メールアドレス

  • honda@officemics.jp

Twitter

« 江口医師の送別会 | メイン | 春の一斉清掃に参加 »

2010年4月17日 (土)

新病院建設に新たな交付金が決定!

今日の新聞各紙が伝えていますが、新病院建設事業に内閣府の地域活性化・公共投資臨時交付金10億72百万円の交付内示がありました。地域活性化・公共投資臨時交付金事業として約30億円が北海道に交付され道が道内市町村への交付配分を決めたものですが、先に交付決定の内示を受けている医療施設耐震化臨時特例交付金11億92百万円と合わせて22億64百万円もの国費が利用できるわけであり、まさに、今、この機会を逃すことなく病院建設を進めなければならないものと考えます。

今回の交付金決定の経緯は松浦道議の公式HPで詳しく報告されています。

残りの財源の殆どは起債措置(借金)になりますが、根室市は、過疎地域の指定をうけていることから、起債額の50%を過疎債で措置することができ、その元利償還金の70%が交付税で補填されます。また、残りの50%は公営企業債になりますが、公営企業債も元利償還金の1/245%が交付税措置されますので、起債装置額の46.25%が財源補てんされ、根室市の実質的な財源持ち出しは、起債措置額の53.75%となります。

本来、病院事業は、公営企業会計ですので建設費用については、そのほとんどを公営企業債に委ねざるを得ないところですが、国の経済対策や過疎地域の指定をうけていることで、これだけの財源措置が可能となっているわけですから、多くの市民が待ち望む病院建設にとっては、今が千載一遇のチャンスの時と言えます。

このチャンスを活かすことは当然ですが、だから全てOKということにはならないと思っています。

審議が未了となっている、新病院建設後の収支見通し、一般会計の負担限度、更には、療養病床の問題等を積み残しにしたまま、実施設計に突入することは無謀と考えます。

収支見通しが立たなければ起債申請にも影響がありますので、当然、この点について、市からプランが示されるものと思いますが、議会・市民がそのプランを判断するための時間はあまりにも少ないのではないでしょうか?

3月1日に、参考までにと示された収支見通しが独り歩きをしてしまい、不安に思った市民も多いと思います。

3月議会において、事業推進の遅れや残された時間の中でスケジュールを見直し、その内容を市民周知し、市民一丸となり、病院建設にとり組むべきであると、私は、訴えましたが、残念ながら、回答は得られませんでした。

4月も残り僅かです。5月末までには起債申請の関係で道、国とのやり取りがあります。積み残し課題については、その前に、市民への周知、協力と理解を求める作業が必要であると考えます。

平成21年度の患者動向も改革プランと大きく乖離しています。新病院竣工までの2年間を含めた、経営見通しと一般会計の負担を明らかにする必要があります。このことが、市民の関心事であると思います。

療養病床の問題も次期高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画(H24)に民間事業所の増床を盛り込むというだけでは、あまりにも乱暴な対応だと思います。現在の入所待機者の対策としては必要ですが高齢化比率はまだまだ上がっていきますので、少なくとも、積み残し課題とした事項であり、市として、根室市の高齢化の実態と今後必要な医療・介護全体の方向性、その中で市立病院の役割などを明確にする、全体ビジョンを示す必要があると思っています。

いずれにしても、この一大事業を進めるためには多くの市民の理解と協力が必要です。そのためにも情報開示が必要です。

先日、江口医師の送別会の席で、市民が一つになり病院建設を進めていく上で市民の寄附の輪を広げる活動も必要という話もでました。私も、市民一丸となるための活動が必要であると思います。その為にも、是非、情報公開を徹底しなければならないものと考えます。

ながながと書いてしまいましたが、明日午後6時30分文化会館2F第二講座室において、第3回目の活動報告会をやります。

病院問題は、今が一番大切な時期です。皆さんと一緒にこの問題について、お話をしたいと思っております。

よろしくお願いいたします。

コメント

病院事業債の交付税措置→元利償還金×「1/2」×0.45では?

