根室市・ベトナム経済ミッションに同行参加
昨日、第4回根室市ベトナム圏輸出促進協議会にオブザーバー出席しました。
はじめに、平成23年のベトナム市場向けの輸出量の実績等について報告がありました。
昨年は、輸出品目は冷凍サンマ98.7t、冷凍秋サケ(頭、中骨)38t、冷凍マダラ(頭、ラウンド)4.8t、その他イクラ、明太子等の水産加工品11.5tなどで約150tが輸出されました。
輸出先は、ハノイ市、ハイフォン市、ホーチミン市の4社(直接貿易)。
※平成23年12月末、根室産の冷凍サンマや冷凍マダラに対し、ベトナム側企業より引き合いが寄せられているそうです。
この報告の後、この協議会が「ベトナム市場向けに行う海外販促推進活動」について内容の説明がありました。
目的は、ベトナム市場に向けて根室産さんまの輸出の促進を図るため、日本食を嗜好するベトナム富裕層に対して、「根室さんま祭り」のキャッチでアプローチし、市場開拓の可能性調査をすること。
実施期間は、平成24年2月1日(水)から5日(月)までの5日間。
ホーチミン市内の日本食レストラン等6店舗及びハノイ市内の高級スーパーマーケット1店舗で根室産サンマの特別メニューを提供。
また、根室市のサンマ生産者や加工業者等を中心に経済ミッションを派遣し、現地の水産企業や卸業者との意見交換、現地の水産加工企業の視察、卸売市場やスーパー等の視察、ベトナム商工会議所会員企業との意見交換等も予定されています。
協議会構成員9名、波多議長、事務局、通訳、オブザーバー等21名が訪問します。
オブザーバーとして報道機関や民間事業者、議員等の参加が認められましたので、私も参加することにしました。
昨年から始まった根室産サンマ輸出のプロジェクトで、5年間の目標等は示されていますが、正直よく見えません。経済活動にこれだけ行政がかかわるケースはこれまでほとんどなかったと思いますので、結果の検証と評価、公表をすることをお願いして予算措置などについては賛成しております。
しかし、多くの皆さんから内容を問われることもありますが、公開になっている資料だけでは説明しきれない点もありますので、「百聞は一見に如かず」ということで、日程調整をし、今回のミッションに参加することにしました。
この機会に「地域ブランド力とマーケティング」、「経済活動における行政の役割」といった視点で、市が中心となって進めるベトナム等アジア圏への根室水産物等の輸出について考えてみたいと思っております。
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