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2010年10月 9日 (土)

四回目の議員活動報告会を開催しました。

10/8 19:00 少し間が空いてしまいましたが第3回定例会に向け議員活動報告会開催しました。

今回は、9/30に長谷川市長に提出した要望書の提出理由、9/29付けで公表された病院改革プラン(改定版)の分析、新病院建設事業の進捗状況とその課題等について報告しました。

改革プラン(改定版)については、8月までの患者動向と医業収益、病院から示されている現時点での決算見込みを比較し、その実現性、実行性について説明しました。

改革プラン(改定版)と決算見込みでは、患者動向、医業収益とも大きく乖離があります。

詳しくは、説明用に作成した資料(抜粋版)をご覧ください。※説明資料PDFファイル

現時点では、この改革プランの収支見通しが市から示されている最新情報になりますが、新病院の建設費を含む収支見通しとしては、極めて、精度に欠けるものと言わざるを得ません。

報告会に出席者からも、

・一般会計からの繰出金はどのくらいまで膨らむのか?

・予算や計画と決算数値の大きな乖離に疑問を感じる。

・情報開示が不足している。

といった質問や意見がありました。

一般会計繰出金は、改革プラン(改定版)では、H22年度964,617千円としていますが、決算見込みでは、約12億円。同じ9月に示されるデータにこれだけの差があることも問題です。

収支見通しや後年次の市民負担、医師や看護師の招へい対策の経過などが不透明な中、新病院建設は間もなく着工です。

市民と協働のまちづくり? 何を共に行うのかさっぱり理解できません。

実施設計の中で院内の要望を組み入れて事業費も55億円から約63億円に。患者や市民にとっては駐車場や院内アメニティが問題です。根室市はじまって以来の大事業の進め方としてあまりにもお粗末です。

協働のまちづくりを進めるというのであれば、真実を、正しい情報を開示し、市民が自ら意思決定をできるようにしなければならないのではないでしょうか。辛い選択、我慢という選択も市民が自らできるように...

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四回目の議員活動報告会を開催しました。を参照しているブログ:

コメント

期待通りの資料作成、ありがとうございます。
分かりやすくできていますね。
「改善プラン」がいかに希望的観測を積み上げたものかよくわかります。
計画と実績を対比すれば一目瞭然です。
市民を欺く資料を作り続けてきたことが明らかです。
病院建て替え後の実質赤字額は今のままでも12億円+α+4億円程度になるでしょう。αは医師減少による損失拡大です。麻酔科医がすでにいませんので、今年度の実質損失は13億円を超えるでしょうね。
とても一般会計で補填し続けることができるレベルではないでしょう。職員給与を30%カットするというなら話は別ですが、そういう覚悟があるのでしょうか?ないですよね。

療養型病床は135ベッドへ減床申請時にアウトになったのですね。これで根室は全国にも稀な「療養ベッドゼロの町」になり、老人医療のビジョンのない恥さらしな町になってしまいました。ふるさとを思いながら、他の町の医療機関で亡くなる老人が増えます。
地方医療推進協議会の提言がこうも簡単に、市議会での議論すらなされずに消滅してしまったことに怒りすら覚えます。
「市長が介護施設の増床でと云う結論を出したから」と市議がそれに迎合したことは許しがたいことでした。市議会が市政の追認機関になっているというのはこういうことを指しています。

三人の市議の皆さんがどこまでおやりになるか、期待しています。
うまくいかない場合は、最後のカードを切ることになります。病院建設はストップするでしょう。
そこまでやらずにすむことを祈ります。

1年間ペンディングして、35億円程度で建て替えたいものです。

ebisu さん コメント有難うございます。

療養病床の問題、深刻です。地域医療計画を策定し高齢化が進む中で地域医療はどうあるべきか、また、その中で市立病院がどの様な役割を果たさなければならないのか等々、市長に方針を示すよう求めています。

これまでの議場でのやり取りでは、医療型療養病床を整備する考えはないようです。

報告会でも市立病院の病床数が199床から135床になることで64床の医療型療養病床整備の可能性が失われることを説明しました。後は、急性期患者や診療体制の動向によりますが、残る135床の範囲内でのやり繰りでしか医療型療養病床の整備ができなくなります。

介護療養病床と医療療養病床では役割がちがうのですが、役割の違いやそれぞれのこのまちにおける必要性等が整理がされていません。

「地域医療ビジョン」が策定されていないことが一番の問題なのですが...

