、更に検討をする。

以上

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