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2012年3月25日 (日)

H24年第一回定例会一般質問について その1

平成24年第一回市議会定例会において一般質問を行いました。遅くなりましたが、質疑の内容について整理しましたので報告します。

※質問の詳細はPDFファイルのとおりです!

1.市立根室病院の経営健全化のための諸課題について

(1)社会変化や地域ニーズに応えるための経営課題について

社会変化や地域ニーズについて、現状や将来見通しをどの様に分析され、市立病院が担うべき医療をどの様に位置付けられているのか、加えて、その実現のために必要な体制、収益的効果といった視点での市長の考えについて質問。

【市長答弁】

・当市の人口は減少傾向とともに少子高齢化の影響により、高齢化率が急上昇している状況にあり、今後も継続していくものと考えている。

・「医療弱者」である高齢者が住み慣れた地域で医療・介護・福祉のサービスを安心して受けられる「地域包括ケアシステム」の構築を図るため、「第5期高齢者保健福祉計画並びに介護保険事業計画」の着実な推進に努める

・この中で市立根室病院は市内唯一の公的病院として、地域の急性期医療の役割を担うものと考えている。

・北海道の「自治体病院等広域化・連携構想」などの位置付けにおいて、市立根室病院地域完結型の医療提供体制の確立が求められている。
・あわせて分娩再開などの地域ニーズを含めた診療体制の構築を図ることにより病院の健全経営につながるものと考えている。

(2)地域センター病院、救急告示病院等を担うための経営課題について

地域センター病院としての役割をはじめ、救急告示病院、特に二次救急医療機関としての役割及び災害拠点病院としての役割を果たす上で求められる施設基準や必要な体制、更に、施設基準を満たし維持していく上での経営上の課題や問題点、並びに、その解消策などについて市長の考えについて質問。

【市長答弁】

・市立根室病院は、市内唯一の公的病院として、昭和56年に救急病院の認定、平成元年には地域センター病院指定、さらには平成9年に災害拠点病院に指定され、「第二次医療圏」の中核医療機関としての役割を担っている。
・先のアンケート調査の結果も踏まえた「第二次救急医療」の充実を図る必要がある。

・当院は、道の「自治体病院等広域化・連携構想」や「周産期医療体制整備計画」においても地域完結型の医療提供体制の確立が求められている。
・このことを踏まえた地域センター病院としての役割を担う使命があるものと考えている。

・地域センター病院などの役割を果たす上で、医師体制の充実をはじめ、検査機器等の設備など、医療資源への多大な投資が必要とされている。

・これらを維持していく上で、いわゆる「不採算部門」に係る経費については、病院経営の健全化に影響いる。

・繰出基準に基づく国等からの財源措置は一部でしかなく、一般会計の負担となっている。

・その負担軽減に向けて引き続き強力的に国等に対して要請する。

(3)新病院の診療機能を有効活用するための経営課題について

市政方針では、急性期のみならず高齢化の進行を例に挙げ地域密着型の医療の提供にも努めたいとしているが、市立病院が担おうと考える地域密着型の医療の範囲及び、二次医療を中心として整備を進めている新病院の収支計画に加わる地域密着型医療の診療の提供による収益面の影響をどの様に分析されているのかについて質問。

【市長答弁】

・市立根室病院は、急性期医療を基本とした地域完結型の医療を提供する役割を担う。

・高齢化の進行による、「医療弱者」の増加などの社会変化は、市立根室病院の患者動向にも表れている。

・過去5ヵ年の年代別の構成。65歳以上の高齢者は入院で概ね7割を超え、入院・外来を合わせても5割を超える状況となっている。

・現状においては急性期医療を担う「2次医療」としての役割だけでなく、いわゆる「1.5次医療」として地域密着型の医療の役割を担わざるをえない。

・急性期医療を基本としつつも、病床の稼働状況を踏まえながら、急性期医療として可能な範囲で地域のニーズに応えていく。

・収益については、新病院の計画に大きな影響を及ぼすものではない。

(4)経営健全化を進めるための体制とチェック機能について

経営健全化は単に収支の改善だけではなく、患者サービスの見直し、接遇の改善、業務マニュアルの見直し、業務フローの改善等多くの改善を進めなければならない。この急務の課題解決のために特別チームを組む必要があるとこれまでも述べてきたが改めて市長の考えについて質問。
また、一般会計支出金を考えると、病院の経営健全化は病院だけの問題ではないので、適時的確に病院の経営状況を一般会計がチェックするルールも必要と考えるが併せて市長の考えについて質問。

【市長答弁】

・病院改革に向けた取り組みについては、これまでも院内の各部門や各種委員会等において検討や取り組みを行なってきた。
・また、更なる円滑な推進を図るため機構改革などの体制の充実も取り組んでいる。

・議員ご指摘のとおり、取り組まなければならない課題が山積している状況であり、不採算部門を抱えながらの経営健全化への取り組みなど、今後も院長を先頭に病院改革構想などを進めていく。

・特別チームなどについても推進基盤の整備のあり方についての参考にしたい。

・経営状況のチェックにつきましては、一般会計からの繰出金への影響があることから、改革プランの進捗状況や運営状況などについて、担当部署との定期的な協議を進める。

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