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2011年12月17日 (土)

市議会定例会 一般質問その3

3.根室市の学力低下問題への取り組みの必要性について

1)現状分析と解決すべき課題への取り組みについて

【質問要旨】

 当市の学力低下の状況・実態がどのような傾向にあるのか、その解消のためにどのような取組が必要なのか伺いたい。

【教育長答弁】

・平成22年度に実施し、既に公表をしたものでありますが、全道平均の水準を下回っている
・特に中学校は、全道と比べ相当低く、または著しく低い。

・要因は、学校における学習指導、教科指導方法に工夫の余地があり、当市は新規採用教員の配置が多く経験豊富な教員の割合が低く教育条件の整備が十分でないこと、また、家庭での学習習慣の定着が遅れていること。

・根室市全体の学力向上にあたっては、中期的視野に立った、より積極的な取り組む。
・本年度「根室市確かな学力向上に関する取組方針」を定め学校、家庭、教育委員会各々の取り組みを明確にした。

・本年度は意識付けの年と位置付けた
・教育委員会の具体的な取り組みといたしましては、学校経営方針についてのヒアリングの実施、学習サポート教室の開催、巡回指導教員の配置等の施策を実施

2)学力不足の地域経済力への影響について

【質問要旨】

学力低下の問題は、地域の経済活動を担う人材を確保する企業の経営に影響を及ぼすほか、学力向上のため、都市部の進学校へ進む者やその家族がこの地を離れるなど、人口減少にも大きな影響がある。

このことから、学力低下の問題は、教育現場だけでなく、根室市全体の問題・課題として取り組まなければならないものと考えるが、地域経済力への影響といった角度から、市長の考えを伺いたい。

【市長答弁】

・「学校・家庭・地域」が連携し、教育環境の充実に努めることが重要

・学力低下は本人のみならず、将来の地域経済を担う人材の育成・確保を必要とする、市内企業の経営に影響を及ぼす。
・都市部への進学により流出した人材の知識が、地元に還元されないなどの現実は、
人口減少と相まって、地域経済にとってもマイナス要因であると認識している。

・子どもたちの学力向上に加え、道徳観・勤労観を育むための、一体となった環境づくりが、地域に根ざした豊かな見識を持った人材の確保、さらには、地域力の向上に繋が
る。

・地域社会全体の問題・課題として捉え、教育委員会はもとより、関係機関と十分に連携を図り、取り組む。

3) 学力向上に対する目標と新たな取り組みについて伺いたい。

【質問要旨】

北海道は平成26年度までに、学力を「全国平均以上」にすることを目標として掲げたが、根室市の学力向上に対する目標と新たな取組について伺いたい。

【教育長答弁】
・当市の学力は残念ながら一部を除き全道平均を下回っている状況であり、まずは全国学力調査において、全道平均を上回ることを目標としたい。

・来年度は「根室市確かな学力向上に関する取組方針」の2年次目であり、23年度の調査結果を分析、学校改善プランを見直し、「意識」から「充実」に向けた、新たな学校・家庭・教育委員会の取組を行う。

・学校教育では基礎・基本の徹底が必要であることから、少人数指導や習熟度別指導の取組を着実に進める。

・家庭では学習習慣の定着、生活習慣の改善を
・社会教育行政の面から、学力向上に結び付く取り組みとして「根室市読書活動推進計画の策定」や、「ねむろわんぱくチャレンジ」の本格実施などの施策を推進


学力問題自席からの再質問のポイント(全て述べていませんが)

・学力低下を地域全体の問題と捉え、対策を講じるためには、全市民の危機感の共有が必要。

・そのためにも、全国学力学習状況調査の結果について、より具体的に結果、順位なり平均点などの情報が開示できないのか?

・正しい実態を示すことからはじまるのではないか?

・この点について改めて教育長のお考えを伺いたい。

参考その1

・9月定例会で「根室出身者を医師に」、「志のある子供たちを育てなければ」といったやり取りがありました。
・国公立の医学部を受験するためには、センター試験の平均点85%以上の点数が必要になります。
・根室市内か医学部を受験するためには、本人の相当な決意と並々ならぬ努力が必要ですが、それ以上に
・地域全体の学力の底上げをしていかなければ、中々85%の平均点に到達することは困難だと思います。

・現在の地域の実態はどうでしょうか? 全国共通学力テストで85%を超えている生徒は何パーセントいるのか?その中で何人が医学部目指すのか?

参考その2

・昨年の北海道新聞の低学力をテーマにした特集記事のなかで、道教委の見解として、中堅以上の教員の異動希望は、親の介護などから出身管内へのものが多いが、根室管内の人気が低いのは「根室出身の教員が少ないから」と指摘されています。
・地元出身者を教員を輩出し、地域の人材育成に貢献をといっても、学力がつかなけれは、そういった人材も育てることは難しいわけです。
・国公立の教育学部を目指すためには、センター試験で60%から70%近い平均点が必要になるわけですが。

※これらの参考例を踏まえ

・早い時期から自分たちの実力を知っていなければ、また、目標を持った取り組みをしていなければ夢はかないません。

・自分たちの地域の実態・実力知らないでいること、そういった状況の中にあること、こういった状況で学ぶ子ども達が一番の犠牲者ではないか?

・学力が全てではないとは思いますが、低いことで様々子ども達の挑戦できる道が狭まってしまいます。

・その道を広げてあげるのが、家庭であり、地域であると考えます。

・教育長のご答弁は学校、家庭、教育委員会の取り組みを明確にして行くとのお考えも示されましたし、また、全道平均を目指すという力強いご答弁もありました。

・市長からは、地域全体の問題・課題として捉え、教育委員会や関係とも連携して取り組んでいきたいとのご答弁でした。

※具体的目標が見えない?

・どの様にして地域全体で取り組んで行かなければならないのか、具体的な目標設定が必要ではないでしょうか?

・地域が子ともたちの学力向上とう問題・課題に対してどのような取り組み・活動をすべきか、現時点で具体的なお考えがあれば、改めて、伺いた。(教育長、市長へ)

※学校や保護者、地域、経済界など連携するする学校運営(学力向上対策)の在り方について具体的な検討、取り組みを早急に行う必要があるのでは?

※問題点とされている歪な教職員の体制実態解消にたいする考え方?

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