2010「北方領土の日」根室管内住民大会
2/7は北方領土の日。正午から根室管内住民大会が文化会館大ホールで開催されました。悪天候のため管内からの参加者の欠席や到着の遅れがあり、参加者も例年より少ないような気がしました。(主催者の発表では800名の参加)
この事業は2月7日の「北方領土の日」が制定された記念すべき日に、北方領土の早期返還を叫び続けてきた根室管内住民が一堂に会し、北方領土問題の早期解決と平和条約締結に向け「原点の声」を全国に発信するとともに、青少年の弁論発表を通じて次世代を担う運動後継者の育成を目的とするものです。(大会パンフレットより)
第1部の管内住民大会に参加、続く、第2部の弁論大会も聞いてきました。
戦後64年が経過、いまだ具体的な進展のないまま今日に至り、元島民の半数以上が他界、返還運動の中心を担う元島民の高齢化が進んでいます。
後継者の育成も大事な課題です。地域でできること、続けていかなければならないことを粘り強く取り組んでいかなけらばならないと考えます。
疲弊する根室管内の経済、2、3世も運動以前に生活面で大変であるとの挨拶もありました。
日本とロシアの国レベル、或いは、北海道とサハリン州との経済交流が進む中、領土問題を抱える根室管内は、この流れから完全に取り残されています。
領土問題と経済交流を別のテーブルで進めるとするならば、北方領土の在住ロシア人との関係も、これまでの人道支援やビザなしなどの人的交流に加え、四島との経済交流等いまでき得る新たな枠組み・相互理解を深めるための事業についても取り組んで行く必要があると考えます。
東京の全国大会で「最も果たしたい一番大きな思いが北方領土解決」と語った鳩山首相に期待したいと思いますが、領土問題原点の地から、これまで以上に強いメッセージを発信してゆく必要があると思います。
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