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2012年7月19日 (木)

ビザなし交流青少年訪問団の見送り

7/18 15:30 5泊6日の日程で根室市と根室管内を訪問していた四島からの青少年訪問団が全ての日程を終了して、根室市内でのホームビジット受入家庭の皆さん、元島民、返還運動関係者等が見送る中、帰路につきました。

今回は、涙ぐむ子どもたちも多く、楽しい思い出が彼等の心の中に残ったものと思います。

昨年から根室市内のホームビジットが再開したわけですが、返還運動原点の地である根室の多くの市民が四島交流に関わること、交流を通じて、北方領土問題を考え、運動を風化させないことが必要と感じております。

午前中、市議会ではロシア首相の「北方領土訪問」への抗議と日本政府の強力な外交交渉を求める決議をしたばかり、同時に交流事業が進んでいるわけであり、自分が続けている活動について、いろいろ考えてしまいました。

様々、意見のあるところですが、私の思いを少し書いてみます。

外交交渉は国家間の問題であり、我々は、返還運動の最前線に立ち世論の喚起に努め、四島在住ロシア人との交流を通じ相互理解を深めることで国家間の交渉推進の一助になるものと信じ、この地でできることを積み重ねていくことが大切だと思っております。

今回「えとぴりか」で、人道支援事業として受け入れていた四島の患者3名も一緒に帰路つきました。

「えとぴりか」のデッキには第1回目の人道支援からリハビリ、機能回復を目的に市立病院で治療を受けている青年の姿もありました。

人道支援として患者の受入がはじまった時、病院の担当者としてかかわっておりましたので、この青年や彼のお母さんとは10年来の付き合いになります。港で毎年出迎え、見送りを続け、病院で会った時には声をかけたりと、小さなことですが、繰り返し、積み重ねていくことも必要と考えています。

四島交流事業の形骸化、効果を疑問視する意見もありますが、四島交流事業、自由訪問、北方墓参だけが元島民が故郷の島々に渡れる方法です。毎回、希望が叶い四島に行けるわけではありませんが、元島民の皆さんは、自分たちが行けない時も見送り出迎えのため港に集まります。一日も早く四島を返してほしいという願い、その願いを多くの人々に伝えるための活動だと思っています。

120718_2

写真は、昨日のニホロで行われたさよなら昼食会の様子

ビジットの方々とfacebookに取り込んだ交流写真を見ている様子

(e-mailやfacebookは四島でも利用できます。こういったツールの活用も新たな交流の手段です。)

生け花体験をした青少年の作品

そして、出港!

北方領土返還運動原点の地に生まれ、育ったものとして、望郷の思い叶わず他界された多くの元島民、その念と共に粘り強く運動を続ける元島民の皆さんと一緒に返還運動・四島交流事業を続け、更には、元島民の皆さんと共に市民運動の輪を広げる活動、新たな事業・メニューにチャレンジすることにも取り組んでいかなければならないと思っております。

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