平成28年6月定例月議会一般質問 庁舎等の耐震対策等 その3
2.市庁舎等の耐震対策の必要性と災害時リスクマネジメントについて
(3)災害時のリスクマネジメントの確立について
【質問要旨】
災害に関するリスクを組織的に把握し、実際に災害による危機が発生する前に必要な施策を講じるなど、危機の発生を予防・抑制するとともに、災害が発生した場合、その被害を最小限にとどめるための組織体制や対応策等を整えて行く、「リスクマネジメント」の確立に取り組む必要があると考えるが、市長の考えを伺う。
【市長答弁】
・リスクマネジメントは、想定されるリスクが起こらないよう、そのリスクの原因となる事象の防止策をあらかじめ検討し実行すること。
・具体的には、想定されるリスクを洗い出し、そのリスクが生じた場合にどのような影響があるかを分析し、その影響度によって優先順位を付け、リスク防止策を講じるものと。
・大規模な自然災害や、巨大地震、津波災害のほか、大規模な事故や感染症、さらには自治体経営上の問題など様々なリスクが考えられ、これらのリスクに対して適切に対応し、組織の保全と業務の継続を図るためのリスクマネジメントは、大変重要であると認識している。
・災害対策においては、現状、災害予防、災害応急対応、災害復旧・復興という、リスクマネジメントの考え方で構成された地域防災計画により、対応しているところであり、また、高潮浸水被害へ対応においては、事前行動計画である、「防災タイムライン」の試行的な導入も図っている。
・しかしながら、近年、異常気象に伴う集中豪雨や豪雪、また、巨大地震の発生など、これまでにない甚大な自然災害等が発生していることなどから、他都市の先進的な事例なども参考に、調査・研究行いたい。
【要望】
本庁舎の耐震化、災害時のバックアップ機能などを含め、災害時におけるリスクマジメントの確立が重要と考えますので、先進事例の調査・分析等も含め、根室市として「災害時リスクマネジメント」の確立に努めていただきたい(取り組んでいただきたい)。
以上
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