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2011年11月28日 (月)

議会改革に関する市民報告会について

本日、議会改革に関する市民報告会が開催されました。

以下は、長いのですがメモをとっていましたので報告します。

なお、会場で配布された資料をPDFファイルにしてアップしましたので、参考にしてください。

根室市議会「議会改革調査等特別委員会」の審議に関する中間報告書

※本日の「議会改革」に関する市民報告会説明資料。
議会改革中間報告
この資料に基づき佐藤委員長が報告しています。


日 時:平成23年11月28日
会 場:総合文化会館多目的ホール
参加者:市民 13名、 議員19名、報道関係

議長あいさつ

・ 平成21年12月に議会改革等特別委員会の設置を条例化。これまで36回の会議を行ってきた。
・ 来年6月までに議会としての意見集約を行い、議会基本条例の制定を目指す。

佐藤委員長より約2年間の議論、協議してきた内容について報告

・ 平成21年12月に委員会を設置。
・ 4000人の署名をどう取り扱うか議論してきた。
・ 平成17年度に議員定数を24名から20名に削減した経緯もあり。
・ さらに削減するとすれば議会活動ができなくなる等の意見もあり改選前の議会では議論せず、新しい議会で、定数問題と議会のあり方について議論することとしていた。
・ 根室市議会は、これまで、30名から20名へと定数削減をしてきた経緯ある。
・ また、政務調査費については透明性が図られており、倫理条例、常任委員会の削減もおこなってきた。
・ しかしながら、多くの市民の声を受け、改めて議会のあり方を検討すべきとした。
・ 全国的に議会に対する批判が強くなっておりその分析も必要と考えた。

審査機関として市民代表としての役割を担っているのか?
今後、どのような役割を担わなければならないのか?
等々を議論してきた。

また、議会改革に先進的に取り組んでいる市町村や学者等専門家の声を聞こうということで研修会を開催。昨年5月に実施した。

以上のことを踏まえ、

議会の役割については、

議会は 地方自治における二つの代表(首長と議会)のうちの一つである
議会は、条例の制定の立法機関、議事機関・監査機関・評価機関。
議会は、住民の福祉の充実に寄与することが目的
議会は、行政と対等であり、市長とは別に市民の代表としてしっかりと審査、評価する組織。
市長、首長の権限、組織力が明確になっているが、議会はそうではない。
対等な関係にはなっていない。
議会としては、
住民主体の2元代表組織の一翼を担わなければならないと認識
議会基本条例を設けることとした。

議会と市民の関係、議会と行政の関係、議員定数と報酬の3点を検討事項とした。

二つの小委員会を設置して検討を進めた。昨年9月から今年の5月まで検討を行なってきた。

議員定数と報酬については、なかなか議論できず、委員会全体で議論をすることとした。

市民と議会の関係については、

・ 議会報告会の開催。 市民参加の議会、年1回以上の報告会を開催する。
・ 参考人制度、公聴会制度の活用。 市民の専門的な見識を議会に反映。
・ 請願、陳情を受ける。(市民からの政策提言としてうける)
・ 議会だよりの発行。(多くの市議会が発行している)年4回
・ 議会の情報公開。市民との情報の共有を目指すものであり、市民と一体となった議会作りを目指す。

今後検討する事項
・ 議員による自由討論の場の設置(活性化を)
・ 審査事項について時間をかけること →  通年議会の検討。
・ 議会の付属機関への市民の参加について

行政と議会の関係については、

議会としての権限・権能の充実について
根室市には50以上の計画があるが、総合計画等ほんの一部しか議会の議決事項とはなっていない。
議会として、その他の情報について議論するタイミングがない。
議決権の拡大事項として20項目について新たな議決事項(審議事項)として条例化することとした。
物品購入について現在3000万円を超える案件が議決金額。これを2000万円(自治法)に下げることとした。

