落石漁港ドクターヘリ離着陸訓練を見学
12/20 午前10時 落石漁港で行われたドクターヘリシミュレーション(離着陸訓練)を見学してきました。
今回の訓練は、救急事案に対するドクターヘリ要請、ランデブーポイントの選定、ドクターヘリの離着陸に伴う支援隊による支援活動、救急隊による傷病者への応急処置及びドクターヘリへの収容等、ドクターヘリが離陸するまでの一連の実地活動を確認することが目的です。
併せて、地域住民への啓発を目的に実施されたものです。
予定では、10時20分ドクターヘリ到着でしたが、阿寒町で実際の救急出動があったため、1時間遅れの訓練になりました。
ドクターヘリ要請から25分でヘリが到着。早いです。
落石漁港中央埠頭の15m×15mの黄色でペイントされた着陸ポイントにヘリが降り、待機していた救急車から傷病者の収容等の訓練が行われました。
落石漁協には海鳥観察のクルージングで全国から観光客の入込がありますので、ランデブーポイントとして指定されたそうです。
根室管内では、羅臼漁港、標津漁港などもランデブーポイントとして指定されています。
根室市内は、市の防災ヘリポートや各小中学校のグランドがランデブーポイントに指定されています。消防の担当者のお話では、国道44号線沿線にもランディングポイントを検討しており、何か所かは既に指定になっているそうです。
昨年の根室市内のドクターヘリの利用件数ですが、要請件数が70件で実際の出動は50件です。50件の搬送のうち35件は施設間搬送で市立病院から釧路市立や釧路 孝仁会記念病院への搬送です。また、50件中46件が防災ヘリポートからの搬送でした。
疾患別では、脳疾患30件、心疾患6件といった実績でした。
ドクターヘリは有視界運行が原則ですので、朝8時20分から日没(現地)までしか利用できませんので、夜間の救急患者は従来どおり市立病院から救急車による搬送ということになります。
今回、時間があり消防本部の担当の方から詳しくはお話くを聞くことができましたが、今後ともランデブーポイントの指定箇所の拡大や市民への啓蒙活動等頑張っていただきたいと思います。
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