老老介護は、50代、60代の我々が既に直面している大問題です。目をそらすわけにはいかない問題です。

>「市長が介護施設の増床でと云う結論を出したから」と市議がそれに迎合したことは許しがたいことでした。

その通りだと思っています。議会は市政の追認機関であってはいけませんし、住民を代表して市政に対するチェック機能を果たさなければならないものと思います。

市長の考えに反対すること=野党と言う発想では、議会改革は進みません。二元代表制の意義を考え、行動すべきと考えています。

病院建設の問題も市民目線で考えれば、当たり前のことが、どうも、補助金や起債の申請といった事務手続きが最優先され、その期限に追われ、結果として住民不在の状態のまま事務的に事が進められている様に見えます。

誰でもそうでしょうが、何かを購入する時に、自分の財布と相談し、やり繰りができるという判断の下に、買い物をします。(ブログでも何度も言っていることですが...)

根室市はじまって以来の大事業、そんな大きな買い物をするのに、財布の中身を明らかにしていなわけですから、市民が不安に思うのは当たり前のことです。

「どうかしているぜ!」と多くの方々思っているのではないでしょうか?

10月議会に新病院建設実施に係る補正予算が計上されますので、今議会は、非常に重要です。

3月議会で、私が予算に反対したのは、事業の進め方です。

厳しいスケジュールの中で進めなければならないことは重々承知していますが、あまりにも不透明、グレーな進め方を改め、市民への説明責任を果たすこと、そして、市民と共に進める事業であってほしいと要望したものです。

半年が経ちますが状況は変わっていません。

>三人の市議の皆さんがどこまでおやりになるか、期待しています。

頑張ります!

こんちには、石動美緒と言います。

本田議員の活動を影ながら応援しています。
議員活動報告の方にもお伺いしたかったのですが、仕事の都合でお伺いできませんでした。

Blogで活動報告でご使用された資料PDFを見ましたが、改革プランの収支見通しがすごく現実から離れているように思います。
一番目に付いたのは、根室市の人口が減少し、高齢化が進んでいる中で、外来患者数が増加するという点などが非現実的だと思います。

高齢化が進んでいるのだから、市として療養病床を検討する必要があります。
ebisuさんのBlogを閲覧すると、色々市と病院に関する問題点があるのではないかと思います。

根室市民にとって、病院は必要な施設です。しかし現在の建設計画は市民を蔑ろにしている計画に思います。

本田議員の今後のご検討を期待いたします。

石動美緒 さん コメントありがとうございます。

地域医療に対するビジョンが見えない今のやり方が問題です。医療型療養病床の問題は深刻です。

ebisuさんのブログは読んでいます。病院の内部の方と思われる発言が多数あり、非常に危機的な状況と思っています。

H19年の様な悲惨な状態にならないようにとは思っていますが、心配です。

議会でどこまでの質問ができるか悩んでいます。質問通告が15日午後3時までですので、もう少し考えを整理したうえで質問の通告をしたいと思っています。

明日の所信表明を踏まえて対応します。

見込みと実績の乖離が大きいので、予測能力がないのか、
理由があって無理な見込みを言わなければならないのかどちらなのでしょうか?

世間のいわゆる無駄な公共事業は、地元建設会社のために工事をすること自体が目的で無理な予測をするのは理解できますが(しかし補助金などの詐取の疑念が残る)病院の場合はどうなんですかね?

