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2013年12月26日 (木)

平成25年12月定例月議会一般質問(再生可能エネルギー)

2.再生可能エネルギー・新エネルギーに対する基本姿勢について

(1)再生可能エネルギー・新エネルギー利用に対する基本的スタンスと行政の役割について


【質問要旨】

道内の多くの市町村が地域新エネルギービジョンを策定し、新エネルギーの導入・普及・啓蒙に取り組んでいるが、この点についてどう認識されているか。また、根室市の新エネルギー利用に対する基本スタンスと行政の役割について伺う。

【市長答弁】

・道内の自治体においては、97市町村(約54%)が「地域新エネルギービジョン」を策定。

・行政、市民、事業者のそれぞれが基本理念や将来像など共通認識に立ち各種取り組みを行っている。

・当市の新エネルギー等の導入については、自然環境や地理的な特性から、風力や太陽光が有効であり、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーとして、導入普及を促進すべきと考えている。

・一方で、貴重な自然や野鳥を観光資源とする市として、環境や動植物への影響がないよう環境の保全にも十分な配慮が必要と考えている。

・市としては、地域の自然や環境の保全に十分配慮をしながら、新エネルギーの利用を進めてまいりたい。


(2)フレシマ地区で計画されている風力発電事業について

【質問要旨】

・フレシマ地区の風力発電施設の建設計画については、市民の目に触れることなく進んでおり、情報をオープンにして市民に是非を考えてもらう必要がある。
・この事業が、現在、どの様な状況にあり、また、今後、市民の声を集約する場面があるのか、更には、市はどの様な立場で事業実施のプロセスに関与するのか等の点を踏まえ、事業の実施がどの様な手順で行われるのか伺う。
 
【市長答弁】

・フレシマ地区で計画されている風力発電事業の実施手順は、環境影響評価法に基づくもの。

・事業者自らが調査、予測、評価を行い、その結果を公表して、市や市民の意見も反映させながら進められるもの。

・これまでの経過としましては、
1)環境調査の項目や方法等を定めた環境影響評価方法書が昨年3月から1ヶ月間縦覧に供される。
2)この期間に提出された市民や自然保護団体等からの意見書も踏まえ、市は、昨年8月事業者に対し慎重かつ丁寧な対応を求める内容の意見書を提出。
3)これらをもとに、国は、昨年11月、事業者に対し、環境影響調査の実施を認める勧告
4)現在、フレシマ地区で調査が進められている。

・市としては、来年秋に予定される環境影響評価の結果の公表を受け、広く市民の声を聞き、評価結果を分析したうえで、事業実施に対しての総合的な判断をする。


(3)新エネルギー利用に関する地域ビジョン策定の必要性について

【質問要旨】

 根室市の新エネルギー政策に対する方針を明確にするため、新エネルギー利用に関する地域ビジョン策定が必要と考えるが、市長の見解を伺う。
 
【市長答弁】
・他の自治体が「地域新エネルギービジョン」を策定し様々な取り組みを進めていることからも、市としての総合的なエネルギー対策を明らかにすることが必要であると考えます。

・市のエネルギー政策は、「省エネルギーの推進」のレベル。
・このことは、現総合計画の位置づけになっている。
・今後のエネルギー政策の推進には、地域の自然や環境の保全、産業振興など多様な視点からの見直しが必要と判断している。
・地域エネルギービジョンの策定については、次期総合計画において市のエネルギー政策をしっかりと位置づけしたうえで、検討する。

一問一答

【再質問1】 
フレシマでの風力発電事業については、現地調査を踏まえ、今後「準備書」作成となるが、手続き的には事業者が住民意見を募集し、取りまとめて市に情報提供するとなっている。市が主体的に市民の声を聞き、事業実施の総合的な判断をするという答弁でしたが、どの様に行なうのか?

【部長答弁】

・国の環境影響評価法の手順では、事業者自らが調査、予測、評価を行い、市民の意見を募集し、それらを取りまとめ、市に提出されることになっている。

・市としては、来年秋までに事業者が作成する、調査結果を踏まえた、「環境影響評価準備書」に対し、市の総合的な意見をまとめ、知事宛てに提出する予定。

・法手続きには、市が直接、市民の意見を聞く場はないが、事業実施の判断の際は、市も、広く市民の声を聞くこととしており、その方法については、今後、検討する。


【終わりに・意見(準備した原稿より)】

・再生可能エネルギー・新エネルギーの利用は賢明な判断であり、積極的な取り組みが必要であると考えますが、どの様な新エネルギーを根室市は活用すべきか、市として地域の特性を活かした新エネルギーに対するビジョンが現時点でないことが、判断を難しくしている様に思える。
・早急に、行政が地域課題として調査、検討を進めるべきであり、答弁いただいた様な、自然や環境への配慮、根室市が目指す観光振興・産業振興等と大きな視点から根室市としての方針をまとめていただきたい。
・特に、目の前に迫っているフレシマ地区への風力発電施設の建設の是非に関しては、市民の考えも様々別れるところであり、20年、30年先の世代への責任として、今、しっかりとした議論をしておく必要がある。
・出来る限り情報をオープンにしていただきたい。

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