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2011年1月17日 (月)

このまちの為に

先週12日、現職財政課長の突然の訃報に言葉を失ってしまいました。

彼は市役所時代情報システム構築を共に行った大切な仲間(戦友)でした。

根室市は平成元年2月1日に住民情報のオンライン化がスタートしました。
その後、住民情報、税務情報、給与情報のオンライン化を次々と行い、平成6年度から3カ年かけて財務会計システムのオンライン化を進めました。

彼とは、丁度、この財務会計システムの開発の時期に一緒に仕事をしました。

当時は、各自治体が独自にプログラム開発をしていた時代です。
市によってはプログラマーまで養成している所もありましたが、根室市はプログラミングは外注し、それ以外の部分を職員で対応していました。

システム開発は、プログラムを作成する前のパッケージソフトの検証、業務分析、システム化要件定義、プログラミング、完成後のプログラムのテストそして職員用マニュアル作成と研修、と多くの工程を経て本番稼働という流れになります。

ソフトの検証、業務分析、システム要件定義作業を行う為には、業務ノウハウが必要になりますので、財務会計のシステム化では予算、決算、会計部門別執行等々各業務の勉強も必要でした。

プログラミングを除く全ての過程を職員でやりましたので完成までの3年間はほぼ毎日残業でした。(その前の5年間も同じ様な状況でした。)

情報システム部門の仕事は言わば道具作りみたいなところがあり、システムは動いて当たり前、何時も期限に追われ、ミスは絶対に許されない仕事でしたのでプレッシャーも相当なものでした。

でも、市役所にはそれまでなかった新しいタイプの仕事ですから、残業をしていても当時の上司、人事担当部門には中々その中身を理解してもらえませんでした。

当時の情報管理係は、職員が行きたくないキツイ職場の一つと言われていましたので、そんな中で、一緒に働いた職員は私にとっては大切な戦友です。

あれから10数年が経過、一緒に構築した財務会計システムは今も当時のまま稼働しています。その間に、彼は、財政のスペシャリストとなり市の中枢を担う職員に成長しました。

昨年、第3回、第4回定例市議会予算審査特別委員会で、財政問題について議場でやり取りしましたが、戦友の成長を嬉しく誇らしく思いつつ、今後は、議員と職員という立場は違ってもこのまちに対する思いは一緒、財政問題で彼と対峙できるよう頑張ろうと心に誓った矢先でした。

あまりにも突然の訃報。悔しいです。

彼の志、思いを皆で繋いでほしいものです。このまちの為に。

私もその一人でありたいと思っています。

御冥福をお祈りいたします。

コメント

私も彼の訃報を聞いて愕然としてこの根室市のこれからの
財政のあり方を心配しました。市立病院の新築問題で根室市の負担が増えていくことが心配です。最近は彼と話はしてなかったが3階の喫煙コーナで会って良く根室市の財政の事を話を聞いたものです。某地元新聞の記者と聞いていました。彼は本当にこの根室市の財政の裏の裏まで知っていてなおかつ一番心配していました。根室市にとって本当に惜しい人材がいなくなったのが非常に残念でならないです。

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