一般人が経営改善をどうするか考えれば、うまくやっているところを研究すると思います。根室病院は参考にするような経営改善に成功して医師の招請に成功している公立病院とかあるのですか?うまくいっているところを研究するのはイロハのイのように思いますから、もうとっくにしているのでしょうか。でもならばこうはならないような気がします

Km さんコメント有難うございます。

>理由があって無理な見込みを言わなければならないのかどちらなのでしょうか?

地方自治体の予算は単年度予算主義ですから、歳入(収入)に見合う歳出(支出)をもって編成作業が行われます。
病院会計の収支不足を補う費用も含む一般会計繰出金はこの考えの下で予算計上されますので、一般会計の収入の見通しが立たない場合、或いは、企業会計の独自性や自主努力を期待する場合、一般会計からの繰出額を抑え、病院会計の収入見込み額を多く見積もるケースもあると思います。

新病院建設の前提となる改革プラン、起債申請においても病院事業会計の収支見通しが一番の課題であり、病院事業会計の単年度の収支均衡が求められていますので、収支不足額を出さない様な計画を作らなければならないものと思います。

しかし、今後30年間借金の返済が伴う大事業を実施するわけですから、事業費や維持管理費を含めた、現実的な収支計画を示すべきです。それがなされないまま進んでいることが問題です。

後で、「こんなはずではなかった」と言っても取り返しがつきません。

>うまくやっているところを研究すると思います。

自治体病院の中にも黒字の病院はあります。毎年、総務省から全国の公立病院の経営状況の分析結果が報告され、類似規模の病院の経営状況も比較検討ができますし、公立病院経営改善事例集も公表されます。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/23907.html

この中の類似規模の病院のケースなどについて検証するよう、資料を示しながら、予算委員会で指摘はしています。

改革プランで求められる人件費比率などの目標値も経営状態の良い病院の平均的な数値がベースになっていると思います。それらを目指していかなければならないわけですが、それらの数値的乖離が現状の問題点であり、解決すべき課題であると思います。

新医師臨床制度実施に伴う医師不足、診療報酬改定により導入された7対1看護等国の医療制度改革が地域医療の崩壊の引き金になっています。

病院経営には自助努力だけでは解決できない問題も含まれている訳ですが、それを承知で新病院建設に着手するわけですから、同時進行で経営改革に取り組んでいかなければなりません。

場合によっては職員人件費の大幅な削減(市全体として)という選択も考えなければならない事態になるかもしれません。

議会中の忙しいさなか丁寧な回答をありがとうございます。
そういえばお隣の町立中標津病院は 一般病床180床・療養病床19床 人工透析 22床と病院概要にはありますがいくらかかったのでしょうね。ちょっと調べてみます

kmさんへ 町立中標津の状況を調べてみました。

町立中標津病院の経営改革プランが下記サイトで見ることができます。H22年度は常勤医師20名、嘱託医師2名の体制です。(科別の配置目標が示されています。)H21年度に内科が4名に減員(18年度7名)の影響があるようです。
病床数は一般病床180床、医療療養病床19床
※一般病床180床の内53床がH17年8月から休床しています。

H21年度の経営状況  ※( )は市立根室病院

1日平均入院患者数95名(97名)、外来737名(574名)
病床稼働率は47.9%(48.8%)
料金収益 26億6千万円(26億5千万円) 
一般会計繰出金は11億2千万円 (11億7千万円)
職員給与費比率 57.5% (66.6%)
人件費総額 17億4千万円 (18億8千万円)
材料費 7億(9億円)
減価償却費 2億8千万円 (7千万円)※中標津は建物の償還あり

町立中標津病院収支状況は医師体制も市立病院より充実していて、かつ、H11年度新築の建物の償還費用等を含むもの。


http://www.nakashibetsu.jp/nakashibetsu.nsf/image/13a56149c7230cdc49256e1300197e51/$FILE/kaikaku_H22new.pdf

詳しくは、状況の町立中標津病院の改革ブランをご覧下さい。

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