一般・特別会計決算審査特別委員会終了
平成21年度一般会計・特別会計決算審査特別委員会が終了しました。
2日目、3日目の私の質問項目は下記のとおりです。
◆消防費
・消防防災ヘリコプター派遣職員費用負担金 304,000円の内容について
・平成21年度の防災ヘリコプターの運航状況
・平成21年10月5日から運航開始したドクターヘリの消防の役割
※ドクターヘリの運航後防災ヘリコプターの利用はない。
※災害発生時は防災ヘリ、患者搬送はドクターヘリとうすみ分けができた。
・平成21年度の救急搬送実績(病院との役割分担の確認)
※病院の時間外、土日祝祭日は消防が担当
・消防力等消防本部の体制について
・ドクターヘリの運航上消防本部の役割について
着陸地点への救急車、消防車等を含めた人員配置の必要性について確認
◆労働費、農林水産業費、商工費
・ねむろ水産物ブランド推進事業 15,580千円(一般財源)
事業内容、効果分析
根室おさかな普及委員会の活動内容について
産地ブランド力 → 地域ブランドにたいする考え方?
市内4漁業協同組合以外の参加企業、団体の拡大対策について
根室水産物の普及宣伝活動の在り方について
・ねむろ産業元気づくり事業 決算額9,206千円(一般財源)
内容と効果
HUGマート出展料 679千円 → 事業の評価について
PDCAサイクルに基づく活動をすべき。
行動結果分析と改善を繰り返すこと、そのプロセスを市民周知すること。
・観光物産センター管理運営委託料 7,077千円について
H21年度初年度として3カ年間の指定管理者制度の導入 初年度の評価は?
入館者数 横ばい
指定管理者が根室市観光開発公社でスワン4白鳥台センターと一緒
同じ様な施設?、機能集約?、納沙布の民間活力?、北方館との差別化?
指定管理者制度、民間活力による効果的、効率的運用を検討
◆土木費
・都市計画用途地域・臨港地域指定業務委託料 5,303千円の内容について
・都市計画マスタープランの位置付け
・策定に要した経費
→H12年からH17までかけて策定 経費は約1千万円
・21年3月に市立病院の現地改修の決定をいている
・都市計画マスタープランとは異なる結論をだした。
都市計画マスタープランでは、駒場町に医療・福祉・保健ゾーンを計画。
マスタープランの根幹が崩れたのでは?
・この事でマスタープラン見直しを早める必要はないのか?
・人口目標もH26年度3万人の想定が既に崩れいている?
※マスタープランのみなしはH26の予定
→ 見直しの検討を行う。
◆教育費
・小学校コンピュータ整備事業 42,690千円の概要について
小学校のPCの整備状況について
導入システムの構成について
国が定める目標値との格差について
コンピュータ教室 一人1台 → 根室市 二人に1台
教務用PC 一人1台 → 根室市 学校に一台
校内LAN 普通教室等でのネットワーク活用
→ 職員室とコンピュータ室間のみ
国の経済対策を活用したPCの整備であり、計画的に国で定める目標値を目指すべきでは?
※PCの更新時期が過ぎており、現行機器の更新にとどまった。
テレビの地デジか対策
国は50インチ以上のテレビの配置を計画 根室市 50インチ以下のものもあり?
教育部門のICT化、スクール・ニューディール」構想との違い
教育委員会としての将来計画が不十分では?
将来構想があれば、経済対策予算も有効に活用できるはず
・図書館費
図書館システムの導入効果
データベース化の今後の目標と人的体制について
※郷土資料のデータベース化を進める
飯田三郎資料展示室の利用状況と文化会館への移転について
◆歳入
・教育使用料・総合文化会館使用料 3,781千円について
H21年度 教育に関する事務の管理及び執行上の点検及び評価報告書P39学識経験者の意見(総評)
文化会館の利用各団体から施設利用料が高くサークル会員も減り、利用が難しくなってきている。
施設利用料の状況について
利用状況に変化があるのか?
利用団体の実態把握はしているのか?
利用しなくなった団体等から理由を聞いているのか?
利用状況調査や意見要望等アンケート調査を実施してはどうか?
・市税について
平成21年度の収納率 94.6% 全道3位
収納率向上対策への取り組みについて
自主納付 80.7%
口座振替、納税貯蓄組合による納付状況 13.5%
職員・徴収嘱託員の対応 4.4%
郵便振替 0.9% 等
今後の収納率向上と利用者の利便性の観点から
コンビニエンスストアでの納付、クレジットカード決済を提案
収納部門の一本化については検討されていないのか? → 検討する!
・地方交付税と平成21年度の各財政指標について
平成21年度の地方交付税の状況
一般会計の経営状況と各財政指標についての評価
将来負担比率、実質公債費比率、連結実質赤字比率についてのチェックポイントについて
将来負担比率については、一般会計、特別会計、企業会計以外の市が50%以上の出資をしている公社等の借金有無をチェックすること。
※夕張市は第三セクター等に対する観光振興への多額の出資が破たんの大きな原因。
※従来型ひ経営指標では見えなかった。
連結実施赤字比率は、自治体の全ての会計の赤字額と黒字額の合計
今は、赤字決算ではない。今後、各会計の赤字か黒字かをチェックすること。
病院事業会計は、一般会計からの多額の繰入により収支の均衡を図っていますので黒字になっていますが、一般会計が繰出できなくなれば、赤字会計になります。
今のところ、一般会計が各会計への繰出を含めて黒字決算ですので、この比率は該当しません。(21年度は、財政調整基金、減債基金 それぞれ1億5千万円積立をしました。)
※この比率が11.25%を超えると早期健全化が必要となります。
以上
議会でのやり取りにつきしては、今後、議事録として発表されます。
今回の質問では、決算内容の確認に止まることなく、提案型で改善案等アイディアも出来るだけ述べる考えで事前準備を行いました。
今回提案した内容については、市の取り組みについて、今後、チェックを重ねたいと思います。
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