改革プランと9月末までの経営状況等を比べて
少し前まで、来週から始まる議会への心構え等かなり過激に書き込んでいたのですが、信じられないことに、保存ボタンをクリックした途端にログイン画面に戻り、書き込んだ内容が全て消えてしまいました(^^;
「今は書くな」と言うことなのかちょっと考えましたが、気を取り直し、もう一度、冷静に書き直すことにしました。少しトーンダウンです(笑)
来週から議会が再開されます。
26日代表質問、27日一般質問、28日各常任委員会、29日予算審査特別委員会が開催されます。
私は、27日に新病院建設と病院経営について一般質問をしますが、26日の代表質問の市長答弁等を踏まえ、質問を組み立てたいと思っています。
9/30長谷川市長へ病院建設に関する要望書を提出していますが、その後なしのつぶてです。正直呆れています。
その様な状況ですので、要望事項を中心に質問をしなければならないと思っています。
事前準備作業として改革プランと上半期の患者動向や医業収益との比較分析を行ってみました。10月8日の議員活動報告会でも説明をしましたが、9月末までの状況や決算見込みについても病院事務局から説明がありましたので、その内容を踏まえ整理しました。
詳細は、PDFファイルをご覧になって下さい。
改定版の改革プランが示されたのは9月29日。同時期に病院事業会計の本年度の決算見込み数値も示されましたが、料金収益で2億5千万円、職員人件費で1億6千万円もの乖離があります。
また、料金収益を前年度実績と上半期実績を比べると年間ベースで約2億円の減、改定版改革プランと上半期実績を比べると3億を超える減となります。
新病院建設着工を目前にしているこの時点であまりにも不透明な要素が多すぎます。計画・推計・想定とは言えこれだけ大きな乖離がありますので、より現実的な収支見通しを明らかにする作業は必要です。
医師招へいについても、3月末に泌尿器科医師、9月末に麻酔科医師が退職し、更に、外科医師の退職も予定されており、下半期の経営見通しも相当厳しいものと考えます。
新病院建設がはじまれば駐車場の問題等なども含め更なる患者減も予想されますので、24年の新病院開業までの収支は相当厳しく見込むべきと考えています。(この事は予算員会等でも何度か指摘しています。)
おそらく、新築後5,6年目に起債償還のピークがきます。改革プランでは公立病院特例債の償還期限であるH27年度までしか収支見通しが示されていませんがピークはH30年位になるものと考えます。
そこまでの分析・精査が必要ですし、それをせずに前へ進む判断はできません。
先日、コメント欄への返事を書く際に、町立中標津病院の改革プランを調べてみました。
平成11年4月に病床数220床でオープン。その4年後には21床返上し199床(内19床は療養病床)に、更に、H17年8月には53床を休床し、一般病床127床、療養病床19床となり、H21年度の一般会計繰入金が11億円を超える経営状況になっています。
H21年度は常勤医師18名、嘱託医師1名体制です。
現在、市立病院の常勤医師は15名、外科医も退職が予定されていますので14名体制になります。単純比較はできませんが、中標津に比べ5名も少くない医師体制です。収支見通しを考えると中標津より厳しい状況を想定する必要があるのではないでしょうか。
悪化する経営状況について説明をすることは大変なのかもしれませんが、隠していても負の連鎖が拡大するだけです。
医師との信頼関係を築いてゆく上でも、この様な進め方はマイナスではないでしょうか?現状そして将来見通しを正しく伝え、改善にご協力いただく事務サイドの真摯な姿勢が必要です。
根室市はじまって以来の大事業に着手するわけですから、市民に対しても、現状を、そして最悪の状況も説明したうえで、理解と協力を求めるべきです。
市民の理解と協力なくして病院建設はあり得ません。
9月30日の市議3名連名の要望書には返答なしですか。
あきれますね。
大人ですから、きちんと回答するのが筋です。
H市長はどこをとっても仕事の基本がでたらめな人のようです。大企業では係長どまりの能力の人が根室では市長をしていることに驚きです。
作成された資料は目を通しました。元々が起債承認を取り付けるために辻褄合わせの改革プランですから、現実と乖離していて当然です。
つまり、まったく当てにならない、参考にならない数字だということ。
本田さん作成の資料でそれが対比されることで、改革プランの偽善性がはっきり浮かび上がっています。
市長はこの乖離をどう説明するのでしょう?
明日からの市議会でのやり取りに注目しています。
投稿: ebisu | 2010年10月25日 (月) 22:34
ebisu さん コメント有難うございます。
本日10時から代表質問がはじまります。私は、明日、一般質問に立ちますが、今日の代表質問での質疑をベースに質問内容を精査しなければなりません。
改革プラン策定には、地域住民の視点にたち、安定した地域医療提供体制の確立と医療基盤の充実を目指した持続可能なビジョンづくり、戦略づくりが求められています。
改革プランの評価の意義は、病院の経営実態を住民の目にさらすこと、そして、住民の理解を得ることだと考えています。
改革プランもPDCAサイクルで改善につとめるべきです。
市民目線であること、そして、有りのままを示すべきものと考えています。
これから、議会へ向かいます!
投稿: 本田 | 2010年10月26日 (火) 09:00