ちょい |さん コメント有難うございます。

繰出基準額の45%なので元利償還額の1/2×45%=22.5%ですね。
訂正します。有難うございます。

交付金!ちょいと難しい話ですが嬉しい話ですね!
道議のHPも拝見させていただきました。
なるほどなるほど・・ 嬉しいことですが。だからこそきちんと建設後の事や、建設のプロセスをもっともっと話し合わないとダメですよね!市や市議ばかりでなく、市民が一丸となって取り組まなければならないと思います!市民の声を届かせるにはどうやったら・・・

根室っ子 さん コメント有難うございます。

ちょっとながながと書きすぎ分かりにくかったかもしれません。(反省)
昨日の活動報告会で資料を使いながら詳しくお話させていただきました。
PDFのファイルで資料も添付してありますのでご覧になって下さい。

>市民の声を届かせるにはどうやったら・・・

市が積極的に情報を開示・公開することが大前提だと思います。
情報が公開されない中で議論しようとしても無理があります。
根室市も情報公開条例を制定していますので、市から積極的な情報開示がない場合でも、開示請求により情報を得ることは可能です。しかし、新病院建設は、多くの市民が待ち望んでいる事業であり、市長が言っている「市民との協働のまちづくり」を進めるためにも、市が自ら積極的な情報開示に努めるべきだと考えます。

第3回、第4回定例会一般質問の中で、市民への説明不足、市民意見の反映の必要性について意見を述べましたが、議会や整備市民委員会への説明や市ホームページ上での公表等により対応するという答弁に止まっています。

私は、市民説明会を開催する等の積極的な手法を取り入るべきであったと考えております。(あえて過去形で...)

パブリックコメントの制度もありますが、こと病院建設に関しては、この制度も積極的には活用されていないと思います。

耐震化交付金(今般内示のあった地域活性化・公共投資臨時交付金を含め)の条件が平成22年度中の建設着工であり、様々な作業を急ぐ必要がありますので、市民への説明という大事な作業が後回しになってしまうことも若干はやむを得ないと思う気持ちもないわけではありませんが、このままで良い訳はありません。

建設のことのみならず、コンビニ受診の問題、市外への患者流出の問題、お医者さんを大事にしないと言われる地域性の問題、高齢化と医療環境の問題、多額の一般会計繰出を必要とする病院経営の問題等々、今、多くの市民の目が病院に向いているこの時だからこそ検討・改善への取り組みを加速できる事項も多々ありますので、今後の市の積極的な対応に期待をしたいですし、また、我々市民も小さな声で構いませんので一人ひとりが声を出して行くことが必要だと思います。

「市長へのはがき」、「直接担当部署へ問い合せする」、「病院の意見箱への投書」といった方法もありますが、これではあまりにも寂しい...

回答になっていませんが、「市民には十分情報を伝えている」という市の考え、「届いていないと感じる」市民がいること、そこに大きな壁があるものと感じております。

病院への意見で院内の「意見箱」に投稿しましたが、中央廊下に貼り出されるまで2~3ヶ月掛かりました。また、返答の内容がマニュアルでも見て書いたような内容でがっかりしました。私以外の意見の返答も同じようなものです。 これではせっかく良くしたいと思う気持ちを裏切られた気分です。 いっそのこと「意見箱」の撤去をお願いしたいくらいです。

病院建設ですが設計図面を見るにはどうしたら良いのでしょうか?
市役所や病院へ行って見れますか?

ちはる さん コメント有難うございます。

>いっそのこと「意見箱」の撤去をお願いしたいくらいです。

そうですか... 市民に愛される病院、心の支えとなる病院を基本理念とする病院ですから、理念に基づいた対応が必要です。

>病院建設ですが設計図面を見るにはどうしたら良いのでしょうか?

基本設計が3/26に病院に納品になっていると思います。
現時点では、市議会にも示されていません。来週4/26日午後、病院建設に関する特別委員会が開催されますので、確認の上、Blogで報告します。少しお待ち下さい。

コメントを投稿

サイト内検索

  • powered by Google

1.根室市ホームページ お知らせ

2.北海道議会議員 松浦宗信オフィシャルサイト

3.根室市観光協会ブログ

4.ビザなしサポーターズたんぽぽ


| HOME意見・質問サイトポリシー | 個人情報対策


自宅・事務所所在:北海道根室市光洋町町1丁目39番地7
E-mail : honda@officemics.jp
Facebook : https://www.facebook.com/toshiharu.honda
Twitter : @toshiharu_honda

Copyrightc2009 Toshiharu Honda All Rights Reserved.