平成27年6月定例月議会一般質問 病院問題3
1. 市立根室病院の経営改革と医療安全推進対策等への取組みについて
(3)診療情報提供と「患者権利章典」の制定について
【質問要旨1】
「診療情報の提供等に関する指針」が定められているが、患者、家族に対してどのように説明されているのか、また、現在の利用状況について伺う。
【市長答弁1】
診療情報の提供に関する説明について
・平成17年に「個人情報の保護に関する法律」が施行されたことから、当院でも同年に、「市立根室病院における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」及び「診療情報の提供等に関する指針」を制定し、個人情報の適正な管理に努めています。
・患者や家族からの診療情報等の開示請求に対する取扱いについては、院内掲示や、入院時のしおりなどで、説明している。
・平成26年度の開示請求の件数につきましては、7件の請求があり、全てを開示した。
・今後も積極的な診療情報を提供することにより、患者や家族とのより良い信頼関係を構築することに努めたい。
【質問要旨2】
病院における患者の基本的な権利や責務を明確にし、病院職員の更なる意識改革を図り、患者が医療に主体的に参加していけるよう支援することなどを「市立根室病院患者権利章典」として定め、病院改革の柱の一つとして取り組んではどうか、見解を伺う。
【市長答弁2】
市立病院における「患者権利章典」の制定について
・近年、医療に関する情報の普及や、自ら治療方針の決定を望む患者が増えてきたことなど、医療機関と患者との関係は、著しく変化しており、全国の多数の病院において「患者の権利」を明確にする動きが活発になっていると承知をしている。
・市立病院では、「市民の健康を守るため良質な医療を提供し、市民に愛される病院」「市民が安心して暮らせ、心の支えとなる病院」を基本理念として、これまで、診療の提供はもとより、市民公開講座など各種の取り組みを行なってきた。
・今後においても、患者との信頼関係の醸成を図ることは重要であると認識している。
・病院事業管理者のもと、院内のプロジェクトにおいて、病院改革に向けた取り組みを進めておりますが、患者の権利や責務に関する対応等についても、その中で議論を進めていきたい。
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