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2012年10月14日 (日)

病院事業会計への繰出金について

12日の決算審査の中で、病院事業会計支出金について次の4つの資料を基に下記の通り考えを述べています。

※これまでに市から提供いただいている資料をベースに作成した私のオリジナル資料

■平成23年度の繰出基準別の繰出額の実績

121014_1

■繰出金の財源構成について

121014_2

■過去の繰出金の推移

121014_3

■繰出金決算額と改革プラン、改訂版改革プラン、予算のかい離

121014_4

以上の資料をベースに次の様な視点から考えを述べました。

・過去の繰出金の状況からみてもここ5年間の状況は異常事態である。
・繰出基準は公営企業法に基づくルール分の他、市独自の基準・ルールによる繰出も含まれている。
・一般会計の財政力からすれば7億円程度の繰出金が限度であり、10億円を超える繰出しが続けば一般会計も厳しいと答弁をいただいていた。
・しかし、繰出基準がここ数年で大きく変わった事から、8億円台までルール分として計上されるようになった。
・また、現在は、改革プランに基づく経営改善実施期間中であり、かつ、新病院建設事業推進期間でもあり、病院事業の収支不足を一般会計が全額補てんせざるを得ない状況である。
・現状、実態は理解しているが、果たして、繰出金が病院会計の要求どおりルールだからといってそのまま支出されていいのか?
・一般会計部門が厳しいチェック機能を果たすべきではないか?
・チェック機能を果たしていないがために、9月補正予算の様な多額の補正予算が詳細に渡って内容精査がされないまま議案として提案されてしまったのではないか?
・繰出金の殆どが一般財源。
・繰出基準に基づく繰出金だから全てOKではないのでは? 現実に、繰出基準以下の繰出金で運営している公立病院もある。
・限りある一般財源は、住民福祉の充実、地域振興のために使われるための重要な財源であり、一般会計がその財源確保のためにも病院事業への繰出金について責任を持って、チェック機能を果たすことが重要。
・今は、病院の収支見通しに対しても一般会計がチェックを入れるべき時ではないか?(9月に示された今年度の決算見込みの矛盾などについてチェックが行われていないことに疑問を感じる)

等々

副市長より、9月補正予算審査の結果を踏まえた改善の内容や収支見通しについても今後まとめる旨のお話ががありました。また、職員一丸となって新病院の開設、経営改善に取り組むとの答弁もありました。

佐藤議員からも、病院の経営実態を明らかにし、市民、議会、市、病院が正しい情報のもと、覚悟を持って、市のみならず市民一丸となって病院運営に向き合うべきであるとの意見がありました。

※正しい情報発信をしなければ、結果として、頑張っていただいている医師や病院スタッフにも迷惑をかけることになると思っております。「こんなはずではなかった」とならないよう、正しい情報を基に将来見通しを立て、覚悟をもって新病院の開院をむかえたいものです。

以上

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