メールアドレス

  • honda@officemics.jp

Twitter

« 一般質問等の整理 | メイン | 市政報告会の開催について »

2017年7月26日 (水)

7月緊急議会

7月24日 10:00 7月緊急議会が開催されました。

議案は、平成29年度一般会計補正予算案(第3号)と株式会社根室市観光開発公社の経営状況に関する報告の計2件。

一般会計補正予算案は、社会資本整備総合交付金の追加交付決定に伴う「市営住宅維持管理事業」の増額補正、「じん芥焼却場」1・2号炉天井耐火物補修事業の追加、地域会館維持管理等経費における(仮称)落石ふるさと館ガラスコラージュステンドグラス製作委託費の追加と財源調整のための工事請負費の契約執行残の減額補正の3件に係る歳入歳出予算の補正です。

ガラスコラージュ制作委託費及びじん芥焼却場の2点について時間をかけて質疑させていたさきました。

以下は記録です。


落石ふるさと館ガラスコラージュステンドグラス制作委託経費(4,212千円)について

質問1 

ガラスコラージュ制作委託に至った経緯について説明いただきたい。

質問1答弁

・本年5月上旬、根室市味覚観光大使でもある池田良二先生が帰省され、その際に、穂年度落石地区に建設される落石ふるさと館に、池田先生が中心とはり進めている絵画作品を製作するワークショップ「落石計画」(落石地域の小中学生及び保護者、地域の方々が参加してきた事業で、ことし10期目)で描かれる子供たちの絵画を地域シンボリックな施設となる落石ふるさと館に展示する提案があった。

・5月中旬に、池田先生から絵画をガラスオラージュというステンドグラスの技法による展示について再度提案をいただいたい。

・庁内協議を行い、6月に入り、落石地区連合町内会長並びに落石漁協と相談、賛同を得る。

・6/2、7/5文教厚生常任委員会委員協議会と意見交換をさせていただき、今回の予算の上程となった。

質問2 

補正予算額の内訳と文教厚生への説明3,000千円から4,212千円に増額になった理由について伺う。

質問2答弁

・委員協議会では、ガラスの製作のみをお話しした。

・今回提案した補正予算の内訳は、
 1)ペアガラス(1755mm×1710mm)2枚   270千円
 2)ガラスコラージュ製作料   75.5万円/㎡  3,262千円
 3)作品梱包、運搬費                 108千円
 4)現地での打合せ等旅費その他経費として       572千円
 の計4,212千円。
 
 ※ガラスコラージュの制作・設置は専門業者(道内に対応可能事業所なし)

質問3 

ガラスコラージュの設置は本体工事と切り離して行うことが可能か否か。

質問3答弁

(ガラスコラージュの設置について)

・コラージュ製作は、選定絵画が決ってから、およそ5か月間作業工房等で制作されますことから、現場とは別の場所で行われますので、切り離すことは可能である。

・制作作業終了後、現場での取り付け作業となるが、本体工事の期間内であれば、足場の設置など費用負担の軽減が図れれることから、経済性等を考慮し一体的に整備することが望ましいと判断した。

質問4

今回の補正予算の措置は、執行残を組み替えて、実施するという提案であるが、ガラスコラージュの制作決定の経緯からすれば、オープニング事業とするなどシンボリック企画として別事業とすべきであったものと考えるが、見解を伺う。

質問4答弁

・本体工事の一部としてのガラスコラージュ設置と位置づけ、予算目的を別途起こす予算の提案としていない。(仮称)落石ふるさと館整備事業一環として、委託事業として追加計上させていいただいたい。

質問5

 落石地区に作られる複合型交流施設(市としても新たな取組)であり、地域コミュニティの新たない中核施設になることからも、このことを地域の方々の手作りで祝い、施設に愛着をもっていただき、その取り組みが記憶にのこり、次世代に語り継がれるような事業といってシンボリックな事業と位置づけ、取り組むべき事業ではないか。
 地域や実行組織への補助事業として実施することも選択肢の一つであったと考える。
 今回の事業化の経緯からしても行政主導の対応であり、地域の関り弱い様に感じる。
 過去には、文化会館の緞帳やピアノ、温水プールの壁画なども市民や企業からの寄贈というかたちで整備された例もありますので、今回、全額市費でこの事業を行うこととした経緯・判断についても、お聞きしておきたいと思います。

