議会改革調査等特別委員会傍聴
8/20 午後2時から 議会改革調査等特別委員会を傍聴。
本日の議題は、6月13日の委員会で検討後、委員長、副委員長が各議員、会派調整をするということでペンディングになっていた「議員定数」と前回に引き続き「議会と行政の関わる事項」の2点。
議員定数問題については、委員長、副委員長よりこれまでの調整を踏まえ議員定数18名(2名削減)の案がしめされました。
質疑等が行われ神委員、壷田委員の発言の後、起立採決が行われ、起立多数で委員長提案が承認されました。
以下は、定数問題に関する質疑についての私のメモです。
【神委員】
・議会制民主主義、二元代表制の一翼を担う議会の機能を維持していく上では現行の20名でも足りないくらいである。
・首長、行政と対等、平等の機関としての機能を果たし、監視、政策提案という議員の役目を担うことが困難になる。
・現状でも圧倒的に首長、行政優位の状況にある。議員定数削減により更にその優位性が高まる。
・住民の代表であり、住民に一番近く、直接住民に接しているのが議員。
・議員の人数減が議会の能力低下になる。このことが市民にとってマイナスになる。
・根室市は北方領土問題をかかえる特殊な環境の地域。
・学識経験者の中にも地方議会の定数削減を疑問視し、住民自治の観点から警鐘を鳴らしている方々もいる。
等々を理由として会派として削減反対の立場を表明。
【壷田委員】
・改選前より定数6名減を訴えてきた。
・定数を削減しても議会運営は可能と考えている。
・議員定数削減を求める多くの市民の声を受けとめる必要がある。
・無所属は会派ではないが、話し合いをしている。6名ないしは4名の削減という考えであった。
議長より付託された委員会でありこの委員会の結論が基本的には議会の方針となってしまいます。 =議員定数18名
会派制を採っている議会であり、委員会に属さない無所属の議員の場合、発言の機会は一切ないことになります。
議会改革の中で会派制のあり方についても論じる場面はありましたが、現行の「会派中心の議会」とすることが確認されています。
佐藤委員長宛てに提出した「議会改革の取組に関する意見集約について」と言う報告書の中で、私の考えは述べておりますが委員会のテーブルには一切のりません。
二元代表制の一翼を担う議会には、監視能力、政策立案能力が求められます。その為には、会派を越え、議会が一つになること、全体協議を中心とした議会運営を目指すことが必要と考えております。圧倒的に優位な首長、行政と向き合う議会は、議会全体が専門家集団となり、議員全体で役割を分担し、対峙するような組織になるべきとも考えております。
今後は、議会基本条例の条文案の検討になります。(次回委員会は、9/7)
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