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2011年1月11日 (火)

消防新庁舎に関することなど

昨日、本ブログに消防新庁舎に関するコメントをいただきましたので、本日、消防本部に事情を伝え、午後、管理職の方々からお話しを聞く事ができました。

お聞きした内容については、ブログコメントにまとめましたので、そちらも是非お読みください。

http://nimuoro.lekumo.biz/honda/2011/01/post-0be1.html

今回の新庁舎は旧市役所第2庁舎を利用した管理棟の整備でしたので、制約がある中で行われた改修事業であったと言えます。

現在の庁舎は昭和37年に整備された施設で、老朽化も進んでおり、本来であればもう少し早い時期に移転新築が必要だった施設だと思います。

消防庁舎を見せていただきましたので、現在の状況を一部紹介しますね。

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ニ階事務室横のトイレの天井

※新庁舎のトイレ部分は教育委員会時代のまま(改修していません)だそうです。

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食堂及び小上がりスペース 今は一度に14人がテーブルに着けます。

※新庁舎では、16人分の椅子が準備されます。

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仮眠室まえのロッカー。現在は、このロッカー室前で消火作業や災害出動後の濡れた衣服着替えができているそうです。

※新庁舎ではこのスペースは無くなります。(個室仮眠室前の通路で着替えることになるとのこと)

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8ベット×3か所の仮眠室

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一人ひとりのスペースは畳1枚より若干広いくらいです。

朝6時に起床し写真の状態に清掃するそうです。

個人のプライバシーは殆どない状況です。

※新庁舎では個室仮眠室になり17室が整備されます。

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お風呂は現在殆ど使用されていないそうです。

※新庁舎は1坪程度のユニットバス+脱衣所+シャワー室0.8㎡程度が1箇所

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これは、新庁舎に整備される予定の排気ガス排出システムのイメージ図です。

現在は、地下埋設となっています。

日々点検作業が必要であり、車庫の中でエンジンをかけて行いますので、この様なシステムが必要になるそうです。

以上、今日、見せていただいた消防署施設の状況です。


 根室市は港湾整備、市立病院存続のために多額の一般財源を投入せざるを得ず、その結果、多くの施設整備にしわ寄せがきており、図書館も旧公民館の改築施設であったり、体育館(各種大会を誘致可能な規格を有する)もなく、野球場には照明設備もなく、総合運動公園構想も当初の計画とはかけ離れたものとなったり等々公共施設に関しては充実しているとは言い難い状況です。

消防本部も国の緊急経済対策がなければまだまだ建設は先送りになっていたのではないでしょうか?

コメントにも書きましたとおり戸籍や図書館の電算化なども経済対策のメニューにならなければ整備は困難な事業でした。経済対策事業は雇用創出が目的の一つですので大量のデータを登録する要員人件費が補助対象になったためできた事業です。

ここまで我慢してきたことで、ほぼ全額国庫支出金を財源に事業ができたわけですが、財政力があれば、いや、病院経営や港湾整備に一般財源の持ち出しがなければ、もっと早く取り組めたはずです。(これが根室市の現状です。)

しかし、一方では、多額の一般財源の持ち出しが必要な事業があったために、行政改革等を通じて行政全体の節減対策が行われ、職員定数の削減、人件費の独自削減への取り組み、ゴミ処理手数料の有料化への取り組み等々言葉は悪いのですが臆病なぐらい緊縮型の財政運営を続けてきたことで、各種財政指標が道内各市に比べて、今は、良好な水準にあるわけです。

http://nimuoro.lekumo.biz/honda/2010/11/post-1d61.html

問題はこれからです。

ここ数年の投資的事業の拡大は経済対策(100%国庫支出金)によるものであり、従来の状態にもどれば、同じ規模の事業は出来ませんし、実施するとすれば一般財源の持ち出しが必要になります。

病院建設問題の混乱の原因は、公立病院耐震化臨時交付金措置(経済対策)を受けるた、申請条件、指定条件(H22年度内着工)をクリアするための期限に縛られ、最も重要な病院の機能や経営見通し等の判断を先送りにし、建設ありきで進めてきたことです。(そう思っていない方々もいるようですが)