質問5答弁

(本事業における全額市費を充当する件について)

・本事業の提案を受け、理事者を含め内部において種々の検討を加え、本提案を受け入れ実施することとした。

・直ちに落石地域への説明などを行ってきたが、提案から時間を空けずに結論を導きだしたことから、地域からご負担を求めることは時間的に難しいと判断し、当該議決を受けた既定予算の中で対応することとした。

・ご指摘については、今後予定されるであろう、記念式典や祝賀会の開催など地域と話し合いの機会を持ち、その役割等について、協議して行きたい。

質問6

 今回の補正予算措置は、大きなくくりでは「地域会館等維持管理等経費」としての補正であるが、事業の内容からすれば、前段で述べた通り、本体工事とは別事業であり、臨時費・投資的経費事業として単独で予算措置すべきであり、まだ、事業が確定していない「仮称」複合型交流施設「落石ふるさと館」整備事業予算の一部減額措置を行い、その財源振替えをもって行う、財源措置は好ましくないものと考えます。(意見として)

 池田先生が落石地区で続けてきた活動を多くの市民に伝える機会にもなりますし、また、地域コミュニティの中核となる施設の整備でもあり、繰り返しになるが、シンボリックな事業して、地域の皆さんとの共同、一緒につくりあげる事業として取り組んでいただきたい。市長の見解を伺いたい。

質問6答弁

【副市長答弁】
・今回、根室味覚観光大使である池田良二先生から、このようなご提案をいただいた。

・落石計画を10年続けていただいている池田先生の落石地区に対する熱い思いでもあり、地域における大型プロジェクトには相応しい事業と考えた。

・新たに落石地区に地域の皆さんが愛着を持てる地域コミュニティの核となる施設として仮称でありますが「落石ふるさと館」を建設することとなり、そこに将来を担う子どもたちの絵画が、永く展示されることは、地域にとっても喜ばしいことでありますし、子どもたちからも地域の多くの方々からも誇りに感じていただけるものと考えている。

・当初予算で提案できることが望ましいと考えておりますが、これまでの説明のとおり、年度途中におけるご提案等でございまして今回の予算の提案となった。

・種々ご意見もあると思うが、本事業の趣旨を理解願いたい。


●じん芥焼却場管理運営経費 35,192千円(当初予算 183,390千円)について

(現行補修計画について確認)

現行のじん芥焼却場の補修計画は、毎年度実施している炉内点検や整備事業の際に炉内の損傷状況等を把握し、緊急度、優先度等を協議・検討の結果、平成28年度に作成されたもの。

計画期間は、H29年度からH36年度。

年度別の補修事業費は、平成29年度183,390千円、平成30年度から平成36年度まで約9億円(年平均128百万円)。※平成29年度当初予算審査において説明あり。

質問1

今回、補修計画を上回り35,192円増額(218,582千円)となった理由・炉の状況等について伺う。

質問1答弁

(補修計画を上回ることとなった理由)
・年6月下旬に、1号及び2号焼却炉内の清掃を行うためごみの焼却を止め炉内に入った際に、炉内の損傷等の状況確認を実施。

・燃焼段の天井部分の耐火物が一部欠落しており、断熱材、アンカー及びケーシング板(焼却炉本体外側の金属部分)の露出を発見。

・本天井部分の耐火物補修は平成30年度の補修を予定していた部分であるが焼却熱の上昇による焼損が著しく、耐火物の支えとなるアンカーも焼損していることから焼損部分の耐火物を新たな耐火物への置き換えが必要となった。また、側面の耐火壁と床の火格子の金属との間にある鋳物が焼けて破孔しており、焼却炉本体の金属の焼損に繋がる恐れがあることから、緊急に補修が必要となった。

・さらに、7月15日~17日の三連休を利用して炉内の燃焼を止め、全ての設備や機器等の調査を行った結果、緊急に補修をしなければごみの焼却及び施設の安全な維持に支障を来たす恐れがある部分も見つかり、この間の調査の結果、5箇所の整備工事経費として、35,192千円の増額を要することとなった。

