メールアドレス

  • honda@officemics.jp

Twitter

« 病院建設等に関する特別委員会 | メイン | 市立病院スタッフとの懇談会 »

2011年2月 9日 (水)

市立病院東浦院長の講話

2/8 病院建設等等別委員会終了後、市立根室病院東浦院長のお話を伺いました。

テーマは、「今後の病院運営に向けて」

診療体制の状況、医師招へい対策の見通しは新病院建設を見据えた病院経営に対するお考え等をお聞きしました。

1102083

以下は、メモです。

・平成19年の医師引き揚げの原因について
・現状の医師派遣体制について
  地域支援センター枠(本来は一施設1名)
  市立根室病院は地域センター病院であり特別配慮あり
  現在は4名(最大5名)
  この派遣は4年間の期限付き派遣。
  平成23年度末まで3名、平成24年度末まで1名
  その他大学からの派遣 北大小児科1名、旭川医大眼科1名
  個人招へい 8名から10名
・勤務医の派遣要請のハードルは高い。
  地域支援センター枠の派遣継続要請が必要
  北海道、札医大への要請(今年度中にクリアしなければならない)
・旭川医科大学からの派遣と現状の体制の違い
  大学からの派遣 旭川時代 17名  現在 8名(残り半分は個人招へい)
・短期派遣の実態
  外来(耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、循環器、消化器、乳腺、産婦人科)
  診療応援(小児科 2泊3日体制でローテーション)
  当直 月40コマのうち 16~20コマを大学に依頼
  待機応援 (内科、外科、整形外科、眼科)
  麻酔応援
・短期派遣に要する経費
      年間 2億4千万円  プラス 旅費交通費
・病院経営の2本柱
  地域センター病院としての急性期患者への対応
  高齢化社会への対応(慢性期患者、ターミナルケア)
・地域が求める医療
  医療が高度専門化する中で循環器、消化器、呼吸器、腎疾患、精神内科等々
  専門的な診療を求める。
  対応は難しい。
  根室では、スタンダードな医療を目指し、高度医療は高次へ
  患者、家族とのコミュニケーションを大切に
・プライマリケアー、市民の介護への対応
  社会的原因による入院への対応 
  介護支援の必要、介護難民への対応
  亜急性期病床の利用
  131床を遊ばせないで、60%程度の収益であってもベッドを利用すべき。
  介護士、助手の枠を増やす必要あり。
  看護師は看護師本来の仕事へ
・地域医療を守るために
  病院と病院の連携
  病院と診療所の連携
  老人保健施設や介護医療施設との連携
  システマティックな連携が必要である。
  在宅医療も重要
・医業収益と患者数の推移について
  医業収益は医師数だけではない
   17年(17名)→21年(17名)、22年(16名)
  収益的には減
・収益アップのために
  外来、入院患者数が伸びない中で
   診療報酬請求漏れの解消
   医師・職員のチェック不足
  病院の信頼度アップを
   経過観察入院、亜急性期病床の利用
   外来での長期処方の見直し
  レセプト点検、窓口事務委託先との連携見直し
・何故、患者が増えないのか
  患者さん中心の医療であったのか?
   医師同士の連携、コメディカルとの連携
   事務職員は本庁に戻りたい…
  市民の信頼を得られているのか?
   原点にもどり考え直す時
・平成15年のアンケート結果
  医師、看護師、事務の応対の悪さが指摘されている。
  当時その改善に努めている。
  その結果17年度の状態まで改善したのでは
・経営危機は病院改革の絶好のチャンス
・ナンバーワンの病院を目指したい
  急性期(高次連携)ナンバーワン
  患者、家族にやさしい病院ナンバーワン
  地域医療連携ナンバーワン
  訪問診療、在宅看護ナンバーワン
  市民との交流ナンバーワン
・職員全員参加の“チーム市立病院”を目指したい
  患者本位の医療→信頼を得ること→職員の自信
  「医者がいないから出来ない」ではだめ
  自治体病院からの脱却
  公務員的な発想ではだめ 変わらなければ
  公営企業法の全部適用、独立行政法人化等民間企業的経営へ
・最終的な医師体制(目標)
  18名から20名の医師が必要
  スタッフ全員での病院改革
  市民の協力も必要
・医育大学の状況
  札医大、旭川医大でも地域枠の拡大を行っている。
  医療の現場につくまであと7,8年はかかる。
  平成30年まで生き残ることができたら
  魅力ある病院を目指さなければならない。
・医師招へい体制
  大学からの派遣
   地域支援センター枠の派遣拡大(継続)
   多くても4,5名(道全体で20名)
  個人招へい
   あらゆるつてを用いて招へい活動が必要
   実績のある民間業者への依頼(ヘッドハンティング的手法)
・新病院建設を進める中で
  脆弱な医師体制の中で60億円というプロジェクトがスタートする。
  診療体制については
   北海道の地域支援センター枠延長の要請活動
   小児科常勤医師の増員招へい(小児医療体制の充実のために)
  魅力ある病院をめざして
   研修病院としての位置付け
    札医大6年生3名の受け入れ実施
    後期研修受け入れ
    総合内科医養成施設の認定
    学会の認定施設(指導医、認定医等)
   市民、患者アンケートの実施
   市民との意見交換会等の実施
   医療機能評価機構の認定病院(釧・根ではまだ4病院)を目指したい。
    ※この4月から準備に入りたい。

以上

コメント

コメントを投稿

サイト内検索

  • powered by Google

1.根室市ホームページ お知らせ

2.北海道議会議員 松浦宗信オフィシャルサイト

3.根室市観光協会ブログ

4.ビザなしサポーターズたんぽぽ


| HOME意見・質問サイトポリシー | 個人情報対策


自宅・事務所所在:北海道根室市光洋町町1丁目39番地7
E-mail : honda@officemics.jp
Facebook : https://www.facebook.com/toshiharu.honda
Twitter : @toshiharu_honda

Copyrightc2009 Toshiharu Honda All Rights Reserved.