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2011年6月29日 (水)

6月定例会について その1

すっかり遅くなってしまいましたが、先週21日から24日までの4日間の日程で開催された第2回市議会定例会について、報告します。

一般質問は次の通りです。 詳しくは PDFファイル をご覧ください。

1. 病院経営に関する諸課題について   
 (1)患者動向及び医業収支の実績及び今後の見通しについて   
 (2)病院経営改革を進める体制づくりについて   
 (3)看護師確保対策への具体的な取り組みについて   
 (4)市民ボランティア組織の立ち上げについて   
   
2. 商店街活性化・振興対策について   
  (1)これまでの商店街活性化・振興対策に対する取り組みとその評価について 
 (2)商店街活性化・振興のための行政の役割について   
 (3)商店街振興プランの策定について

市長答弁より

患者動向については

22年度決算 

・一日当たり入院患者数 91.8人 前年度に比べ5.3人減、

・一日当たり外来患者数525.4人 前年度に比べ48.7人減

・入院外来収益合計 24億2千万円 前年度に比べ 2億2千7百万円の減

・泌尿器科医(3月末)、麻酔科医(9月末)、外科医2名(10月末、12月末)の退職

・医局人事に伴う医師の交替

・外科医の退職に伴う手術件数の落ち込み

今後の見通しについて

・改革プランに掲げる目標より体制は1名少ない14名
・しかし、診療体制の確立により、現段階では昨年度後半にくらべ医療提供の観点からは充実
・病院経営の健全化を図るため経費の節減、常勤医師の招へいに全力で取り組む
・当初予算並びに価格プランの達成に努める。

常勤医師14名体制の患者数、医業収益、一般会計繰出金を推計は?
 

・診療科体制の確立等により5月末までの状況では患者数、医業収益共に前年並みで推移
・改革プランの確立に向け取り組む
 ※具体的な数値の提示なし。

 
病院経営改革を進める具体的体制や人員配置について

・病院の経営改革は、新病院建設基本計画、病院改革プラン、病院機能評価を3本柱として改革に取り組む。
・具体的には、市内医療機関や療養・介護施設との連携推進、患者サービスの向上や安全対策向上、診療報酬請求の充実や診療情報管理などを行う。
・体制の強化として機構改革を実施する。

 
看護師確保対策への具体的な取り組みについて

助産師、看護師の募集人員24名の根拠について

・入院患者の高齢化による業務の増大や患者サービスの向上、看護業務の緩和、医療安全対策などの観点から夜間体制の充実が必要であり24名を募集。

看護師確保対策の新たな取り組みについて


  実施する事業
   看護師養成機関への募集働きかけ
   潜在看護師の発掘
   院内保育所の保育時間の延長等働きやすい職場環境の整備
  先進地の事例を研究
   看護学生の視察や実習の受け入れ
   認定看護師資格取得支援

看護助手や病棟・外来クラークの増員について

・新病院基本計画運営方針の中で病棟や外来クラーク配置を掲げている
・病院改革に向けた取り組みの中で患者サービスや安全対策、看護師の負担軽減の観点から看護助手の増員をしたい。

病院ボランティア組織の立ち上げについて

・病院ボランティアの立ち上げに向け、4月から事務職が外来案内補助を開始
・具体的にどの様なニーズがあるのかを検討
・院内に検討委員会を設置し、新病院開院に先駆け実施できるよう検討

商店街活性化・振興対策について

これまでの商店街活性化・振興対策に対する取り組みについて

・平成12年に商店連合会、商工会議所と市の三者で「根室市中心市街地活性化推進協議会」を設置
・先進地視察、市民アンケート調査等を行うなど調査・研究を進めるも、国の制度活用の前提となる年次計画事業の直実な推進などに課題も多く基本計画策定に至っていない。
  
これまで実施した商店街活性化・振興対策について

・平成16年度より街中にぎわい創出事業(まちなかサロンの開設)
・一定の事業項はあった。

商店街活性化・振興のための行政の役割について

・街中にぎわい創出事業や国の緊急雇用創出事業等を関連機関との連携で取り組んできた。
・市単独施策として空き店舗出店支援事業を実施
・今後も商工会議所や商店連合会、関係機関との連携強化を図り民と官が一体となり低迷する商店街の活性化・振興に取り組んでいかなければならない。

商店街振興プランの策定について

・正確な現状把握に努めるとともに、振興につながる各種調査を進める中で、将来に向けた商店街振興のためのプラン策定についても、調査・研究に努める。

 次回は、再質問の内容について報告します。

コメント

二つだけ疑問に思ったことを書きます。

細かくて申し訳ないのですが、病院のホームページ上で「医師紹介」をみると医師数は13名ですが、これは間違いでしょうか。そしてこの13名体制は維持できるのですか?