(焼却炉等の状況について)
・埋立処理場の延命化を図るため、平成22年10月以降、それまで埋立処理をしていたプラスチック類のうち、資源ごみに適さない廃プラスチック類を焼却処理することとしたことから、炉内のごみ燃焼温度が上昇しており、燃焼炉や煙道などに過大な負荷が掛かっていることが、炉内耐火物や金属の焼損に繋がったと考えている。

・きめ細やかなメンテナンスを行うことで、H36年度までは焼却可能と判断。

質問1の答弁に対して

 一年間の間に想定外(想定以上)のダメージがあったとうことであり、その要因が、埋立処理場の延命化のために行った、廃プラスチック類の焼却処理にともなう焼却温度の上昇による炉にたいする過大な負荷。現行、焼却場は既に耐用年数が過ぎている施設でもあり、処理能力・機能性等の面からもかなりオーバーフローをした利用になっているのではないかい?

質問2

今回の追加工事は次年度以降の補修工事の前倒しと考えてよいのか? 

質問2答弁

・今回、追加となった5箇所の工事のうち、燃焼段天井耐火物補修工事につきましては、平成30年度の補修予定箇所の前倒。

・他の4箇所は、平成36年度までの整備計画になかった新たな補修箇所である。

質問3

 3月定例月議会予算審査で確認させていただいた、次年度以降平成36年度までの補修事業については、現行、計画どおりで可能か。今回の補正も踏まえて、補修計画の見直しも検討すべきではないか? 見解を伺う。

質問3答弁

(次年度以降の補修工事の見込みについて)
・現行の整備計画には計上されていない箇所の補修が発生したこと、及び燃焼温度の上昇等を勘案しますと、現行の整備計画の見直しが必要であると考えている。

質問4

補修計画の見直しはどの様な手法で行うのか?

質問4答弁

(補修計画の見直しの手法について)
・本年10月に、本年度の整備工事のうち灰出し設備の更新を実施するため2週間程度焼却を停止する

・この期間に現在の工事施工業者と施設の管理運営を行っている委託業者及び市など関係者において施設全体の状況確認を行う。

・補修箇所等の把握と費用を算出し、改めて整備計画を策定するよう工事施工業者に対し既に指示している

・来年度の当初予算から新たな整備計画に基づいた予算計上ができるよう、早期に計画策定につとめる。

質問5

3月定例月議会でも議論しているが、平成36年度まで、現行補修計画で約9億円(年平均128百万円)が、更に増える可能があるという状況を踏まえると、ごみ処理施設のあり方については、様々視点から調査・研究を進め、早期に将来計画を示す必要があると考える。現行施設の維持補修と同時並行的な作業そして、新設(単独・広域)、他地域の施設の利用等々この後の方向性を示す作業に早急に取り組むべきである。見解を伺う。

質問5答弁

(ごみ処理施設の将来計画の策定について)
・既存の焼却施設につきましては、きめ細やかな補修を行い、平成36年度まで使用する考えである。

・整備費に膨大な金額を要していることから、当市のごみ処理施設のあり方として、市単独若しくは他自治体との広域による施設の新設のほか、根室北部広域ごみ処理施設による委託処理の可否について根室北部廃棄物処理広域連合と協議することに加え、既存施設の耐震化及び長寿命化改修による延命化等、様々な視点から調査・研究を行い、早期に将来計画を示す必要があると考えている。

・現在、施設を新設する場合の施設規模や処理方法について情報収集を行い調査・研究を開始しているほか、既存施設の耐震化及び長寿命化改修の可能性について、業者による現地調査を行い、判定してもらうよう依頼している。

・いずれにしても、様々な視点から調査・研究を行い、早期に将来計画を示すことができるよう精力的に取り組む。

以上

 

コメント

コメントを投稿

サイト内検索

  • powered by Google

1.根室市ホームページ お知らせ

2.北海道議会議員 松浦宗信オフィシャルサイト

3.根室市観光協会ブログ

4.ビザなしサポーターズたんぽぽ


| HOME意見・質問サイトポリシー | 個人情報対策


自宅・事務所所在:北海道根室市光洋町町1丁目39番地7
E-mail : honda@officemics.jp
Facebook : https://www.facebook.com/toshiharu.honda
Twitter : @toshiharu_honda

Copyrightc2009 Toshiharu Honda All Rights Reserved.