今後の病院事業会計の経営状況によっては、これまでの蓄えもあっという間に底をついてしまいます。

病院の建設は既に始まりました。(今日の様子です。既に、裏口が取り壊され、旧精神病棟も一部取り壊しがはじまっています。)

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経営状況、医師確保の状況によっては、行政運営上これまでにない厳しい選択も必要になるでしょうし、更なる市民の我慢も伴うものと考えます。

この数年、今まで実施できなかった事業に着手できたのは、国の経済対策によるところが大きかったわけですが、こういった新たな、そして、突発的な流れに乗る時に、まちづくりの方向性を見失わない様、行政が大きな枠組みのPDCAをしっかり行い、市民に情報を伝える作業を怠らないようにすることが必要と感じています。

今日も一日色々と悩んでしまいましたが、今年も、皆さんと一緒に悩み、考え、アイディアをまとめ、そして、提案型の活動を続けたいと思っています。

頑張りましょう!

コメント

かなり中枢の方から消防施設の情報を聞く事が出来ましたが、残念ながら本田さんの調査よりも、もっと贅沢な内容でした。 それと、これは非常に残念ですが病院については、建てることに意義があるという事に集中している為、いざオープンしたならば、毎日500万の赤字が懸念されているという事が議論にも上らないという現実に「どうなるの根室」という危機感で一杯です。 財政破綻しなければ判らないのが根室市の現実ということですね。

てすとさん コメント有難うございます。

>かなり中枢の方から消防施設の情報を聞く事が出来ましたが、残念ながら本田さんの調査よりも、もっと贅沢な内容でした。

そうですか...

12月の記者懇談会に示された図面と同様のものを見せていただき、担当管理職から説明を聞きましたが、最初に書き込み頂いたシャワーや浴室に関しては図面上でも各1ヶ所しかありません。(個室仮眠室にはシャワー等の設備はありません。)

事務室等執務スペースについても、今より若干広くなる程度です。備品等については相当使用年限も経っていますので、私は移転時に更新すべきと考えています。(購入単価については市の基準があるはずですから消防だけが華美なものになることはないと思います。)

新施設については、今後、見学のできるタイミングもあると思いますので、確認したいと思います。また、てすとさんのこのコメントについても消防本部に伝えます。

次に病院の件ですが、これまで何度もこのブログにも書きましたし、私の活動報告会などでも建設以上に病院の経営改革が重要であることを述べてきました。

「毎日500万の赤字が懸念」と書かれていますが、これまでブログ上では「年間の収支不足額(=一般会計繰入金)」をベースに議論してきました。

今年度の決算見込みではこの収支不足額は12億5千万円程度になることが12月の補正予算審議の中で示されました。
この金額を1日当たり換算すると「342万円」です。

私は、医師招へい対策の如何によっては15億円(1日当たり411万円)を超える収支不足の可能性もあり、一般会計はどの程度までそのの補てんができるかについても何度か質問しています。

長谷川市長は15億円程度までの繰出しであれば補てん可能と述べています。
財政担当部署からも同様の回答を得ていますが、財政当局は4年、5年とその状態が続けば、一般会計も厳しく、また、一般会計からの補てんの前提は「現行の地方交付税制度の下であれば」と条件も示しています。

てすとさんが言われる毎日500万円の赤字を同様の考え方に置き換えますと年間約1,825百万円の収支不足額ということになります。
医師招へいができず現行の医師体制から悪化し平成19年度の様な体制になってしまえば、その可能性もあります。

議会審議の中でも様々問題点等は指摘しましたが、病院建設は既にスタートしています。

今後は、病院の経営改善に全力で取り組み、併せて、安定的な医師招へい対策を目指さなければなりません。

根室市の財政を破綻させる訳にはいきませんので、今年度は病院の経営問題、医師招へい対策については議会でも集中的に議論していかなければならないと考えています。

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