決算は前年度実績値と比較することも大事ですが、民間会社では計画とも対比します。

1日当たり入院患者数は「平成21年度 新市立根室病院新築基本構想」によれば次のようになっています。

推計入院患者数140人(29ページ表-3)
推計入院患者数118人(30ページ「当院の必要病床数における予測入院患者数」)

二つ数字があること自体おかしいのですがそれはおいておきましょう。
決算ベースの実績値として本田さんがあげたH22年度の一日当たり入院患者数は91.8人です。

140人と比べると65.6%の達成率
118人と比べると77.8%の達成率にすぎません。

21年度の「~基本構想」も22年度の単年度予算も23年度の単年度予算もすべて虚構、辻褄合わせの捏造数字のオンパレードに私にはみえます。

病院のホームページ上で当初予算とその前提となった具体的数字を実績値と並べて表示して事実を市民に公開することはできないのでしょうか?

人口は2020年には25000人にまで減るでしょう。当たり前のことですが患者も減ります。ところが「~基本構想」では患者が増えた計画を載せています。
H22年 118人
H27年 122人
H32年 126人(2020年)
H37年 127人

2020年に人口が2.5万人とすると91.9人の実績値で比例計算すると入院患者数は76.5人です。療養型病床もないのに126人なんてありもしないバカげた数字ではないでしょうか。

このままでは、病院建て替え後赤字拡大で夕張のように診療所になりかねません。建て替え後職員の30%給与カットが現実の問題になりかねません。
根室の地域医療と市財政の未来を強く危惧しております。

市議が誰も具体的な数字をあげて質問しない中で、具体的な質問を繰り返すのはたいへんなプレッシャーでしょう。
でも、生まれ育った根室の地域医療がつぶれていくのを見過ごせないという郷土愛があなたを支えているのだと信じます。
損得抜きで、あるいは多少の不利益を承知で同調してくれる市議が増えることを祈っております。ふるさとのために。

ebisu さん コメント有難うございます。

>二つだけ疑問に思ったことを書きます。
>細かくて申し訳ないのですが、病院のホームページ上で「医師紹介」をみると医師数は13名ですが、これは間違いでしょうか。そしてこの13名体制は維持できるのですか?

現在 内科5名、小児科1名、外科2名、整形外科2名、眼科1名、泌尿器科(透析担当)1名、産婦人科1名、麻酔科1名 計14名です。

医師紹介では、整形外科が1名になっています。2名の常勤医師で診療に当たっておりますが、1名の医師が短期派遣(3カ月程度と聞いておりますが?)の常勤医師であることから、医師紹介では紹介されていないようです。

体制の維持については、15名以上の体制を目指し努力するという答弁でしたが、今、一番危惧されている点は、札幌医科大学からの地域支援センター枠による医師派遣期限の問題です。

この点については、3月議会で質問していますが、新聞報道の通り、市は北海道に地域支援センター枠による医師派遣の延長を要請しています。

その結果次第ですが、地域支援センター枠のルールは、4年間医師の派遣支援をいただいている間に独自で医師招へいを行うことですので、どの様な方法で派遣延長していただけるか、現時点では分かりません。

根室市は、現在、この地域支援センター枠で4名の医師を派遣していただいていますが、来年3月に3名、再来年3月に1名の派遣期限が終了します。


>病院のホームページ上で当初予算とその前提となった具体的数字を実績値と並べて表示して事実を市民に公開することはできないのでしょうか?

出来ると思います。

前年度対比、当初予算対比、計画対比を市民にも示すべきと考えます。

実は、今回の6月定例の報告その3で、この事を書こうと思っておりました。

6月定例会には、平成22年度一般会計補正予算や病院事業会計補正予算の専決処分の承認を求める議案が提出されており、その審査が24日の最終日に予算審査特別委員会を設置し行っています。

専決処分の審査は、既に、行政が執行してしまった予算等の承認の賛否の判断のために行うのですが、6月定例会に提出される専決予算は前年度の最終予算額ですから、ほぼ、決算数値と考えていいと思いますので、この審査は重要です。

決算審査は、根室市の場合11月になりますので、このタイミングでは、審査内容の反映は翌々年になってしまいます(議会改革事項の一つ)。

私は、この6月定例会の専決予算のチェックは重要と考えていますので、少し細かい数字を示しながら質問をしています。

詳しくは、その3で報告します。

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