「分娩休止過疎に拍車」の記事・イラストを見て
昨日の北海道新聞のイラストです。
道内179市町村のうち83%の149市町村には分娩できる医療機関がなく、少子化、過疎に拍車かける悪循環と報じています。
根室市は、市立病院が分娩休止になってから間もなく10年...
新病院には新生児室等分娩再開にそなえ施設整備はされましたが、医師2名、助産師5名、小児科のバックアップ体制等々人的ハードルが高く、再開の目途はたっていません。
現在、北海道が地域に必要な病床数の調整など地域医療構想を取りまとめているところですが、根室市は自治体病院広域・連携構想(H19年度)の中で唯一一市単独の医療圏として位置づけられてきましたので、地域医療のあるべき姿、隣接する医療圏との連携について、市として主体的に構想策定作業に取り組む必要があると思います。
その中で、周産期医療に対する地域の考え、今後の目指すべき姿、目標についても明らかににしていかなければならないものと考えますが、このイラストを見ていると個々の自治体の努力に限界を感じます。
広域連携の中での現実的は最善策をまずは考えなければなりませんし、北海道全体の課題として周産期医療についての方針・方向性を示すことも必要であり、地域の考えを、道に対して伝えていかなけれならないものと考えます。
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