活動報告会を行いました。
12/5 まちなかサロン恋問をお借りして活動報告会を行ないました。
新病院は11/22に竣工。来年1/29の仮開院に向け移転準備が進められておりますので、病院事務局から頂いた各フロアーの完成写真で新しい病院の概要をご紹介し、併せて、現行の総事業費とその財源内訳などについてもお話させていただきました。
次に、市立病院から平成24年度決算見込みを含む平成27年度までの収支試算が示されましたので、今年度の10月までの患者動向や医業収益の実績を含め、分析資料を基に、患者動向と一般会計への影響等についてお話させていただきました。
また、12/12までパプリックコメントの受付が行われている議会基本条例(素案)について、私が、イメージしていた議会改革の方向性とそれらが議会基本条例(素案)にどう盛り込まれたのかという角度から、基本条例(素案)を説明させていただきました。
参加された皆さんからは、
・医師不足が続く中で医師体制の整備は大丈夫なのか?
・医師不足の原因は?
・短期出張医師に係る経費は?
・体制が整わなければ、一般会計の持ち出しが更に増える。市財政は大丈夫なのか?
・医師不足解消のため道東への医育大学誘致が必要なのでは?
・子どもたちが医学部を目指したくなるような、仕組みが必要では?
・議会基本条例の推進には議員一人ひとりの資質向上が必要
・まずは、条例事項の実践が必要。本当に条例に沿った議会運営ができるのか?
等々の質問や意見がありました。
病院の経営見通しですが、
入院患者数が中々回復しませんし、一人当たり診療単価が35千円台(改革プランでは40千円台)に、また、外来も10月末までの月平均が480名にまで落ち込んでいます。その結果、病院事業会計の収支均衡を図るため一般会計繰出金の大幅な増額が必要になります。
9月議会前の経営見通しの説明では、後半の患者動向を統計学的手法を用いて、今年度の一般会計繰出金は当初予算額の1,358百万円のままとしていましたが、その額が1,654百万円(296百万円増)に、平成25年度の繰出見込額は9月末に説明のあった財政収支試算の981億円から最大545百万円増の1,526百万円にふくれ上がりました。圧縮案も同時に示されましたが、ハードルは高く、厳しいものと考えます。
現在13名の常勤医師体制が15名になったと想定しての15億円台の繰出見込みであり、圧縮案の実現には更に複数名の常勤医師体制への招へいが必要です…
この問題は、来週一般質問で取り上げますし、また、補正予算審査でも議論になると思いますので、詳しい内容については、その結果を踏まえて別途報告いたします。
今回使用した説明資料は次の通りです。
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