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2010年12月16日 (木)

一般質問について

12/15 第四回市議会定例会において一般質問を行いました。

今回は、前から気になっていた、職員構成の問題や職員研修のあり方、病院経営の根幹ともいえる「市民との信頼関係」の問題及び都市計画マスタープランの実行性をテーマにしました。

質問の内容はPDFファイルをご覧ください。

市長答弁の後、次のような意見等を述べました。

職員構成の問題ですが、事務系職員の構成が、下記資料のとおり、50代の職員が全体の35%を占めているのに対し30歳以下の職員が10%と非常にバランスの悪い状態になっていることを指摘しました。

また、今後5年間で41名の事務職の退職者が出る見込みとなっていることから、計画的な職員採用を行うよう要望しました。

2010402

2010403

職員研修については、学習目標を定めた計画的な人員育成の必要性と管理職個々のスキルに依存するOJT(on the job training)の問題点、OJL(on the job learning)、
への取り組みや知識の共有の必要性などについて考えを述べ、ナレッジ・マネジメントの活用について提案しました。

病院の問題については、

本年度上期の患者動向から市外への患者流出の分析と対策、診療情報の提供のあり方、医療安全管理対策への取り組みの状況及び接遇マナーについて意見を述べました。

患者流出の原因分析を行い、地域医療のあるべき方向性を考えるよう指摘しました。 

市外流出の状況ですが、診療体制が前年度とほぼ同じでありながら、国民健康保険医療機関別療養給付件数が今年年度上期で前年度同期対比24.1%も落ち込んでいること=患者離れが進んでいることを説明。

2010404

※小さな図ですみません。

一度離れた患者さんが何故戻らないのか、医師が短期間でこの地を去ってゆく原因等を病院だけでなく、議会も市民も一緒に市全体でいま一度考えなければならないことや安定的な医師の確保対策の状況と目指すべき診療体制を明らかにすべきであること等を指摘。

安全管理対策については、ハインリッヒの「一つの重大災害の下には、29の軽症事故があり、その下には300の無傷事故がある」という労働災害の事例に関する統計分析から導きだしたと言われている「1:29:300」の法則を例に、21年度の医療事故4件、ニアミス47件に対してヒヤリハット報告が8件という結果は、ヒヤリハット報告件数があまりにも少くなく、何故、安全管理対策を行っているのか再考し、ヒヤリハット等の報告がしやすい環境の整備等安全管理対策の充実を図るよう指摘。

専従医療安全管理者の配置の検討についても要請。

ホームページに掲載した事故件数に加え、事故の概要や今後の対策等についても掲載するよう検討を要請。

接遇マナーの向上については、接遇改善委員会を設置し組織的に強制力を持って取り組む必要があることを指摘しました。

都市計画マスタープランについては、計画の根幹ともいえる土地利用のゾーンニングが病院の現地改修により崩れたこと、及び、人口目標(H26年約30000人)が5年も早く割りこんでしまったことを考慮し、早急にプランの見直しが必要であることを指摘。

都市計画マスタープランはまちづくりの基本理念であり計画の進捗管理が必要であること、様々な施設整備はこの計画のチェックの下に行うべきであることを指摘。

Mp157s

都市計画マスタープランより

赤まる(私が加えました)の部分が病院に関する計画が示された部分です。現地改修により「医療・保健・福祉」ゾーン構想を描いた、この絵は崩れました。

この絵の見直しが必要と考えます。

以上

※明日は、10時から予算審査特別委員会が開催されます。

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