議会機能を充実させる諸課題について

組織・体制について


組織体制の見直し、代表者会議の位置づけ、会派制、常任委員会の在り方について検討
通年議会の導入(審査期間を十分にとるため)は必要であるが、行政との調整が必要。

今後の協議、検討が必要な事項

・議会の意思決定から自由討論について
・議員研修調査のあり方について
・事務局機能のあり方について

議員定数報酬については、

現在、継続審議中であるが次の様な意見がでている。
・ 市民からでた提言がたたき台。
・ 定数減が必ずしも議会改革ではないが、定数を減しながら議会改革を進めていくべき。
・ 今後は、少数精鋭で個人の資質を高めること。
・ 常任委員会は2委員会制で良いのではないか。
・ 先に人数ありきとして、14、16名が提示されている。
・ 市民からの4000人の署名と請願は大きい、議員一人ひとりの活動が、市民に伝わっていなかったことが問題。
・ 議員活動が不透明であったこと。アピールがたりない。
・ 議会だよりや報告会を行なってゆくこと。
・ 議会の持つ権能と権限は限定的である。

議員報酬について


・ 報酬審議会で検討を
・ 若い人材がでてこられない原因を考える。現行の報酬では厳しい。
・ 日当制で議員になるものはいない。
・ 他都市に合せるしかない。
・ あらゆる年代、組織等から出られるような条件をきちんとすることが必要。
・ 報酬より政務調査費の充実を考えるべき。

今後の特別委員会の進め方について

これまで協議してきた内容を具体的に議論し、今日のように市民の声を聞き議会基本条例としてまとめたい。

最初から全部のものが一度にできるとは思わないが、積み重ねることにより、充実につとめたい。

究極の目標は「住民福祉に寄与すること」。それが目的である。

以上説明終わり


意見交換に参加いただいた市民の声

・非常に残念。ITの活用がない。
・Twitterや facebookなどのITを活用し議員活動をしてはどうか。
・顔が見えない。
・市民が望んでいる政策と議会の感覚にずれがあるのではないか。
・市民の生の生活感を議会に反映してほしい。
・商店街も大変である。市中経済の活性化について行政に提案してください。
・定数削減についてどう思っているのか?
・報酬について、上げた方がいいのかどうか
 →議員個々に意見をもっていると思うが、現時点で議会として考えの整理ができていない。来年の6月までには議会としての意見をまとめたい。
・市民は議会の中身をよくわからないと思います。
・12月からの活動は評価したい。
・議員報酬、人数については、各都市の状況等ではわかる。
・議員定数は、減らせばいいということではないと考える。
・しかし、19名で実際にやっているのではという考えもある…
・報酬、政務調査費を上げ、役割をにない、市民の付託に答えて行くことが必要と考えます。
・補助金を受けている団体には議員が委員長になれない。補助団体とは単位町会も補助団体になるのか?町会、地域の町会長になってもいいのではないか?
・議員の人数は少なくていい。専門分野の方々の声を聞きながらと言う意見もある。市民の英知を多いに活用するようにしてほしい。
・事務局の人的強化?重荷になりませんか?
・4000人の署名。 なんらかの回答を
・議員の質問内容等新聞で見ている範囲であるが、なるほどなと言う意見は殆どない。
・どういう角度、どういう分野で質問していいか、役所に聞きにくる議員もいる(いた)と聞いている。
・ひとりひとりの活動がどうなのか?
・議員一人ひとりの質の問題が問われている。選んだ市民の側にも問題があるのかもしれない。
・議会改革は、市民がどう納得するか?
・結論はないが、納得させるだけの議員活動が求められている。
・議員は、経済活動については弱いのでは?
・市民の中に一歩踏み出した。市民も参加しなければと思い参加した。
・このような手法は高く評価した。
・各委員会の中で参考に、と言うことで多くの市民の声を聞いていただき、やっていただきたい。
・常任委員会重視の考えをもってやっていただきたい。

以上

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